旧東工大、現在の東京科学大学理工学系大学院を受けるなら、倍率だけを見て判断しないでください。
東京科学大学理工学系の大学院入試は、A日程とB日程、学院・系、志望指導教員、英語スコアの扱いが重要です。古い「東工大院試倍率」の数字だけでは、現在の受験戦略として不十分です。
この記事では、公式情報をもとに、倍率の見方とA日程・B日程の確認方法を整理します。
東工大・東京科学大学大学院の倍率を見る前に知るべきこと

東工大は東京医科歯科大学との統合により、東京科学大学になりました。
ただし、理工学系大学院の受験では、旧東工大の学院・系に近い枠組みで情報を確認します。検索するときは「東工大」だけでなく、「東京科学大学 理工学系 大学院」でも調べてください。
最初に見るべき公式ページは次の通りです。
- 東京科学大学の大学院修士課程・専門職学位課程入試日程
- 東京科学大学大学院入試FAQ
- 志望する学院・系の入試ページ
- 募集要項
- 過去問題、英語スコア、研究室情報
東京科学大学理工学系では、A日程またはB日程のどちらの受験資格になるかが、出願後にマイページで通知されます。志願者が自由に選ぶものではありません。
ここを誤解すると、対策の立て方を間違えます。
A日程とB日程で倍率の意味は変わる

東工大・東京科学大学理工学系の院試で最も重要なのが、A日程とB日程の違いです。
公式の入試日程では、A日程は口述試験、B日程は筆答試験と口頭試問として案内されています。2027年4月入学・2026年9月入学の理工学系入試日程でも、A日程口述試験、B日程筆答試験、B日程口頭試問、合格者発表の流れが示されています。
整理すると、次のようになります。
| 区分 | 主な内容 | 対策の軸 |
|---|---|---|
| A日程 | 口述試験 | 成績、研究適性、志望理由、面接 |
| B日程 | 筆答試験と口頭試問 | 専門科目、英語、過去問、面接 |
| 共通 | 出願書類と英語スコア | 早期準備が必要 |
A日程に進めるかどうかは、系などが出願書類をもとに判断します。そのため、A日程だけを前提にしてはいけません。
B日程の筆答試験まで準備する前提で進めてください。
東工大・東京科学大学大学院の倍率を研究系別に見る方法
東京科学大学理工学系の倍率を見るときは、大学全体ではなく、志望する学院・系ごとに見ます。
旧東工大系では、次のような単位で確認します。
| 確認単位 | 具体例 |
|---|---|
| 学院 | 理学院、工学院、物質理工学院、情報理工学院など |
| 系 | 機械系、電気電子系、情報工学系、化学系など |
| コース | 系の中の教育課程 |
| 指導教員 | 研究室配属に関わる |
| 試験科目群 | 筆答試験の科目に関わる |
たとえば理学院化学系の大学院入試ページでは、説明会、入試概要、研究室訪問などの情報が案内されています。
倍率だけを見るより、志望系のページで、試験方式と研究室情報を確認してください。
英語スコアと出願時期を先に確認する
東京科学大学理工学系の大学院入試では、外部英語テストのスコア提出が必要になる場合があります。
公式日程ページでも、英語スコアシートについて、早い時期に指定の外部英語テストを受験するよう案内されています。
倍率を調べる前に、次の3点を確認してください。
- TOEIC、TOEFL、IELTSなどの扱い
- スコアの有効期限
- 提出方法と提出期限
英語スコアは、直前に準備しても間に合わないことがあります。
特に外部受験生は、専門科目と研究室調査に加えて、英語スコアの準備が必要です。A日程を狙う場合でも、英語と出願書類の完成度は軽視できません。
古い東工大倍率をそのまま使ってはいけない理由

古い東工大院試の記事には、2018年や2019年の倍率が残っていることがあります。
しかし、現在は大学名、入試ページ、日程、系ごとの案内が更新されています。古い倍率をそのまま使うと、次のような誤解が起きます。
| 古い情報で起きる誤解 | 実際に確認すべきこと |
|---|---|
| A日程ならほぼ安心と思う | A日程の受験資格は出願後に決まる |
| B日程を軽く見る | 筆答試験と口頭試問の準備が必要 |
| 学院別倍率だけで判断する | 系、研究室、試験科目群まで見る |
| 東工大名だけで検索する | 東京科学大学名の最新ページを見る |
院試では、去年の倍率よりも、今年の募集要項の方が重要です。
倍率は難易度の一部にすぎません。合格に直結するのは、出願書類、専門科目、英語、研究室との適合です。
東工大・東京科学大学大学院を受ける人の準備手順
準備は次の順番で進めてください。
- 東京科学大学理工学系の最新入試日程を見る
- 志望学院と系を決める
- 志望指導教員と研究室を調べる
- 募集要項で出願条件を確認する
- 英語スコアを早めに用意する
- A日程だけでなくB日程の筆答試験も準備する
- 過去問と口頭試問対策を進める
東工大・東京科学大学の院試は、倍率だけで見るとシンプルに見えます。
実際には、A日程とB日程、系ごとの試験内容、研究室選びが合否を大きく左右します。古い倍率表を眺めるより、公式日程と志望系の入試ページを開いてください。
その上で、B日程まで戦える準備をしておくことが、最も現実的な対策です。


