勉強服でやる気・集中力がアップする
- 仕事をするときはスーツを着る
- 料理のときはエプロンをつける
- 寝るときはパジャマを着る
それなのに、勉強中に決まった洋服を来ているという人はほとんどいないと思います。
しかし、実際は、勉強服を決めると、勉強のやる気・集中力がアップします!
本記事では、「服装が人に与える影響」「どうして勉強服を着るとやる気や集中力がアップするのか」「勉強服はどんな服装がオススメなのか」を紹介していきます。
東大院生がおすすめする勉強法は、【東大院生おすすめ】効果の高い勉強法10選【場所やアイテムも】で紹介しています。あわせてご覧ください。
【勉強服って必要?】服装が人に与える影響はかなり大きい!
それでは、服装が人に与える影響をみていきます。
パジャマを着ると睡眠の質が上がる
実は、寝る前にパジャマを着る習慣がある人は、そうでない人よりも睡眠の質が高いという研究結果があります。
これは、『パジャマを着る→寝る』という行為を何度も繰り返すことによって、パジャマを着ると自然と脳が睡眠モードに入ることが原因だそうです。
「ネクタイを締めると気が引き締まる」という人もたくさんいます。
これも『ネクタイを下状態で仕事をする』ということを何度も繰り返しているため、ネクタイを締めることにより脳が仕事モードに切り替わるのが原因だと考えられます。
歩行者の服装によってドライバーの態度は変わる
イギリスにあるレスター大学の心理学者、エイドリアン・ノースの服装が与える印象についての実験を紹介します。
・イギリスでは、歩行者が道路を横断していたら自動車は停車させなければいけない
・このルールは必ずしも守られているわけではない
【実験】
・歩行者が道路を横断するときに車が停車するかどうかを1万8000回に渡って観察、分析した
【結果】
・歩行者の服装がだらしない場合→65.6%の車が停車
・歩行者の服装がきちんとしている場合→78.9%の車が停車
要するに、ドライバーは歩行者の身なりによって道を譲るかどうかを判断しているということです。
もっと言うならば、歩行者の身なりがだらしないと、道を譲ろうとしなかったのです。
これは、他者の服装が人に与える影響の例ですが、服装が人に与える影響の大きさは理解していただけたと思います。
冴えない普通の人がヒーローに?
アニメや映画などでも、『制服』が存在します。
「普段は冴えない人なのに、制服を着るとヒーローに変わる」という映画を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
戦隊モノのヒーローも”変身”することにより一般人からヒーローに変わります。
ここでは、『服装は行動や意識の変化を人に与える』ということを覚えておいて下さい。
勉強服を着て、やる気・集中力をアップさせる
次に、勉強服を着るとなぜやる気や集中力がアップするのか、また、勉強服はどのような服がいいのかを見ていきます。
勉強服を決めることで、脳に条件反射をつくることができる
・経験に基づき、後天的に獲得した反射行動
例)レモンを見ると、つばがでてくる
パブロフの犬を知っているでしょか。
ロシアの生理学者であるパブロフが行った条件反射に関する実験なのですが、簡単に紹介すると以下のようになります。
【パブロフの犬の実験】
- 犬にベルの音を聞かせる
- その後、犬にえさを与える
- これらを何度も繰り返す
- すると、犬はベルの音を聞いただけで唾液を出すようになる
この実験で一番重要な点は、意識しなくても唾液が自動的に分泌されるようになるということです。
つまり、何度も何度も同じ行動を繰り返すことによって、脳が無意識に反応するようになります。
寝る前にパジャマに着替える習慣がある人が睡眠の質が高いのと同様に、勉強の前に勉強服に着替える習慣をつけることによって、一瞬で勉強モードに切り替えることができるようになります。
脳が勉強モードに切り替わるということは、意識が勉強にのみ向いている状態ですので、やる気や集中力も当然アップします。
条件反射を利用した超集中法は、【パブロフの犬】一瞬で集中モードに切り替える『条件反射法』3選で続きをご覧ください。
こんな勉強服がおすすめ
私は勉強服を持っています。
と言っても、図書館やカフェなどの外で勉強をするときには着ません。
完全に、家で勉強するときようです。

- 「全然勉強する気が起きないよ…」
このようなときほど、勉強服に着替えることで脳のスイッチが切り替わるのを感じます。
では、勉強服を決めるときの3つのポイントを紹介します。
① リラックスできる締め付けの少ない服
② 普段あまり着ないような服
③ 少し派手な色をした服
勉強服を選ぶときは、長時間着用することもあるので、締め付けの強い着心地の悪い服はお勧めできません。
また、勉強するときとしないときのメリハリをつけるために、普段あまり着ないような服がおすすめです。
さらに、赤やオレンジなどの派手な服は、気持ちをシャキッとさせます。
これらのポイントをすべて満たす必要はありませんが、普段とは違った色や雰囲気の服装を選ぶことで、『勉強服を着る→勉強モードになる』という意識が芽生えやすくなる思います。

勉強のときの服装についてはよく分かったよ!
次はおすすめの『勉強場所』が知りたい!
勉強時の服装と同じように、勉強場所でも集中力は簡単に変わります。
勉強中の集中力を上げたい方は、勉強場所にも気を遣いましょう。
勉強服は一瞬で勉強モードに切り替えるアイテム
いかがでしたでしょうか。

- 「勉強したくても、やる気がでません」
- 「勉強したくても、気分がのりません」
このようなことは、誰にでもありますよね。
つまり、脳がなかなか勉強モードにならないということです。
勉強服という言葉はほとんどの人が聞いたことがないかもしれませんが、勉強服を着るメリットはかなり大きいです。
「なかなか勉強できない」を解決することができますし、集中力ややる気も向上するため、勉強の量と質の両方の改善を期待できます。
もちろん、勉強に限らず、仕事や他の作業にも応用できますので、ぜひ実践してみて下さい!
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