スキマ時間学習はメリットだらけ!
仕事で忙しくても、卒業研究で忙しくても、子育てや家事で忙しくても、「自己実現や資格取得のために勉強時間を確保したい!」という高尚な志を持った方も多いと思います。
サラリーマンの方を例にとると、大手転職サイト「Vorkers」が調査したデータによると、2018年1月~11月の日本のサラリーマンの平均の残業時間は月28時間です。
さらに、通勤にかかる時間はおよそ片道1時間。
つまり、平均して以下のようなスケジュールを過ごすことになります。
・7:30 出宅
・8:30 会社到着
・9:00 業務開始
・19:30 業務終了(昼休憩、残業を含む)
・20:30 帰宅
1時間まとまった時間を確保するのも難しそうですよね。
しかし、どんなに忙しい人でも、スキマ時間に勉強することでどんどん自己成長を加速できるようになります!
「スキマ時間にちょっと勉強しても、あまり意味がないのでは?」
このように思う人もいると思いますが、実はスキマ時間学習には以下のの3つの大きなメリットがあります。
まとまった時間よりも、むしろスキマ時間の積み重ねに勉強したほうが勉強効率はいいのです。
私は、就職活動や卒業研究と並行して、東京大学院の受験勉強をこなしたり、コンサルタントとして月60時間の残業をしながら執筆活動をしていたこともあります。
なぜこのようなことが可能だったかというと、「スキマ時間を無駄にしなかったから」です。
本記事では、スキマ時間を最大限活かすための、超具体的な勉強法について紹介します!
誰でも今すぐ取り入れられることばかりですので、ぜひ今日から実践してみてください!


スキマ時間を活かす!超具体的勉強法8選
当然ですが、1日が急に25時間に延びたりはしません。
つまり、忙しい中勉強時間を増やすためには、なんとかして勉強時間を作り出す必要があります。
時間が延びないのであれば、日常生活の何気ない行動を勉強時間に変えるしかありません。
すなわち、トイレの時間や電車の待ち時間などを勉強時間に変えます。
これが、スキマ時間学習法です。
それでは早速、スキマ時間を活かす超具体的勉強法を紹介していきます!
① トイレ
② お風呂
③ はみがき
④ 車で移動中
⑤ 電車の待ち時間
⑥ 通勤電車の乗車中
⑦ テレビコマーシャルの間
⑧ 定食屋で食事が運ばれてくるまでの時間
トイレ
勉強時間に変えるスキマ時間の1つ目は、『トイレの時間』です。
トイレに入ると、用もなくスマホをいじる人は多いと思います。
この時間はぜひ勉強時間に変えていきましょう。
- 【自宅】:トイレの壁に「覚えたい英単語」「よく試験で間違える箇所」などを貼っておくことで嫌でも目に入るようになります。
- 【外出先】:単語カードを持ち歩いたり、スマホで勉強アプリなどを入れておけば勉強時間に帰ることができます。
とくに自宅のトイレの壁に「覚えたい内容」を貼ってしまうというのはとてもおすすめです。
1日に何度も目にするので、苦手な内容でもすぐに覚えられます。
忙しくてトイレに行かないという人はいないと思うので、誰でも勉強時間に変えることができます。
お風呂
勉強時間に変えるスキマ時間の2つ目は、『お風呂の時間』です。
お風呂は壁に紙を貼り付けたりすることはできないですよね。
お風呂では、【勉強内容を頭の中で反芻する】のがおすすめです。
リラックスしながら、勉強した内容をボーッと思い出す時間を作るだけで、記憶の定着率は大きく変わります。
ボーッと勉強内容を反芻する時間を作るためにも、シャワーだけでなく、ぜひ湯船に浸かるようにしてください。
寝る1時間半前までに湯船に浸かることで、睡眠の質も向上します。


はみがき
勉強時間に変えるスキマ時間の3つ目は、『はみがきの時間』です。
はみがきの時間は両手が使えないので、参考書や問題集をみるには不便です。
そのため、洗面所に「覚えたい内容を貼っておく」のがおすすめです。
はみがきをしている間に、その紙を見るだけで勉強になります。
とくにはみがきは寝る前にする人が多いと思います。
寝る前の時間は暗記のゴールデンタイムなので、はみがきの時間を無駄にするのはもったいないです。
『暗記のゴールデンタイム』については以下で詳しく紹介しています。


車で移動中
勉強時間に変えるスキマ時間の4つ目は、『車で移動中の時間』です。
実は、このようなデータがあります。
Business Management Degreeで、ビル・ゲイツ氏、ウォーレン・バフェット氏のような大富豪を含む富裕層と年収3万ドル(約300万円前後)以下の層について、下記のように発表しています。
①:大富豪を含む富裕層
②:年収3万ドル以下の層
①:63%
②:5%
オーディオブックと言う言葉にあまり馴染みがない人もいるかもしれませんが、Kindleの読み上げ機能を使えば簡単にオーディオブック化が可能です。
Kindle unlimitedに登録すると30万冊以上が無料で読める上に、30日間無料体験もやっています。
30日以内に解約すれば、一切お金はかからないので、かなりおすすめです。
オーディオブックだと本を読むのが苦手な方でも耳から情報が入ってくるので簡単です。
私には、『活字は3分読むのが限界』と言っていた友人がいるのですが、Kindleの読み上げ機能を使ってから月に10冊以上の本を読んだり聴いたりするようになりました。
大富豪の習慣を身に着けたい人はぜひ無料体験を試してみてください。
電車の待ち時間
勉強時間に変えるスキマ時間の5つ目は、『電車の待ち時間』です。
ホームについてから電車が来るまで、1度の乗車あたり5分くらいの時間があると思います。
乗り換えが2回あるとすれば、片道15分。往復で30分もの時間です。
1日30分勉強時間が違えば、1年で130時間もの時間になります。(平日のみ計算)
立ち止まるとついポケットからスマホを取り出してしまう人も多いと思うので、スマホの代わりに単語カードをポケットに入れておくのがおすすめです。
ポケットがかさばって嫌だと言う人は、すぐに取り出せるところにしまっておきましょう。
もちろん、スマホはカバンの下の方に入れておきます。
暇な時間にスマホをいじるのは現代人の習慣になってしまっているので、自分で環境を変えていくことが大切です。


通勤電車の乗車中
勉強時間に変えるスキマ時間の6つ目は、『通勤電車の乗車中の時間』です。
「通勤電車は満員で、本を読むスペーズさえない!だから勉強なんてできない!」
このように思っている人もいるのではないでしょうか。
もしそうであれば、非常にもったいないです。
このような人が通勤電車で勉強する方法は大きく分けて2つあります。
- 電車が空いている早朝の時間に通勤する
- オーディオブックを耳学をする
私は①を選択していました。
「早く着いてもすることがない」と思うかもしれませんが、早く着いた分はカフェで勉強や読書の時間にあてていました。
7時前には会社の最寄り駅に着くようにしているので、1日1時間はまとまった時間を確保できています。
もちろん、車内は空いているため、本や参考書を読むスペースは充分にあります。
朝が苦手な人には②がおすすめです。
予めイヤホンを装着しておけば、本を開くことができなくても、本を聴くことができます。
オーディオブックはスキマ時間を活用するのにかなり適した方法です。
先程も紹介しましたが、大富豪と呼ばれる方々はオーディオブックを聴く習慣があります。
kindle unlimitedなら無料で試せるので、かなりおすすめです。
テレビコマーシャルの間
勉強時間に変えるスキマ時間の7つ目は、『テレビコマーシャルの時間』です。
もし目的がなくテレビを見ているのであれば、テレビをみる時間自体を勉強時間に変えたほうがいいですが、なかなかそう思うようにはいかないですよね。
テレビを作業時間に変える方法は以下の記事をご覧いただくとして、ここではテレビコマーシャルの時間を勉強時間に変える方法を紹介します。
1時間のドラマをみる場合、そのうちテレビCMの時間はおよそ6分間です。
ドラマとドラマの間のCMを入れたらもっと多い時間になります。
総務省情報通信政策研究所「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、2017年のテレビのリアルタイム視聴時間は、平日は159分、休日は214分です。
テレビを観ている時間の10分の1がCMの時間だとすると、平日は16分、休日は21分の時間になります。
つまり1週間で平日80分+休日42分で122分です。
1年は約52週なので年間122分×52週でおよそ106時間。
1日の活動時間である17時間で割ると、1年で丸々6日もの時間になります。
コマーシャルの時間を勉強時間に帰るためには、参考書や問題集を近くにおいておく必要があります。
それと同時に、スマホはテレビとは別の部屋に置いておきましょう。
いつもソファに座ってテレビを観ているのであれば、ソファから手が届くところに参考書を常備しておくのがおすすめです。
そうすることで、テレビコマーシャルのスキマ時間を勉強時間に変えることができます。
定食屋で食事が運ばれてくるまでの時間
勉強時間に変えるスキマ時間の8つ目は、『定食屋で食事が運ばれてくるまでの時間』です。
サラリーマンの方であれば、ほとんどの人が毎日外でランチをしているでしょう。
会社の食堂などで「食事が運ばれてくるまでの時間なんてないよ」という方は、その分早くランチが終わるということなので、余った時間を落ち着ける場所で勉強する時間に変えましょう。
昼食は外で食べるという人は、食事が運ばれてくるまでの時間はスマホをいじるのではなく勉強時間に変えましょう。
スキマ時間の中でも、椅子に座って落ち着いて勉強ができるチャンスです。
1日6分だとしても1週間で30分もの時間になります。
ちょっとした復習をするのには充分な時間ですね。
おすすめの方法は、ポケットに入る大きさの単語カードや参考書を持ち歩くことです。
A4用紙などに復習内容をまとめてポケットに入れておくのもいいですね。
トイレや洗面所に貼った紙を入れ替える際に、捨てるはずのものを持ち歩くと暗記の紙を新たに作る手間も省けます。
まとめ:スキマ時間も無駄にしない人が結果を出せる!
いかがでしたでしょうか。
仕事で忙しくても、卒業研究で忙しくても、子育てや家事で忙しくても、「自己実現や資格取得のために勉強時間を確保したい!」という高尚な志を持った方向けに、スキマ時間の超具体的な勉強法8選をご紹介しました。
① トイレ
② お風呂
③ はみがき
④ 車で移動中
⑤ 電車の待ち時間
⑥ 通勤電車の乗車中
⑦ テレビコマーシャルの間
⑧ 定食屋で食事が運ばれてくるまでの時間
全て合わせれば、1日に2時間近い時間になると思います。
1日2時間を積み重ねれば、1年、あるいは1ヶ月でも能力や知識量にかなりの差がでます。
机に向かわなくても、参考書を開くスペーズがなくても勉強することはできます。
それこそ、『目で見る、耳で聴く』だけで全然違います。
めんどくさがりの人でも、トイレ覚えたい箇所の紙を貼ったり、イヤホンでオーディオブックを聴くことはできるはずです!
自分ができると思ったものから、ぜひ実践してみてください。
大富豪の習慣を身に着けたい方は、kindleの読み上げ機能を活用してみてください!
kindle専用端末がなくても、スマホやタブレットで聴くことができます。
スキマ時間学習のメリットが知りたい人は、こちらをご覧ください。
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