【書評17】一瞬で心を奪う黒い心理法則 悪用厳禁!人たらしの極意

スポンサーリンク
仕事の質を高める

上司や同僚、部下や恋人までも。誰もがあなたを好きになってしまう、相手が思いのままに動く、人たらしの極意とは!人たらしは社会人必須のスキル!

こんな人にオススメ
  • 誰からも好かれたい
  • 「人たらし」の技術を身に着けたい
  • 人に喜んでもらいたい
  • 第一印象で差をつけたい
スポンサーリンク

「どんな本?」

この本は、心理学の視点から「人たらし」になるための実践的な方法を学べる本です。

あなたは次のうちどちらに当てはまるでしょうか。
① 人から好かれたい
② 人から嫌われたい

当然、私は①番です。
②番の、人から嫌われたいという人はほとんどいないと思います。
他人の悪意を喜び、向けられた敵意に幸せを感じる人は、小説やドラマの中でもそう登場するものではありません。

「人は人から好かれたい」ということを前提に、次は「人たらし」の話をしましょう。

「人たらし」と聞くと、あまりいい印象をうけないですよね。
ウソをつく、欺く、ごまかすなどのマイナスなイメージがあります。

しかし、本書では、「人たらしのマイナスイメージ」は捨てたほうがいいと述べています。
人をたらし込むことができる「人たらし」ほど、多くの人から好かれ、彼らの心をつかんで離さないからである、と。

また、次のようにも述べています。
「人たらし」の行為とは、ただひとつ、「人を喜ばせる」ことでしかない

「人たらし」という言葉を使用していますが、私は本書を読み、「人から好かれる人の特徴」や「説得力をもたせる方法」など、人を喜ばせる、人間関係を好転させる心理学の知識がつまっていると感じました。
本書での「人たらし」に悪いイメージはまったく持たなかったです。

著書の内藤誼人さんは、以前書いた記事のマンガで分かる!人は「暗示」で9割動く!「デキる人がこっそり使っている、心理誘導テクニック」 でも紹介していますが、心理学者であり、慶應義塾大学社会学研究科の博士課程を終了した知見を生かして様々な本を執筆しておられます。

本書も「内藤誼人の心理マニュアル」シリーズの一冊であり、シリーズの中には『人の心はひと言で操れる』などの本があります。

それでは早速、「人たらしの極意」をご紹介していきましょう。

スポンサーリンク

3つの「そうなんだ!」ポイント

「そうなんだ!ポイント」
  1. 人たらしの最低条件
  2. 心を奪う目の力
  3. 会話中にスマホは見るな

1. 人たらしの最低条件

「人から好かれたい」といっても、具体的になにをすれば良いのかを考えることは難しいでしょう。

まずは、良好な人間関係とはどんな関係であるかというところから見ていきます。

「親と子供の関係」
「兄弟の関係」
「恋人の関係」
「友達の関係」

これらはどれも、基本的には良好な人間関係の手本といって差し支えないでしょう。

では、これらに共通する要素を考えます。

本書では、ニュージーランドのカンタベリー大学ガース・フレッチャー博士の良好な人間関係に関する調査結果を記しています。

その調査によると、良好な人間関係に必要な要素は次のようになります。

1位 愛情を感じられること
2位 親しみを感じられること
3位 積極的に関わってきてくれること

つまり、相手から好意を感じたり、親密な関係を気づこうとしてくれていることを感じたり刷ると、こちらも相手に対して好感を持ってしまうのだそうです。

これは、誰にでも理解できる内容だと思います。

ちなみに4位は「満足感があること」。
5位は「信頼感があること」だそうです。

「人たらし」になるためには、高度な人心掌握術や技術は不要です。
ただ、「相手に対して愛情をもって、こちらから積極的に話しかけ、親密な関係を醸し出してみせる」こと。

それこそが「人たらし」の条件だと言えます。

誰にでも、職場や学校の中に「苦手だなぁ」「気が合わないなぁ」という人はいると思います。
しかし、「苦手だ、気が合わない」と思って接することは、相手からもより嫌われてしまう要因になてしまいます。

「苦手だなぁ」という気持ちをちょっと抑えて、愛情を持って積極的に話しかけるだけで、気づいたら「親友」になってしまっていることもありえるのです。

2. 心を奪う目の力

人と会話するとき、プレゼンをするとき、スピーチをするときなどを思い出してみてください。

あなたは、相手の目を直視しているでしょうか?
それとも、あまり相手の目を見ないで話す人でしょうか?

後者の人は要注意です。

人と目を合わせることは、あなたが思うよりも重要なことなのです。

本書より、米国セントラル・フロリダ大学のトーマス・ブーア博士の実験をご紹介します。

大学生を教室に集め、講師役の女性が教壇からヒマラヤン種のネコに関する話を3分半スピーチした。
36人の聴衆にはアイコンタクトをとらず、教団から離れないようにスピーチをした。
別の35人の聴衆にはアイコンタクトをとって、時折聴衆に近づいて身振りを交えたスピーチをした
そして、講師に対する高感度を調査したところ、アイコンタクトのなかったスピーチでは4.3点であるのに対し、アイコンタクトのあったスピーチでは、7.3点と圧倒的に高くなった(9点満点)

つまり、目をあわせることは、それだけで好意を引きつけてしまう効果があるのです。

欧米人などはしっかりアイコンタクトを取りますが、シャイな気質の日本人は、恥ずかしがってつい目を伏せたり、アイコンタクトをせずに話す人も多いのではないでしょうか。

しかし、喫茶店で店員とちょっと長く目が合うだけで、「感じがいいな」と思うこともあるように、「目を合わせること」は「心が通った」と思わせてしまう効果があるのです。

「人と話すときは目を見ろ」とはよく言ったものですが、「礼儀」以外にもこんな効果があったのですね。

本書によると、人と目を合わせるのに最適な時間は5秒であるといいます。

人と5秒間目を合わせるとなると、きっと長いと感じるでしょう。
意識しなければ、つい目を逸らしてしまうと思います。

人と会話するときだけでなく、仕事でのプレゼンやスピーチのときにも、5秒間目を合わせることを意識すると、それだけで結果が変わってくるかもしれません。

3. 会話中にスマホは見るな

私がスマホを持ち始めたのは、6,7年ほど前でしょうか。

今では、親のスマホで遊んでいる、幼稚園や小学校低学年の子どもも、電車やデパートの中でよく見かけます。(もしかしたら子ども専用のスマホかもしれません)

小学校高学年や中学に上がる頃から1人1台はスマホを持ち歩き、特に若い世代では片時もスマホを手放せないという人も多いでしょう。

また、スマホ依存症という言葉も有名になってきました。

東洋大学医療センター大森病院メンタルヘルスセンターのホームページによると、スマホ依存症とは次のような症状を指します。

スマホ依存とは、「スマートフォンの使用を続けることで昼夜逆転する、成績が著しく下がるなど様々な問題が起きているにも関わらず、使用がやめられず、スマートフォンが使用できない状況が続くと、イライラし落ち着かなくなるなど精神的に依存してしまう状態」のことを言います。

どんなにスマホが便利で、あなたにとって重要なものであるとしても、人間関係に置いてスマホの仕様には注意が必要です

本書では、アンドリュー・パージビルスキ博士の実験を紹介しています。

学生たちにここ1ヶ月の間に起きた面白い話をしてもらい、サクラである聞き役の学生の半数には「携帯電話を見えるところに置いて」話を聞いてもらいました。

その後、聞き役の学生と友達になれそうか尋ねたところ、携帯電話を目の前に置かれた場合には、ほとんどの学生が「友達になれない」と答えたそうです。

人と話している時にスマホを見る、または見えるところに置くだけで、一気に信用をなくしてしまいます

つい、スマホを手にとってしまう時代だからこそ要注意。
人と話すときは。きちんと相手から見えないところにスマホをしまい、決して取り出さないようにする。
これが、信用をなくさないためには大切です。
信用は会社やビジネスマンにとっての「生命線」ともいえるものです。
スマホの扱いには気をつけたほうが良いでしょう。

「ポイントおさらい」
  1. 人たらしの最低条件
  2. 心を奪う目の力
  3. 会話中にスマホは見るな
スポンサーリンク

まとめ

本書は、相手に好かれるコミュニケーションの技術を心理学の視点から教えてくれる一冊です。

この記事で紹介したのはごく一部です。
他にも、「相手の心をくすぐる魅惑術」や「心を惑わす意外な要因」「やってはいけないNG作法」など、人とコミュニケーションをとる上で知っておくべき心理学の知識が山程記載されています。

本書のサイズは少し大きいですが、全158ページと薄く、表紙に「図解」と記載されているだけあって、イラストが多く、分かりやすいです。
すぐに読めてしまいます。

「やってはいけないNG作法」の中には、先程紹介した「人と話す時にスマホをみてはいけない」が含まれますが、他にもついやってしまうけど、それをやったら一気に信用を失ってしまうというNGな作法が書かれています。

「人たらし」に興味がなくても、人と関わっていく上で必要なコミュニケーションの知識もたくさんあるので、是非チェックしてみてください。

スポンサーリンク

「これは勉強に活かせる!」くろま式『一瞬で心を奪う黒い心理法則』から学ぶ勉強法

最後に、数々の勉強法の本を出版している私が、「読んだ本すべてを勉強に活かす」をテーマに、

「これは勉強に活かせる!」と思った内容をご紹介します。

勉強に全く関係のない、小説やマンガからも「勉強に活かせる内容」をご紹介していこうと思っています。人気コーナーにしていく予定です。

『一瞬で心を奪う黒い心理法則』から学ぶ勉強法は、以下です。

本書から学ぶオススメ勉強法
  1. 「期待ふせん」勉強法

本書では、「部下にどのような接し方をするのがよいか」ということを論じています。
その結論が、「ウソでもいいから期待する」こと。次のように述べています。

「期待されている」と思わせるだけで、人は期待以上の働きを見せてくれるようになる。
大事なのは、期待することで心をくすぐり、やる気を起こさせることなのである。

人は、ウソでもいいから期待すると、その期待に応えようとして張り切るようになるのです。

これは、心理学用語の「ピグマリオン効果」や「ラベリング理論」の効果と言えるでしょう。

この効果は勉強でも応用できます

とはいえ、「教師や親に頼んで期待してもらう」ことはなかなか難しいでしょう。
そこでおすすめしたいのが、『期待ふせん』勉強法です。

これは、机の周りや参考書などの、普段よく見るところに「期待ふせん」を貼っておくというものです。
「期待ふせん」とは、次のような文章を書いた付箋のことを指します。

「キミなら絶対に東京大学に合格できる」
「必ずトップで資格試験に合格する」
「今日中にこのページの英単語をすべて覚えられる」

このように、自分で自分に期待した言葉をふせんに書き、よく目につくところに貼り付けましょう。

他人に見られると少し恥ずかしいですが、「自分は期待されている」と思うことで、その期待に応えようと頑張ることができるようになります。

人に期待させるのは難しいかもしれませんが、自分で自分に期待する、または自分が人から期待されているように自作自演することは簡単です。

自作自演だと分かっていながらも、不思議とやる気が湧いてきます

是非「期待ふせん」勉強法で、結果を出してください


一瞬で心を奪う黒い心理法則 (内藤誼人の心理マニュアル)

[著書名] 一瞬で心を奪う黒い心理法則
[著者名] 内藤誼人
[出版社] PHP研究所
[出版日] 2014/11/26
[項数] 158ページ
[目次]
はじめに
第1章 人たらしの条件
第2章 相手の心をくすぐる魅惑術
第3章 男と女こんなに違う心のツボ
第4章 弱みが強みになる人たらし術
第5章 心を惑わす以外な要因
第6章 困った人の特徴
第7章 人間関係を好転させる秘策
第8章 やってはいけないNG作法
おわりに

内藤誼人の心理マニュアルシリーズは、『人の心はひと言で操れる』『どんな逆境もくよくよしない心理術』など他にもたくさんあります。
どれも読み始めたら止まらなくなってしまうので、是非チェックしてみてください。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました