東大生おすすめ!すぐに効果が出る心理学効果7選!
「心理学は専門家が学ぶもの」
このように思っていませんか?
ビジネスでの効率的なスキルアップ、円滑な人間関係を築く、勉強のやる気を高める、子どもと接するなど、全て『人の心』を抜きにしては考えることはできないと思います。
心理学を学ぶことで、次のようなメリットがあります。
- 心を軽く、前向きな気持にする
- やる気、モチベーションを高める
- ストレスフリーなスタイルをつくる
- あなたの悩みをフワリと解決してくれる
例えば、心理学には『ピグマリオン効果』という言葉があります。
・周囲から期待をかけられた人は、学習意欲がわき、学業成績にいい影響を及ぼすこと
アメリカの心理学者であるローゼンタールが行った実験によると、小学校の教師が無作為に抽出した児童に対し、「君は学力が伸びる可能性が高い」という期待を込めて教えたところ、学力を伸ばす効果が上がったことを実証しました。
つまり、親や教師が、子どもに”期待を込めて接する”ことで、子どもの学業成績にいい影響を及ぼす効果があるというものです。
- 「数学苦手だもんね」
- 「頭が良くないんだから、遊んでないで勉強しなさい」
もしピグマリオン効果を知らなければ、このような子どものやる気を下げ、学業成績に悪影響を及ぼしてしまう言葉もつい使ってしまうかもしれません。
しかし、ピグマリオン効果を知っていれば、次のような言葉をかけることができるでしょう。
- 「100点満点取れると思うよ」
- 「計算がはやいね!すごい!」
一つの心理学効果を知っているだけで、子どもの学業成績を大きく変えることができます。
勉強に自信が持てれば、どんどん活発で、積極的に物事を学ぶことができるようになるでしょう。
つまり、1つの心理学効果を知っているか知らないかで、子どもの人生を変えると言っても、決して大げさなことではないと思います。
心理学とは、【人生を好転させるきっかけをつくるもの】です。
ここでは、実生活ですぐに使える、おすすめの心理学7選をご紹介します。
興味のある心理学から読んでみてください!
今すぐ人生を好転させる!東大院生おすすめの心理学7選!
① ツァイガルニク効果
【東大院生が実践】「勉強のやる気が起きない」を心理学で解決!
② 自己効力感
【東大院生が実践】自己効力感を考慮した目標設定【勉強や仕事に】
③ コントロール感
【東大院生が実践】コントロール感で勉強のやる気を高める方法
④ 学習性無力感
【勉強なんてしたくない】学習性無力感から抜け出す方法
⑤ ピグマリオン効果
【ピグマリオン効果】子どもや自分の勉強の意欲を高める方法
⑥ 社会的促進
【社会的促進】人がいた方が勉強がはかどるのか?
⑦ プライミング効果
【プライミング効果】潜在意識を操り、勉強効率を高める方法
詳しい心理効果や、おすすめ記事は下記をご覧ください!
【今すぐ人生を好転させる!東大院生おすすめの心理学7選!】こんな人におすすめ
① ツァイガルニク効果
・目標が達成されていない課題や中断された課題の記憶は、目標が達成された課題の記憶より、再生が容易であること
【こんな人におすすめ】
・”やる気が起きる環境づくり”を知りたい方
ツァイガルニク効果ってあんまり聞かないですよね。
でも、実は日常生活でもこの効果がたくさん使われています。
「続きはCMのあとで」「続きはWEBで」などとみると、どうしても続きが気になってしまいませんか?
それ、知らないうちにツァイガルニク効果に引っかかっています!!
このような、知りたい内容や興味が途中で遮断されることで、より強く気になってしまうというのをツァイガルニク効果といいます。
この「続きが気になる!」という効果をうまく活用すると、「やる気が起きない」「行動できない」を解消することができます!
”やる気が起きる環境づくり”を知りたい方におすすめです!
② 自己効力感
・自分の目論んだとおりに、現実を進められたという感覚
【こんな人におすすめ】
・”正しい目標設定”がよくわからない方
「目標」と聞くとどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
- サッカー選手になりたい
- 東京大学に合格したい
- 資格試験に受かりたい
- 彼氏、彼女が欲しい
このような目標では、正しい目標設定ができているとは言えません。
目標とは、いつまでになにを達成するか、期限とレベルを明確にしたもの。
- 18歳までにサッカー選手になりたい
- 現役で東京大学に合格したい
- 2ヶ月以内に資格試験に受かりたい
- クリスマスまでに彼氏、彼女が欲しい
期限を追加するだけでも、すこしまともな目標設定に近づいてきましたね。
ビジネスの世界でも、心理学の世界でも、やる気が起きるかどうかと、上手な目標設定ができるかどうかには、大いに関係があると言われています。
そして、正しい目標設定の際にしばしば用いられるのが、『自己効力感』です。
「ほんとに進んでるのかな」
「目標に近づいているのかな」
このような不安があると、だんだんやる気が下がり、行動意欲も失せてきてしまいます。
自己効力感を考慮した目標設定を学ぶだけでも、簡単に目標達成に近づくことができます!
「正しい目標設定が知りたい!」という方におすすめです。
③ コントロール感
・コントロールできる、またはコントロールしているという感覚
・自分が決定権を有しているという感覚
【こんな人におすすめ】
・”やる気が起きない”を解消する方法を知りたい方
「なんだかやる気がでないなぁ」
「ついだらだらしてしまうなぁ」
このような悩みは、コントロール感で解決することができます!
ここでいうコントロールとは、「自分の能力や主体性についての感覚」という意味です。
人が力を発揮するためには、コントロール感が深く関わっています。
そして、多くの実験でコントロール感の重要性が示唆されています。
勉強。仕事。家事。育児。趣味。
誰でもやる気が起きないことはあります。
モチベーションが長く保たないことがあります。
でも、簡単に休める状況でもない・・・
やる気がないまま作業をしても、どうしてもはかどりませんよね。
そんなとき、コントロール感を知っていると、やる気を高めることができるようになります!
”やる気が起きない”を解消したい!という方におすすめです。
④ 学習性無力感
・「何をやってもうまくいかない」という思いこみにより、行動を起こす気がなくなってしまうこと
【こんな人におすすめ】
・”無気力状態”から抜け出したい方
「どうせうまくいかない」と自分自身で思い込んでいると、なにもやる気が起きなくなってしまいます。
サーカスの象の話を知っているでしょうか。
サーカスの象は、片足に鎖が巻かれていて、その鎖は杭につながっています。
逃げようと思えば簡単に引きちぎることができるのに、そうはしません。
象は小さい頃から足を鎖でつながれ、何度も何度ももがいても抜け出せない経験から、大人になって引きちぎる力がついたにも関わらず、決して引きちぎろうとしないのです。
人も同じです。
「自分にはできない」
「どうせうまくいかない」
このように思い込んでいると、やる気が起きず、チャレンジをしない人になってしまいます。
そして、この行動の無意味さを学習している状態(学習性無力感)に陥りやすい人は次のようなタイプの人です。
- 自己否定された経験がある
- 完璧主義
- 生活リズムが乱れている
程度に差はあれど、無気力状態に陥っている人は非常に多いように感じます。
タイプ別に、それぞれ学習性無力感から抜け出す方法は下記の記事でまとめています。
”無気力状態”から抜け出す方法を知りたいという方におすすめです。
⑤ ピグマリオン効果
・周囲から期待をかけられた人は、学習意欲がわき、学業成績にいい影響を及ぼすこと
【こんな人におすすめ】
・”子どもの学力を高めたい”方
冒頭で例としても挙げた、『子どもの人生を左右する』心理効果です。
ローゼンタールが行った実験では、小学校の教師が無作為に抽出した児童に対し、「君は学力が伸びる可能性が高い」という期待を込めて教えたところ、学力を伸ばす効果があがったことを実証しました。
実は、これとは逆の効果に、ゴーレム効果というものがあります。
ゴーレム効果とは、期待しないことで、期待しない通りになること。
まさに、ピグマリオン効果の反対ですね。
子どもに期待している親は、子どもの学業成績にいい影響を及ぼします。
一方、子どもに期待していない親は、子どもの学業成績にいい影響を及ぼさないだけでなく、悪い影響を及ぼしてしまうということです。
普段から、子どもへの態度やセリフは気をつけなければいけませんね。
とはいえ、気をつけることは、次の2つです。
- ネガティブなことは口にしない
- ポジティブなことを口にする
ピグマリオン効果を活用することで、子どもだけでなく自分自身の勉強意欲を高めることもできます。
”子どもや自分自身の学力を高めたい”という方におすすめです。
⑥ 社会的促進
・課題に取り組むとき、同じような行動をとる人や、評価者の目があったほうが活動の生産性が向上すること
【こんな人におすすめ】
・”集中できる環境”を知りたい方
周囲に人がいる環境と、一人きりの環境。
どちらの方が集中できるかは、人それぞれだと思っていませんか?
この問題は、個人差の問題として説明されることが多いのですが、実際は、課題の難易度によって集中できる環境は変わります。
あなたも経験上、「図書館やカフェなど、周囲に人がいるから集中できた」ということもあれば、「人の目が気になって集中できなかった」ということもありますよね。
- 簡単な課題は、周囲に人がいる環境の方が集中できる
- 困難な課題は、一人きりの方が集中できる
クラーク・ハルの動因水準の考え方によると、実はこのような結果が出ています。
人の目を上手に使うか。
人の目に翻弄されるか。
知っていて損はない心理知識です。
”集中できる環境”を知りたい方におすすめです。
⑦ プライミング効果
・先行する刺激(プライマー)に思考や行動が影響されてしまう仕組み
【こんな人におすすめ】
・”潜在意識”を操り、行動意欲を高めたい方
人の意識が2種類あるって知っていましたか?
- 顕在意識:意識できる意識
- 潜在意識:意識できない意識
顕在意識は全体のごくわずか。ほとんどの意識は、意識することすらできない潜在意識であると言われています。
人は、”常に考えて行動している”つもりでも、実のところ、”潜在意識”によって思考や行動に影響を受けているのです。
有名な例が『10回クイズ』です。
ピザ。ピザ。ピザ。ピザ・・・・
と10回唱えた後に、「じゃあここは?」
と聞かれ、自信満々に「ひざ!」と答えた経験のある人は多いでしょう。
本当は「ひじ」を指していたのにもかかわらずです。
他にも、被験者たちに、「しわ」「引退」「ゲートボール」など、老人を連想させる言語能力テストを行うと、わずかですがその後の被験者の歩行速度が落ちたというジョン・バーグによる有名な実験もあります。
このように、人の行動や思考は、潜在意識によって簡単に引っ張られます。
潜在意識を活用した、行動意欲の高め方は下記の記事でまとめています。
潜在意識を上手に操り、行動意欲を高めたい!という方におすすめです。
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