【書評41】やってはいけない勉強法「天才になってから努力せよ」

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勉強の質を高める
こんな人にオススメ
  • 著書ならではの勉強法を知りたい
  • やってはいけない勉強法を知りたい
  • 勉強法の新しい価値観を参考にしたい
  • 社会人になってからの学び直しをしたい
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「どんな本?」

この本は、やってはいけない勉強法の観点から、正しい勉強法を教えてくれる本です。

著書の石井貴士さんは、2009年に年間ベストセラー1位を獲得した、『本当に頭がよくなる 1分間勉強法』(KADOKAWA)の著書です。
同書は、56万部を突破した大ベストセラーとなりました。

代々木ゼミナール模試や、Z会慶応大学模試で全国1位を獲得し、慶応大学経済学部に入学。
2003年には、2003年(株)ココロ・シンデレラを起業しています。
また、『本当に頭がよくなる 1分間勉強法』以外にも、70冊以上の本を出版されています。

それでは早速、「やってはいけない勉強法」をみていきましょう。

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3つの「そうなんだ!」ポイント

「そうなんだ!ポイント」
  1. 勉強をするまえに、勉強法をマスターしておく
  2. 書いて覚えるのではなく、目で見て覚える
  3. 21回繰り返して覚える

1. 勉強をするまえに、勉強法をマスターしておく

もし8時間、木を切る時間を与えられたら、そのうち6時間を、私は斧を研ぐのに使うだろう(エイブラハム・リンカーン)

本書では、いきなり参考書を開いて勉強をするのではなく、まず正しい勉強法をマスターしてから勉強をするべきであると述べています。

例えば、東京から北海道に行こうと思ったときに、いきなり北に向けてあるき出す人はいないでしょう。

どうやっていくのが一番安くて早いのかを調べ、それからチケットをとって北海道に向かうはずです。

これは勉強も同じで、勉強法を学ばずにいきなり勉強をはじめることは、東京から北海道にいくのにいきなり北に向かって歩き始めるのと同じであるといいます。

ちなみに著書は、「努力して天才になるのではなく、天才になってから努力せよ」と述べており、その天才になるというのは、瞬間記憶をマスターすることであると主張しています。

瞬間記憶をマスターすると、1単語を1秒で覚えることができるそうです。

この瞬間記憶が勉強の最終奥義であると主張しているため、amazonのレビューなどでは批判する意見も多いようですが、勉強法を先に学ぶべきだというのは賛成です。

人の寿命は平均で90年ありません。
人生の時間が限られているからこそ、時間あたりの成果を上げる必要があります。
勉強法を知っているか知らないかでは、この時間あたり成果は大きく違ってくるでしょう。

そのためにも、勉強法を学ぶことが勉強のスタートと言えるでしょう。

2. 書いて覚えるのではなく、目で見て覚える

「見るだけでなく、書いて覚えろ」と主張している書籍は多いです。

ここでは、「書いて覚えるのではなく、目で見て覚える」と主張しているのが珍しかったので紹介します。

人は、なるべく五感を多く使ったほうが記憶しやすくなります

見るだけよりも、「見て、書いて、聞いて」覚える方が、より脳が刺激されるため、記憶に定着しやすくなるからです。

しかし、本書では「目で見て覚えろ」と述べています。

英語を1単語書くのに6秒かかるとしても、見るだけでは1秒もかかりません。

単純計算で、「目で見る場合」は1分間で60単語触れることができるのに対し、「書く場合」は1分間で10単語しか触れることができません。

私も、単語を覚える際は基本的に書いて覚えることはありません。

なぜなら、書くことは時間がかかるからです。
そのかわり、目で見ると同時に、音声を聞いたり音読をして勉強します
そして、書かない分、何度も復習します

書いたほうが記憶に残るからといい、全ての単語を書くのは早計です。

書く代わりに何周もする、どうしても覚えられない単語だけ書くなど、あなたが効率が良いと思う方法を試してみてください。

3. 21回繰り返して覚える

① 3回繰り返し見て覚える → 大天才レベル
② 9回繰り返し見て覚える → かなりな天才レベル
③ 21回繰り返し見て覚える → 天才レベル

本書では、瞬間記憶は1度見て覚える記憶ではなく、「少なくとも3回は見て覚えるのが、瞬間記憶である」と述べています。

私も、見るだけで覚えるのであれば、感覚を空けて最低5回。
1単語1秒であれば、本書で主張しているように、21回くらいは反復練習する必要があると思います。

21回復習しても、1単語累計21秒で覚えることが可能です。

脳は、何度も繰り返しインプットされている情報を大切だと認識し、記憶しようとします。

1単語1秒で覚える瞬間記憶は一度置いておき、あなたが普段参考書を勉強するところを想像してみてください。

どんなに理解しながら覚えようとしても、1度で細部まですべて覚えることはできません。

ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが提唱した記憶の忘却率に関する「エビングハウスの忘却曲線」という有名なデータがあります。
このデータによると、人は、1度勉強したことを1時間後には56%、1日後には74%忘れるといいます。

このデータで用いたのは「子音・母音・子音」から成り立つ関連性のない無意味な音節であったため、勉強の内容を理解しながら覚えることでよりこの忘却曲線はゆるやかになるのですが、それでも時間が経つにつれて記憶が曖昧になるといった結果は変わらないでしょう。

先程述べたように、長期で記憶するためには、何度もインプットして脳に大切な情報であると認識させることが重要です。

そのためには、21周しろとは言いませんが、参考書は1周や2周で終わりにするのではなく、最低でも5周、6周するようにしてみてください。

「ポイントおさらい」
  1. 勉強をするまえに、勉強法をマスターしておく
  2. 書いて覚えるのではなく、目で見て覚える
  3. 21回繰り返して覚える
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まとめ

本書は、大ベストセラーを出した著書の、勉強に対する考え方を学ぶことができる一冊です。

amazonでは、瞬間記憶なんて無理だという批判レビューも多いです。
もし、あなたが瞬間記憶が無理だと思っていても、著書の勉強に対する考え方から学ぶことはできるはずです。

そもそも人間は物事を忘れる生き物なのですから、書籍の情報が100あったとして、10を理解し、1実行に移すことができればいいほうでしょう。

1実行にうつすだけでも、いくつもの書籍でそれを繰り返していけば、いずれ昔の自分から100成長した自分になっています。

「資格試験を控えている」
「入学試験を控えている」

というかたは、ぜひ、本書をチェックしてみてください。

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「これは勉強に活かせる!」くろま式『やってはいけない勉強法』から学ぶ勉強法

最後に、数々の勉強法の本を出版している私が、「読んだ本すべてを勉強に活かす」をテーマに、

「これは勉強に活かせる!」と思った内容をご紹介します。

勉強に全く関係のない、小説やマンガからも「勉強に活かせる内容」をご紹介していこうと思っています。

『やってはいけない勉強法』から学ぶ勉強法は、以下です。

本書から学ぶオススメ勉強法
  1. 「サンドイッチ」勉強法

サンドイッチ勉強法とは、忘れない記憶をつくるための勉強法です。

サンドイッチのパンの部分は、暗記
サンドイッチの具材の部分は、睡眠です。

つまり、暗記、睡眠、暗記と睡眠をサンドイッチのように挟んで暗記するのです。

起きているときは、脳に膨大な情報が次々と押し寄せてきます。
なにも考えないようにしていても、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚で感じた情報を全て脳に送り込みます。

睡眠前に暗記をすると良いと言われているのは、脳は寝ている間に記憶を定着・結合するためです。
ちなみにですが、ハーバード大学の研究によると、新しい知識を定着させるためには6時間以上の睡眠が必要だそうです。

寝ている間は、起きている間と比べて脳に伝達される情報量も少なく、睡眠の直前に暗記したことは記憶に定着されやすくなります

睡眠前の暗記だけでも効果的なのですが、サンドイッチ勉強法では、さらに起きてすぐに前日寝る直前に暗記したことの復習を行います

こうすることにより、より確実に記憶を定着させることができます。

朝は脳の情報が整理されていて、集中状態で勉強することもできるでしょう。

「暗記が苦手」という人は、このような勉強法を試してみると、「あれ?暗記ってこんな簡単だったんだ」と気づくことができると思います。

このような人ほど、ぜひサンドイッチ勉強法を実践してみてください。

[著書名] やってはいけない勉強法
[著書] 石井貴士
[出版社] きずな出版
[出版日] 2017/8/23
[項数] 216ページ
[目次]
はじめに 正しい勉強法を学ぶ前に、「やってはいけない勉強法」を学んでおく
第1章 「やってはいけない勉強法」をしなければ、正しい勉強法は自然と身につく
第2章 やってはいけない「記憶法」
第3章 やってはいけない「英語勉強法」
第4章 やってはいけない「ノート術」
第5章 やってはいけない「読書法」
第6章 やってはいけない「勉強習慣」
おわりに

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