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【スイス・チーズ法】やるべきことを分割し、行動に落とし込む方法

勉強の質を高める
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大きな問題も、分割すれば大したことはない

【スイス・チーズ法】
・大きな問題を小さな問題に分割する方法

わたしたちの誰もが、「いろんなこと」をサクサクと片付けたいと思っています。
しかし、なかなか行動に移すことができず、段々と「やるべきこと」が山積みになってしまう人も多いでしょう。

「やるべきこと」が山積みになってしまっている人は、大きな山をいっぺんにやろうとしているのではないでしょうか。
目の前に大きな山がドンと立っていたら、それを乗り越えるのがどんなに大変なことか想像するだけで、どんどんやる気がなくなっていってしまいます

例えば、「家中大掃除しよう」と思うと、「今日じゃない」「また今度にしよう」となかなか着手することはできませんよね。
一方、一度に大きな山を見ずに、「まずは机の上だけキレイにしよう」「クローゼットの上の棚だけ整理しよう」と、小さな目標に分割すると、不思議と着手できます。

「やるべきこと」が山積みになってしまっているという人は、大きな1つの問題を、小さな10この問題であると分割し、まずは小さな問題から乗り越えるようにすればどんどん作業がはかどります
そして、このように、目標を小さなまとまりに分割し、「行動」に落とし込んで効くことを、スイス・チーズ法といいます

大きな問題を一度に解決しようとしても、「どれだけ大変なんだろう」「本当にできるのだろうか」と先が見通せない不安や困難に直面する畏れで足がすくんでしまいます。

しかし、何度も休憩をしながら、1つずつ解決しようとすると、「なんだ。意外と大したことないな」と心の負担が小さくなり、スムーズに作業を開始することができます

それでは、スイス・チーズ法の実験による効果や具体的に行動に落とし込む方法をみていきましょう。

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『スイス・チーズ法』で256人の時間の使い方うまくなった

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大きなスイスチーズの塊をいっぺんに食べようとすると、お腹がいっぱいになってしまい、見ているだけでうんざりします。
しかし、小さくカットされたチーズであれば、ちょこちょこと美味しく食べることができ、最終的には大きな塊を一つ、すっぽりとお腹におさめることができます。

このように、「大きな問題は、小さな問題に分割するとうまくいく」ということを、米国ミシガン州立大学のケネス・ウェクスレイ博士は、「スイス・チーズ法」と名付けています。

また、私の大好きな作家である心理学者の内藤誼人さんが書いた『面白いくらいすぐやる人に変わる本』(王様文庫)には、次のような内容が記載されています。

ウェクスレイ博士が、256人の学生に「スイス・チーズ法」を教えたところ、一ヶ月後にはみんなの時間の使い方が上手になることを発見した

大きな山を前に尻込みをし、ただ眺めているだけでは一歩も前に進めません。

  • 10キロランニングしたければ、まずは1歩踏み出してみる
  • 資格試験に合格したければ、まずは過去問題集を解いてみる
  • 本を1冊書き上げたければ、まずは1ページだけでも書いてみる
  • ブログを100記事更新したければ、まずは1記事でいいから書き始める

「スイス・チーズ法」を活用だけで、あなたも時間の使い方が上手になります。

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目標を行動に落とし込む、2つの切り口

【目標を行動に落とし込む、2つの切り口】
① 量を分割する
② 時間を分割する
「やらなければいけないことがたくさんある」から、すぐやる人に変わるために、目標を行動に落とし込む具体的なスイス・チーズ法を紹介します。

目標では大きすぎず、『今』なにをすればいいのかが見えてきません。
それを、スイス・チーズ法を用いて計画・行動に落とし込むことで、スムーズに前に進めるようになります

では、目標を行動に落とし込む2つの切り口を具体例とともにみていきましょう

量を分割する

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「なかなか行動に移せない」という人は、まず量を分割する方法を試してみてください。
具体例で説明していきます。

【量を分割する具体例】
①問題集を1周する
②ブログを100記事投稿する

例① 参考書を1周する

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数学や英語、資格試験でもいいのですが、問題集を最初から最後まで解こうとすると、どうしたって1日では無理ですよね。

「よし、参考書を1周するぞ」と意気込むと、先が見えずに、心のどこかで問題を解く作業を重荷に感じてしまいます
すると、なかなか行動に移すことができません。

しかし、「まずは1ページだけやるぞ」「まずは1問だけ解くぞ」と思って机に向かうと、『作業の終わりが見えている』ため、心の負担が軽くなり、サラッと行動に移すことができるのではないでしょうか

スイス・チーズ法の説明の際にも述べましたが、1度に大きなチーズの塊を食べようと思うと、みるだけでお腹いっぱいになり、食べ始めることが億劫になってしまいます。
しかし、小さくスライスされたチーズであれば、「とりあえず一つ食べてみようかな」「もう一つ食べってみようかな」とどんどん食が進み、結果的にチーズの塊と同じ量でもペロッと食べることができます

課題に取り組むときは、1つの大きな山を乗り越えるのではなく、量を分割し、10この小さな山を乗り越えるのだと考えるようにしましょう

例② ブログを100記事投稿する

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「ブログを書いたことがある」という人はたくさんいます。
しかし、「ブログを100記事書いたことがある」という人になると、ガクッと数が減ってしまいます

趣味ブログや雑記ブログ、トレンドブログに限らず、アフィリエイト等の収益化のためにブログをやっている場合、100記事というのが初心者と中級者を分ける一つの分岐点になります。
だからといって、「よし!100記事書くぞ!」と意気込んでも、作業量の多さにいきなり着手することは難易度が高いでしょう。

そんなときは、スイス・チーズ法で、量を分割してみてください。
具体的にブログで記事を投稿手順をまとめてみましょう。

【記事を投稿するまでの手順】

  1. 記事のネタを探す
  2. 詳細な情報を集める
  3. 記事の構成を決める
  4. 画像やイラストを探す
  5. 記事を書く
  6. 書いた記事を見直す
  7. 記事を投稿する

「100記事書くぞ!」と意気込むと、作業を始めるのが億劫になってしまいます。

では、「1記事書くぞ!」だとどうでしょう。
「1記事書くぞ!」と意気込んでも、仕事や家事、育児、その他いろいろな都合から、「時間がないからまた後でにしようかな」と後回しにしてしまうかもしれません

しかし、記事を投稿するまでの手順に沿って、「よし、記事のネタを探そう」「記事の構成を決めよう」「記事に使う画像だけ探しておこう」であれば、スキマ時間を利用してパパっとその腰を上げることができると思います。

なにかを始めるときに大きな目標や問題だけを見つめてしまうと、作業の大変さを想像しただけでやる気が失われていきます。
「なかなかやる気が起きない」というときこそ、作業量を分割し、心の負担を軽くしてから行動するようにしてみてください

時間を分割する

時間, 時間管理, ストップウォッチ, ビジネス, 計画, 時計画, 組織, タスク, アイドル, 勤務時間

「量を分割してやる気も出てきたけど、もっとやる気を出したい!」
こんな方におすすめしたいのが、時間を分割する方法です。

時間を分割する方法についても、量を分割する方法と同様、具体例を挙げてみていきましょう。

【時間を分割する具体例】
①1日3時間勉強を目標にする
②制限時間2時間の模擬試験を解く

例① 1日3時間勉強を目標にする

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仕事をしながら資格勉強や英語学習をしている方は、一日3時間勉強することが1つの目標となるでしょう。

しかし、「よし!1日3時間勉強するぞ!」と決意しても、そう簡単に目標は達成することができません。
なぜなら、3時間勉強という難易度の高さを想像して、行動の妨げになってしまうからです。

やるべきことを『1日3時間の勉強』とするならば、この目標を行動に落とし込むために次のように考えてみましょう。

  • 朝、起きてから1時間
  • 通勤や休憩の時間に1時間
  • 帰宅してから1時間

1日3時間勉強よりもより計画的で、行動しやすくなっていますよね。

また、それでも行動できないという人もいると思います。
そんな方は、次のように考えてみてください。

  • 3時間=1時間×3回
  • 1時間=5分×12回

つまり、「1時間勉強しよう」ではなく、「とりあえず5分でいいから勉強しよう」と机の前に座ってみるのです
「5分だけ参考書を眺めよう」という気持ちであれば、「3時間勉強しよう」と決意して行動を始めるよりも、心の負担が軽く、すぐに行動に移せると思います。

長時間勉強しようと意気込む必要はありません。
「まずは5分」「とりあえず1分」という気持ちでとりあえず机の前に座ってみましょう。

すると、人の行動には慣性の法則が働いているため、「あと5分」「あと1問だけ」と、どんどん勉強を続けることができるようになります

「始めてしまえばこっちのもんだ!」という気持ちで、まずは10秒だけ行動を開始してみてください。

例② 制限時間2時間の模擬試験を解く

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「2時間の模試を解く」というときも、まとめて2時間勉強するとなると、少し腰が重くなってしまうと思います。

「2時間は長い」と思ったら、30分×4回に分けて解けばいいのです。

30分だけタイマーを設定して、勉強を始めます。
30分経ったときに、問題の途中だったり、キリが悪いと感じたら、もう30分延長しましょう。

なかなか掃除が始められないときの例を上述しましたが、掃除を始めるコツは、以下の2つでした。

  • 1度にすべてやろうとしない
  • 「まずは机の上から」「次はクローゼットの中」と分割して考える

すると、不思議とどんどん作業が進んでいきます。

2時間の模擬試験を解く際も考え方は同じです。

  • 1度にすべてやろうとしない
  • 「まずは30分」「次も30分」と分割して考える

このように考えることで、『2時間模試を解く』という結果は同じでも、『行動を始めるまでの早さ』が違います

「目標はスイス・チーズ法で、量も時間も分割する」
すると、あなたもすぐに行動できる人に変わります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

「やるべきこと」が山積みになっている人は、大きな山をいっぺんにやろうとし、行動に移すための心の負担が大きくなってしまっています

「これならやれるかも!」
「これならすぐに始められる!」

と思えるように、『1つの大きな山は、10この小さな山である』と考えるようにしてみてください。

時間の使い方は、すなわち命の使い方』です。

あなたの人生は、素晴らしいものにするべき、価値のある人生です

上手な時間の使い方をマスターするためにも、「なかなか行動できない」と思ったときは、スイス・チーズ法を意識していただけると、幸いです

量や時間を分割し、すぐに行動する方法』は、こちらの著書でも詳しく紹介しています。
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