
- 「大学院の研究室訪問の時期はいつがいいの?」
- 「研究室訪問に注意点やポイントはある?」
本記事では、このような疑問を解決していきます!
【大学院の研究室訪問】時期はいつ?注意点やポイントも解説

- 「研究室訪問ってなんだ?!」
- 「研究室訪問に行く時期はいつだ?!」
- 「研究室訪問でなにを聞けば良いんだ?!」
このような思ったことはないでしょうか?
大学院の研究室訪問は、ほとんどの人が初めてです。
つまり、時期や質問内容は知らなくて当たり前なのです。
研究室訪問の時期が知りたい人は多い!
研究室訪問はいつ行けばいいですか?
やはり1,2月は卒論、修論で忙しいですよね?
研究室訪問に行くおすすめの時期はありますか?
初めてなので、勝手がわからず不安です…
これらは、実際に受けた質問の一部です。
私も、大学院受験を経験しています。
「研究室訪問」は初めてだったので、右も左も分からなかったです。
しかし、研究室訪問の時期は非常に重要です。
遅すぎると院試(今後の進路)に悪影響を及ぼします。
それでは早速、「大学院の研究室訪問のおすすめ時期やポイント」を見ていきましょう。
大学院の研究室訪問のおすすめ時期とポイント
大学院の研究室訪問のおすすめの時期とポイントを見ていきます。
大学院の研究室訪問のおすすめ時期はいつ?
大学院の研究室訪問のおすすめ時期は、「大学3年生の6月~11月」です。
私は、今まで250人以上の難関大学院の入試に関わってきています。
研究室訪問に行く人が一番多いのが、大学3年生の6月~11月頃です。
大学院の研究室訪問で、一番早い人や一番遅い人の時期は以下のとおりです。
早い人 | 大学3年生の6月 |
遅い人 | 大学4年生の6月 |

- 「大学4年生になってからでもOKってことですか?」
もちろん、大学4年生になってからの研究室訪問がダメというわけではないです。
ただし、少なくとも大学3年生のうちに研究室訪問にいくのがおすすめです。
大学院の研究室訪問は、大学3年生のうちに行くべき3つの理由
大学院の研究室訪問は、大学3年生のうちに行くようにしましょう。
理由は以下の3点です。
① 早めに志望専攻を確定させ、院試対策をすることができる
② 院生にアドバイスをもらうことで、効率のいい院試対策ができる
③ 「やっぱ違うかも…」となっても研究室を変える時間的余裕がある
1つずつみていきます。
理由①:早めに志望専攻を確定させ、院試対策をすることができる
大学院の研究室訪問を大学3年で行くべき1つ目の理由は、「早めに志望専攻を確定させ、対策することができる」です。
当然ですが、院試対策は早めに始めるほうが有利です。
他大学の院を受験するのであれば、学部3年生の6月ごろに院試対策を始められるといいです。
👉【院試勉強はいつから?】内部・外部の対策時期・時間とポイント
そのためには、早めに志望専攻を確定させる必要があります。
理由②:院生にアドバイスをもらうことで、効率のいい院試対策ができる
大学院の研究室訪問を大学3年で行くべき2つ目の理由は、「院生にアドバイスをもらうことで、効率のいい院試対策ができる」です。
研究室訪問では、院試対策関連の質問をするのがおすすめです。
👉研究室訪問で聞くべき質問と見るポイント18選【院試のプロが教える】
- 過去問の有無
- おすすめの参考書
- どうやって対策したか など
合格したばかりの先輩から、院試対策のアドバイスをもらえる機会です。
早めにアドバイスをもらうことで、効率のいい院試対策ができます。
理由③:「やっぱ違うかも…」となっても研究室を変える時間的余裕がある
大学院の研究室訪問を大学3年で行くべき3つ目の理由は、「”やっぱ違うかも…”となっても研究室を変える時間的余裕がある」です。
研究室訪問の一番の目的は、「進学後のミスマッチを減らすこと」です。
要するに、「本当にこの研究室に入りたいのか」を確認するためにいきます。
4年生になってから研究室訪問を行い、「やっぱ違うかも…」となったとしましょう。
今から別の専攻の院試対策をしたり、研究室訪問をする時間はないですよね。
これを防ぐためにも、研究室訪問は3年生のうちに行くのがおすすめです。
大学院の研究室訪問のポイントは?
大学院の研究室訪問のポイントは、たった1つです。
「ただなんとなく研究室訪問をしないこと」です。
研究室訪問は、自分自身のためにするもの。
そして、教授や院生はそのために時間を割いてくれています。
「周りが研究室訪問しているから」という理由で研究室訪問をしても、得るものはほとんどありません。
きちんと事前準備をしてから臨むようにしましょう。
👉研究室訪問を成功させる事前準備・服装・持ち物【院試のプロ直伝】
また、質問内容も事前に考えておくのがおすすめです。
👉研究室訪問で聞くべき質問と見るポイント18選【院試のプロが教える】
研究室訪問で避けたほうがいい時期は?

- 「1,2月は卒論や修論で忙しいから避けたほうが良い?」
- 「夏休み、春休みなどの長期休暇の間は研究室訪問できる?」
このように聞いたことのある人も多いと思います。
しかし、「研究室による」というのが正しい答えになります。

- 「研究室訪問はいつでも大歓迎です」
- 「年度末は忙しいので別の時期にして欲しい」
- 「そもそも研究室訪問は受け入れていません」
- 「説明会のあとに研究室訪問に来てください」
私は、20人以上の研究室訪問のメールのやりとりを見てきました。
しかし、研究室の教授や指導者によって返信は全く異なりました。(研究室に所属している院生から返信が来ることもあります)
「いつでも研究室訪問を受け入れている」という研究室があります。
一方で「研究室訪問は受け入れていない」という研究室もあります。
そのため、「今忙しいかも」と遠慮せずに、メールで教授(指導員)に連絡するのがおすすめです。
ただし、【礼儀】は忘れないようにしましょう。
👉【研究室訪問のメール】日程調整やお礼メールの送り方『コピペOK』
遠方に住んでいる人はどうすればいいの?
志望する大学が遠方にある場合、気軽に研究室訪問に行くことはできません。
新幹線に乗るケースもあれば、一泊しなければ行けないケースもあります。
どうしても研究室訪問に行けないのであれば、行かなくてもOKです。
ただし、「研究室訪問をしていない学生は受け入れない」というケースもあるので、しっかりと募集要項を確認しましょう。
(とくに推薦入試など)
東京工業大学、大阪大学、筑波大学、東北大学は、推薦入試についても触れています。
コロナウィルスが流行っているけど、研究室訪問はどうする?

- 「ウィルスが流行っている時期に、研究室訪問は行かないほうがいいですか?」
- 「ウィルスが流行っている時期に、教授にメールを送るのは印象が悪くなりますか?」
最近は、このような質問を毎日のように受けています。
私がおすすめしているのはこちらです。
ーー緊急事態宣言前ーー
院試サークルのメンバーは、以下のような事例があります。
- いつもと変わらず、研究室訪問を行った
- 時期を改めて研究室訪問をすることになった
- スカイプで相談に乗ってもらうことになった
要するに、研究室によって対応は様々です。
研究室訪問は早く行くに越したことはありません。
とりあえずメールを送り、最終判断は大学側に任せましょう。
研究室訪問は説明会と違い、大勢が一箇所に集まるわけではありません。
個々が感染予防を徹底していれば、あまり気にしすぎなくてもいいかもしれません。
また、「印象が悪くなるかどうか」も気にしすぎる必要はありません。
メールの本文、訪問時の服装や態度、言葉遣いのほうが、よほど印象を左右します。
ーー緊急事態宣言後ーー
緊急事態宣言が出てからは、オンラインで対応してもらうことが増えています。
基本的にどの大学でも研究室訪問を受け入れていないようです。
- スカイプで研究室訪問させてもらった
- メールで質問に回答してもらった
院試サークルのメンバーでも、このようにオンラインで対応してもらっている方が多いです。
どうしても研究室訪問をしたい場合は、「研究室訪問の代わりに、オンラインで対応していただくことはできますか?」といったメールをしてみるのがおすすめです。
大学院の研究室訪問は大学3年生のうちに行こう!
いかがでしたでしょうか。
大学院の研究室訪問に、大学3年生のうちに行くべき3つの理由をおさらいします。
① 早めに志望専攻を確定させ、院試対策をすることができる
② 院生にアドバイスをもらうことで、効率のいい院試対策ができる
③ 「やっぱ違うかも…」となっても研究室を変える時間的余裕がある
ただし、大学4年生になってから行ってはいけないというわけではありません。
大学3年生のうちに行けないのであれば、大学4年生になってからでも行くようにしましょう。
研究室訪問は、自身の進路を決める非常に重要なイベントです。
しっかりと事前準備をし、研究室訪問を成功させましょう!
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