【院試勉強はいつから?】内部受験・外部受験の対策時期・時間とポイント
大学院受験対策は、内部受験と外部入試では、入試難易度は雲泥の差です。
内部受験は、外部受験と比較して以下のようなメリットがあります。
① 学部時代に院試試験の基礎学力がつく
② 院生にいつでもアドバイスをもらえる
③ 周りに同じ大学院を受験する人が多い
④ 過去問がまとまっているケースが多い
⑤ 成績上位者は推薦入学できることがある
詳細はこちらです。
院試の合格を勝ち取るためには、『過去問を入手する』『合格者にアドバイスをもらう』『モチベーションを高め合う仲間を見つける』など、超えなければならないハードルがたくさんあります。
しかし、内部受験者の場合は、始めから外部受験者よりもハードルの数が少なくなっているのです。
よって、内部受験と外部受験では、院試対策・時期・時間が大きく異なります。
本記事では、「院試勉強はいつからはじめればいいの?」という疑問を、内部受験と外部受験に分けて説明していきます!
それでは早速、見ていきましょう。
【院試勉強はいつから?】内部受験の院試対策

私の周りでも、内部受験に落ちて、留年・院試浪人を余儀なくされた人が何人かいます。
成績下位の者は容赦なく落とされますので、内部だからといって対策を怠らないようにしましょう。
内部の院試対策はいつから始める?
内部受験の院試対策は、学部4年の4月になってから始める人が多いです。
「過去問がそろっている」「院生が対策法を教えてくれる」「学部時代に専門の基礎ができている」などの理由から、長期間の院試対策は必要ありません。
成績上位者には推薦がもらえるケースもあり、その場合は面接試験を受けるだけで合格できます。
ただし、英語試験は例外。
英語力に自信がない人は、学部2,3年生のうちに、TOEIC700を目標に勉強しましょう。
英語は一朝一夕では伸びません。
また、TOEFL ITPを受験するとわかっている人は、早めにITPの対策をするのも良い策です。


内部の院試対策に必要な時間は?
内部受験の場合、院試対策に必要な時間は2時間×100日で200時間ほどです。
英語が苦手な人は、プラス200時間は覚悟しておいて下さい。
しかし、そんなに構える必要はなく、中には過去問を何度か解いただけで合格する人もたくさんいます。
このような方は、院試対策の時間は多くても30時間程度です。
とはいえ、院試の勉強は大学院に進学してからも使う知識が多いので、満点をとるつもりで勉強をすると後々役に立つでしょう。
内部の院試対策のポイントは?
内部の院試対策のポイントは大きく3つあります。
① 英語は普段からコツコツ勉強しておくこと
② 周囲よりも1歩進んで院試対策をすること
③ 修士の先輩からたくさんアドバイスをもらうこと
英語の実力を学部4年生になるまでにつけておくと、本格的に院試対策が始まる前は専門科目に集中することができます。
これは、かなり大きなアドバンテージになります。
また、内部受験者は周囲にたくさんいると思うので、一歩先の院試対策を心がけましょう。
そうすれば、落ちる心配もほとんどなく、最後まで余裕をもって院試対策に臨むことができます。
【院試勉強はいつから?】外部受験の院試対策

内部受験と比べ、外部受験は難しいです。
しっかりと院試対策を行い、確実に合格をつかみ取りましょう!
外部の院試対策はいつから始める?
外部受験の院試対策は、学部3年の4月頃には開始しましょう。
しかし、過去問や問題集をバリバリ解けというわけではなく、「情報収集」がメインです。
内部受験の人たちと異なり、院試情報を集めるのにはかなり苦労します。
学部3年の6月頃までに以下の内容を終わらせるつもりで進めましょう。
- 志望する専攻の受験科目を調べる
- 説明会の日程を確認し、できれば参加する
- 過去問を入手しておく(まだ解いていなくてもOK)
- 研究室訪問の実施する、あるいはアポ取りを始める
これらができていれば、スタートは順調です。
研究室訪問については以下にまとめているので、合わせてお読み下さい。


外部の院試対策に必要な時間は?
外部受験の場合、院試対策に必要な時間は2時間×300日で600時間ほどです。
英語が苦手な人は、プラス300時間は必要です。
専門科目は、学部時代に専門科目の講義を受けてきた内部生に利があるので、英語でアドバンテージを取れるように事前に対策するのが良いでしょう。
外部受験は、情報収集にもたくさんの時間を必要とします。
また、学部の大学よりも高い偏差値の大学院を受験する場合は、いくつか乗り越えなければいけない問題点もあります。
当てはまる人は、以下も合わせてお読み下さい。
外部の院試対策のポイントは?
外部の院試対策のポイントは大きく3つあります。
① 英語は普段からシッカリ勉強しておくこと
② 早めに説明会、研究室訪問などで疑問点を解消しておくこと
③ 同じ専攻を希望する仲間や、受験した先輩とコネクションを作ること
先程も述べたように、英語は内部も外部も関係ないので、事前にしっかりと勉強してアドバンテージを取っておくことが重要です。
また、学部3年の後期からは院試対策に集中できるように、それまでに説明会や研究室訪問で疑問点を解消しておくと良いでしょう。
少し話は変わりますが、毎日ランニングを始めようと思っても、大抵の人はすぐに挫折してしまいます。
しかし、一緒に走る仲間がいると、自然と楽しくランニングを続けられます。
これは院試でも同じです。
「情報を集める」「モチベーションを高める」「挫折を防ぐ」ためにも、同じ選考を希望する仲間をつくっておきましょう。
また、その専攻を受験した先輩とのコネクションがあると尚心強いです。
同じ学校内で見つからない人は、私が運営している院試サークルもおすすめです。
難関大学院を目指す仲間が650名以上参加しています。
お互いに切磋琢磨しながら、目標達成のために努力しています。
ライバルはすでに動き出しているので、行動しないとどんどん遅れをとってしまいます。
院試では、外部は内部の3倍以上の対策が必要
いかがでしたでしょうか。
内部・外部受験それぞれの、院試対策時期や時間、ポイントを紹介しました。
内部・外部の院試対策のポイントをおさらいします。
① 英語は普段からコツコツ勉強しておくこと
② 周囲よりも1歩進んで院試対策をすること
③ 修士の先輩からたくさんアドバイスをもらうこと
① 英語は普段からシッカリ勉強しておくこと
② 早めに説明会、研究室訪問などで疑問点を解消しておくこと
③ 同じ専攻を希望する仲間や、受験した先輩とコネクションを作ること
内部受験の人は、内部だからと対策を怠らなければ、必ず合格できます。
外部受験の人は、ディスアドバンテージがあることをしっかりと考慮して対策すれば必ず合格できます。
しっかりと院試対策を行い、確実に合格を掴み取って下さい!
内部と外部の5つの違いと攻略法は、以下にまとめているのでご覧ください。
👉【院試(内部・外部)の違いは?】大学院受験対策の5つ違いと攻略法
「院試対策って何をすればいいの?」という方は、こちらをご覧ください。
👉【これだけでOK】大学院受験でやるべき11のこと【東大院試】










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