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【高速大量回転記憶術】脳はなぜ繰り返さないと覚えられないのか?

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脳に送られる情報のうち、覚えておくべき情報は1%に満たない

【脳の記憶の性質】
・1度しかインプットしていない情報は忘れる
・何度もインプットした情報は覚える

私達の脳は、1度しか送られてきていない情報は忘れるという特徴があります

  • 「1度で全て覚えられたら楽なのに」
  • 「なんですぐに忘れちゃうんだろう」

このように思ったことがある人も多いと思います。
私もよく思っていました。

しかし、私達は普通に生活しているだけでも、景色の情報やすれ違った人の顔・服装、電車から見える景色、その日の温度や湿度、天気など、絶えず膨大な量の情報が脳に送られています

これらの情報を全て記憶していたら、情報量が膨大すぎて日常生活に支障をきたしてしまうかもしれません。
要するに、覚えておくべきことは、忘れたほうがいいことよりも遥かに少ないのです

そのため、私達の脳には『忘れる』という能力が備わっています

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忘れられないとどうなるの?【例あり】

「1度覚えたことを全て記憶したい」
「繰り返さなくても覚えることができたら良いのに…」

このように感じている人も多いと思いますので、ここでは『忘れられない』事例を2つ紹介します。

サヴァン症候群

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サヴァン症候群の人たちの中には、次のような特徴を持っている人がいます。

・素数と約数を瞬時に判断できる。
・航空写真を少し見ただけで、細部にわたるまで描き起こすことができる(映像記憶)。
・書籍や電話帳、円周率、周期表などを暗唱できる。内容の理解を伴わないまま暗唱できる例もある。
・並外れた暗算をすることができる。
・音楽を一度聞いただけで再現できる。
・語学の天才で数カ国語を自由に操る。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

一度見たものを完璧に記憶したり、音楽を1度聞いただけで再現できるなど、まさに「1度覚えたことを忘れない」能力を持っていますが、一方で簡単な計算は極端に苦手だったり、コミュニケーションが上手く取れなかったりと、記憶以外のところで苦労する人も非常に多いです。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

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心的外傷後ストレス障害は、いわゆるトラウマのことです。

命の安全が脅かされる出来事により、強い精神的衝撃を受けることが原因で引き起こされるストレス障害です。

症状の1つである、フラッシュバック(追体験)は、まさに忘れられないことにより引き起こされます。

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忘れないための『大量高速回転記憶術』

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ここまでに説明したように、私達の脳は1度しか送られてこない情報は忘れてしまいます。
逆に言うと、繰り返し学習した人だけが、新しい能力を手に入れることができるのです。

大量高速記憶術で参考書を読む

子どもの頃、よく「予習・復習をしなさい!」と言われたと思います。
授業の内容を予習・復習することで、授業と合わせて最低3回はその内容を学ぶことができます。
「予習・復習をしなさい!」というのは、脳の性質の観点からも非常に記憶定着率を高める方法と言えるのです

私がいつも主張しているのは、『参考書はなるべく速く、何周も!』ということです。

「じっくり、1周」では、1周するのに時間がかかり、復習する頃にはほとんどのことを忘れてしまいます。
そのため、参考書は以下のように進めていくのがおすすめです。

参考書の進め方(高速大量回転記憶術)
1周目:全体の流れや章タイトルを意識しながらパラパラと読み流す
2周目:太字になっている箇所や、色がついている重要な箇所を読む
3周目:2周目に読んだ重要な箇所の周りも合わせて読む
4周目~:3周目までに学んだ内容の周辺知識を少しずつ増やしながら読む

要するに、1度で全て理解しようとするのではなく、1周目は全体の10%,2周目で20%、3周目は40%・・・という風に、なるべく速く、何周もしていくうちに少しずつ知識を肉付けしていくイメージで勉強することで、忘れない知識を身につけることができるのです

また、特に気をつけていただきたいのが、完璧主義の人です。

「1度で全て覚えないと気がすまない」という完璧主義の方は非常に効率が悪くなってしまっていることが多いです。
完璧主義から効率主義に変わることで、学びを結果に結びつけることができるようになります

コラム:何回繰り返せばいいの?

何回繰り返せば良いのかは、人それぞれです。
繰り返しの他にも、「感情がどれだけ動いたか」「どれだけ内容を理解しているか」「頭の中で他の情報とリンクしているか」など、記憶のための要素はたくさんあります。

しかし、初めて学ぶことであれば、次のように復習するとほとんどの内容を忘れないようになると思います。

復習のタイミング
1回目:当日の夜
2回目:翌日の朝
3回目:3日後
4回目:1週間後

ちょうど忘れかけているときが、復習の最適なタイミングと言われています。
「忘れて、覚える」「忘れて、覚える」の繰り返しが、忘れない記憶をつくる最善の方法ですので、諦めずに何度も復習するように心がけてみて下さい

また、睡眠前の暗記は、記憶の衝突が起きないため非常に効率が良いです。
こちらの記事も合わせてお読みください。

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まとめ:繰り返せば忘れない記憶をつくれる

いかがでしたでしょうか。

私達の脳は、一度しか送られてこない情報は忘れるという性質を持っています
なぜなら、世の中にある情報のうち、本当に覚えておくべきことは1%、あるいは0.01%にも満たないからです。

そのため、覚えたい情報があれば、脳に「この情報は重要だよ!」と教えて上げる必要があります
「重要だよ」と教える最も簡単な方法が、『繰り返すこと』なのです。

一見どんどん違う勉強をしたほうが効率が良いように思えますが、勉強しても覚えていなければ意味がないので要注意。

ずっと覚えておく記憶をつくるためには、高速大量回転を意識して、記憶するようにしてみてください。

また、重要なことなので繰り返しますが、完璧主義の人は気をつけて下さい
1周目から細かいところまで内容を理解しようとする傾向があるのが、完璧主義の人です。

完璧主義の人は、効率主義に変わることで、最短の努力で最大の成果を上げることができるようになります。

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参考文献

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