【書評42】東大院合格大作戦「社会人から東大院へ合格した勉強法」

スポンサーリンク
勉強の質を高める
こんな人にオススメ
  • 編入を考えている
  • 他大学への進学を考えている
  • 社会人だが大学院で学び直したい
  • 勉強の基本を知りたい
スポンサーリンク

「どんな本?」

この本は、社会人から早稲田大学、東京大学大学院への入学の経験をまとめた本です。

著書の小田恵美子さんは、株式会社シンカラボの代表取締役です。
ごく普通の大学を出て、社会人生活を送っていましたが、学び直しをしたいと決意し、早稲田大学学士に編入
その後、東京大学大学院に合格し、現在は、社会人向けに学びをテーマにした講座や個別カウンセリングサービスを実施しています。

実は、わたしは著書を読む前から小田さんのことを知っていました。

小田さんのメルマガに登録し、私が東京大学の大学院を受験する際に、メルマガやツイッターをみてやる気をもらっていたのを今でも覚えています

本書は、社会人からの学士編入や大学院受験の経験以外にも、基本的な勉強方法まで記載されています。

それではさっそく、「社会人からの東京大学大学院合格大作戦」をみていきましょう。

スポンサーリンク

3つの「そうなんだ!」ポイント

「そうなんだ!ポイント」
  1. 志望動機書や面接試験の理由を考える
  2. 暗記の基本三原則
  3. 勉強の邪魔なら物理的にスマホを遠ざける

1. 志望動機書や面接試験の理由を考える

コンサルティングの仕事をしていると、仕事ができる人ほど、物事を深く掘り下げて考えていることがわかります。

例えば、プログラムのエラーが見つかり原因を突き止めます。

Aさん「担当者がコードを書き間違えていた。だからAさんに間違えないように注意しよう」

Bさん「担当者がコードを書き間違えていた。Aさんの仕事量は他の人の2倍もあった。Aさんの負担を減らそう」

Cさん「担当者がコードを書き間違えていた。Aさんの仕事量は他の人の2倍もあった。Aさんの負担を減らそう。しかし、他の人も今後書き間違えることがあるかもしれない。今後は、1人ではなく2人でコードをチェックするようにしよう」

おそらく、大抵の人はAさんのように担当者に注意するだけ、もしくはBさんのように担当者の作業負担を減らすだけで満足するでしょう。

しかし、Cさんのように、エラーの原因を掘り下げて対応をすることができなければ、今後同じようなミスはいつまでも発生することになってしまいます

深く掘り下げて考えることは、なにもコンサルタントに限り必要な能力ではなく、誰でもどんな場面でも大切な能力です

著書の小田さんは、この深く掘り下げて考えることが自然にできている人であり、だからこそ早稲田大学や東京大学に合格できたのだと、私は解釈しています。

大学や大学院を受験し、志望動機書を書いたり面接試験を受けたことのある人はいるでしょう。
しかし、その中の何人が、その理由を深く掘り下げて考えたでしょうか

編入試験では志望動機書の提出も、面接試験もあるそうです。
なぜ筆記試験だけではないのか、を考えるところから、志望動機書や面接試験の攻略が始まるのです

筆記試験が良いことはもちろん、それ以外に、「本当にその勉強がしたいのか」「なぜこの大学でないといけないのか」「途中で投げ出したりしないかどうか」などをチェックするためにこれらの試験があります。

ただ、「有名大学だから入学したい」「仕事が嫌だから勉強したくないけど大学に入りたい」というような人は、志望動機や面接で落とされてしまうでしょう。

編入試験だけでなく、「なぜだろう」と一歩深く踏み込んで考えることで、簡単に攻略の糸口が見つかることがあります。

「いつもより一歩だけ深く考える」というクセをつけるようにしてみてください。

2. 暗記の基本三原則

小田さんは、暗記の三原則を以下の3つであると述べています。

暗記の三原則

  1. 想像力
  2. 反復
  3. 演習

それぞれ簡単に見ていきましょう。

想像力とは、文字通り想像する力のこと。
小田さんは、巷で出回っている暗記法をリサーチした結果、結局いきつくのは想像力を駆使した暗記法になると述べています。

私も「絶対にこの人の名前を覚えておこう」という場合には、想像力を駆使して覚えます。

例えば、山田さんという人の名前を覚えたい場合は、次のように覚えます。
この人は毎日、山の向こう側にある田んぼを耕しているんだ。毎日田んぼを耕すために、山登りをしていて大変そうだなぁ。今度山登りのコツとと田んぼの耕し方を教わろう

一度、覚えたい人の顔とオリジナルのイメージを結びつけてしまえば、よほど時間が立たない限り名前を忘れることはありません。

2つ目の反復に関しては、言わずもがなでしょう。
1度の学習だけではほとんどの内容を忘れてしまうので、これでもかというくらい復習することが大切です

3つ目は、演習です。
つまり、インプットよりアウトプットを重視するということです。

「覚える作業」と「覚えたことを思い出そうとする作業」、試験で問われるのは後者の力です。
そういった意味でも、参考書学習よりも、問題演習のほうがより試験に近い形で勉強でき、暗記の効果も高まると言えるでしょう。

暗記の際は、「想像力」「反復」「演習」を意識してみてください。

3. 勉強の邪魔なら物理的にスマホを遠ざける

私のブログの中でも、何度も警鐘を鳴らしていますが、勉強で結果を出すために最も生涯となっているのはスマホでしょう。

小田さんへも次のような相談がたくさん寄せられるそうです。

  • 勉強の集中力が低い
  • ついダラダラと効率の悪い時間を過ごしてしまう

そして、よく話を聞いてみると、学生、社会人問わず、ほとんどのケースでスマホが絡んでくるそうです。

読者の方も経験があると思いますが、スマホは誘惑が強すぎます。

そのため、物理的に引き離すことがもっとも効果的な対処法となります。

  • スマホを自宅に置いたまま外に出る
  • 鍵のかかるケースに入れておく
  • 電源を切ってカバンに入れて見えなくする

などのケースが考えられますが、小田さんは受験勉強を成功させるため、そもそもスマホを持たないという対処法をとっていたそうです。
また、社会人時代もなるべく携帯電話はなるべく家に置いて、外で勉強をすることを意識したそうです。

このように、勉強で結果を出す人の共通点として、誘惑に打ち勝つ環境づくりを怠らないということが挙げられます。

誘惑に意志の力だけで立ち向かうのは危険です。
そもそも誘惑されない環境づくりを意識して、勉強環境を整えてください。

「ポイントおさらい」
  1. 志望動機書や面接試験の理由を考える
  2. 暗記の基本三原則
  3. 勉強の邪魔なら物理的にスマホを遠ざける
スポンサーリンク

まとめ

本書は、社会人から早稲田大学、東京大学大学院に合格した体験談を余すところなく知ることができる一冊です。

働きながら勉強で結果を出した人の具体的な方法を知ることができる本はあまりありません。

「働いていて勉強をする時間がとれない」
「大学への編入を考えている」
「大学院に進学する予定がある」

このような方は、ぜひ本書をチェックしてみてください。

スポンサーリンク

「これは勉強に活かせる!」くろま式『東大院合格大作戦』から学ぶ勉強法

最後に、数々の勉強法の本を出版している私が、「読んだ本すべてを勉強に活かす」をテーマに、

「これは勉強に活かせる!」と思った内容をご紹介します。

勉強に全く関係のない、小説やマンガからも「勉強に活かせる内容」をご紹介していこうと思っています。

『東大院合格大作戦』から学ぶ勉強法は、以下です。

本書から学ぶオススメ勉強法
  1. 「理想イメージ」勉強法

理想イメージ勉強法とは、目標を達成したことを鮮明にイメージするための方法です。

フィギュアスケートの羽生選手や、野球のイチロー選手を筆頭に、一流のスポーツ選手は一流のビジネスマンはこぞってイメージトレーニングを行うといいます。

勉強において、イメージというのは非常に重要です。

100点を取ることができるのは、100点を取れると思っている人だけです。
60点しかとれないと思いこんでいる人に、100点を取ることなんてできないでしょう。

同時に、東大に合格できないと思いこんでいる人は、東大に合格することはできません

なぜなら、ほとんどの人は、できないと思っていることのために努力を続けることなどできないからです。

そのため、目標を達成するためには、まずはじめに目標を達成できると本心から信じることが大切だと思っているのですが、著書の小田さんは、非常にユニークな方法でイメージトレーニングを実践していたそうです。

  • 東大の安田講堂の画像をプリントアウトし、「東大大学院にごうかくする!」と書き入れたものを毎朝起きたときと夜寝る前に眺める
  • Facebookのプロフィール欄に東大大学院の経歴を入れた状態にし、プリントアウトしたものを毎朝、毎晩眺める
  • 通学途中の「東大前」駅で、東大生になったフリをして下車する

非常にユニークな方法ですが、このように自己暗示をかけることの効果は絶大です

「東大生じゃないとおかしい」と思うことができるようになれば、そのための勉強をするのも当然だと思うようになり、半自動的に必要な量の勉強をこなすことができるようになるでしょう。

もちろん、大学受験にかぎらずどのような目標に対しても、イメージトレーニングは効果的です。

ぜひオリジナルのユニークな方法で、イメージトレーニングを実践してみてください。

[著書名] 社会人から私の東京大学大学院合格大作戦
[著書] 小田恵美子
[出版社] エール出版社
[出版日] 2018/11/17
[項数] 199ページ
[目次]
はじめに 
1章 ごく普通の大学を出た私が東大大学院生に!
2章 学士編入・大学院の内部進学・外部進学の道程
3章 勉強法が分からない人のためのゼロからの勉強法
4章 合否の明暗を分ける提出書類と面接試験
最終章 東大を含む有名大学院に、誰でも入れる時代

コメント

タイトルとURLをコピーしました