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【書評40】勉強の手帳「350万人が学んだ人気講師の勉強ノウハウ」

勉強の質を高める
※本サイトはAD、PRを含むことがあります
こんな人にオススメ
  • 勉強のやる気を上げたい
  • 試験に合格するか不安がある
  • 勉強のカリスマのノウハウを知りたい
  • どんな環境でも結果を出す方法が知りたい
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「どんな本?」

この本は、勉強のカリスマの勉強法や、やる気の出し方を教えてくれる本です。

著書の安河内哲也さんは、東進ハイスクールのテレビCMでもおなじみの人気講師です。
知らない人はほとんどいないでしょう。
担当科目は英語で、自らも多忙な合間をぬって勉強を続け、TOEIC990点満点、英検1級、国連英検特A級、通訳案内士など、さまざまな資格を獲得しています。
本書は、勉強のカリスマである著書の、ノウハウの集大成と学習者への熱いメッセージをあますところなく述べた1冊です。

それでは早速、「勉強のカリスマによる勉強法」をみていきましょう。

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3つの「そうなんだ!」ポイント

「そうなんだ!ポイント」
  1. うまくいかないことを環境のせいにするな!
  2. 暗記は「スパイラル」方式で
  3. あえて騒音の中で勉強する

1. うまくいかないことを環境のせいにするな!

「みんな遊んでいるから自分も遊びたい」
「家にはマンガやゲームがあるから勉強できない」
「誘われると断ることができない」

安河内さんは、講師をしている中で、よくこのような声を耳にしたそうです。

私たちは、つい自分の不勉強を外的な要因に押し付けてしまいがちですが、本当は「環境とは自分で作るもの」であると述べています。

「勉強できないのは自分のせいではない」
「だから自分は勉強できなくて当然だ」

このような逃げ道をつくってばかりでは、勉強で結果が出ないのも当然です。

家がゲームで溢れているのであれば、すぐにゲームをダンボールに詰めて押入れに封印してしまいましょう。
マンガ本も箱詰めし、リサイクルショップに持っていきましょう。
周りの友人が遊んでばかりであれば、勉強しているライバルとなる友達を見つけましょう。

自分の周りの環境は変えることができます

それと同時に、大学入学以降は、勉強するための環境は自分で整備しなければいけません

うまくいかないことを環境のせいにしても、何も解決しません。
目標を達成するためには、勉強しやすい環境は自分で作り、自分の責任でどうにかするといった習慣をつけましょう。

2. 暗記は「スパイラル」方式で

暗記は、最初は浅く!

徐々に深く!

早く何度も繰り返せ!

安河内さんは、本書のなかでこのように述べています。

また、記憶するコツは、同じ情報に何度も出会うこと、短い時間でも目にする回数を増やすことによって、記憶に残りやすくなるとも述べています。

パーティーで一度しか会ったことのない人の名前を全て覚えている人はいないでしょう。
しかし、その後もまた別の場所で再開し、段々と会う機会が増えていくと、いつのまにか名前を覚えて、忘れなくなっているでしょう。

このように、何度も情報と出会うことにより、人間の記憶は強化されていきます

そこで、本書がおすすめしているのが、「スパイラル方式」という暗記の方法です。

具体的にみていきましょう。

1回目は、暗記しようと意識せずに、単語や用語を見るだけにします。
2回目は、英単語集の日本語の意味と例文を音読します。ここでは、まだ暗記は意識しません
3回目は、英単語を見て、日本語の意味がすぐに口から出てこないものにチェックをいれます。
4回目は、チェックが入った日本語の意味を音読します。
5回目は、チェックの入った日本語の意味と例文を音読します。
6回目は、チェックの入った日本語の意味を暗記するようにします。
・・・・

このように、何度も同じ情報を目にするようにしましょう。

1年間でたった1度、3時間しか話さなかった人と、1年間で1回5分、36回会った人とでは、後者の方が印象深く残るはずです。

暗記をする際は、早く何度も繰り返すことを意識してみてください

3. あえて騒音の中で勉強する

「あえて騒音の中で勉強をする」は、先程述べた「勉強の環境は自分で作れ」と一見矛盾しているように感じるかもしれません。

事実、「勉強の環境は自分で作れ」と述べている著書は多いのに対し、「あえて騒音の中で勉強しろ」と述べた本は殆ど目にしたことがありません。

本書で「あえて騒音の中で勉強しろ」と述べているのには理由があります

それは、「集中力を磨くため」です。

考えてみると、そもそも試験会場も雑音だらけです。
受験者の文字を書く音や冊子をめくる音。エアコンの音。救急車の音など、いろいろな音が耳に入ってきます。

安河内さんは、そんな環境の中でも合格点を取るには、ふだんから、騒音の中でも集中できる力を磨くことが重要である、と主張しています。

安河内さん自身も、普段からスターバックスコーヒーやマクドナルドのような場所で仕事や勉強をするそうです。

そして、そのことが「どんなにうるさくても集中できる訓練」になるそうです。

いつでも図書館や自習室などの静かなところで勉強をできるとは限りません。
電車の中や騒がしい教室などで勉強をしなければいけないときもあるでしょう。

このようなときに周りがうるさいから勉強できないでは困ります。

どこでも勉強できるようになるために、周囲の音が耳に入らなくなるくらいの集中力を身につける必要があり、あえて騒音の中で勉強をすることがそのための訓練になるのです。

とはいえ、はじめから集中するのは難しいと思います。

ある程度勉強をする習慣がついてから、あるいは、はじめは集中できなくても気にしないといったことを前提に、騒音の中で勉強をしてみてください。

「ポイントおさらい」
  1. うまくいかないことを環境のせいにするな!
  2. 暗記は「スパイラル」方式で
  3. あえて騒音の中で勉強する
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まとめ

本書は、人気講師による勉強のノウハウやメッセージを余すところなく知ることができる一冊です。

「勉強のやり方がわからない」
「勉強のやる気がおきない」

勉強の方法や、やる気に火がつく熱い言葉が記載されているため、このようなどちらの問題にも対応することができる本です。

「英語なんて言葉なんだ! こんなもん、やれば誰だってできるようになる! 」

懐かしい言葉ですね。

この言葉に勇気をもらった人もたくさんいるでしょう。

350万人が学んだ人気講師の勉強のノウハウに興味があるという方は、ぜひ、本書をチェックしてみてください。

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「これは勉強に活かせる!」くろま式『勉強の手帳』から学ぶ勉強法

最後に、数々の勉強法の本を出版している私が、「読んだ本すべてを勉強に活かす」をテーマに、

「これは勉強に活かせる!」と思った内容をご紹介します。

勉強に全く関係のない、小説やマンガからも「勉強に活かせる内容」をご紹介していこうと思っています。

『勉強の手帳』から学ぶ勉強法は、以下です。

本書から学ぶオススメ勉強法
  1. 「セルフプレゼンテーション」勉強法

知識というのは、理解度によっていくつかの段階に分けることができます。

  1. 全くわからない
  2. 解答を見れば理解できる
  3. 自力で問題を解くことができる
  4. 人に教えることができる

言うまでもなく、4番が最も理解度が高い状態です。

「Aという公式を当てはめれば問題解くことができる」
これは、3番の状態です。

しかし、人に教えるためには、頭の中に入れた知識を、自分の言葉でわかりやすく説明する必要があります

「なんでこの公式を使うの?」「この公式はなにを表しているの?」

教えている最中に出てくる疑問に対する回答を考えることで、より深く広い、応用問題にもたいおうできる知識を吸収することができます

成績がいい人は、「人に教える」機会が多いため、さらに成績が良くなるといったことはよく聞きますよね。

しかし、学生であれば教える相手が見つかるかもしれませんが、社会人の勉強となると、教える相手が見つからないケースも多々あるでしょう。

そういった場合は、自分自身に説明するようにしてみてください。
またその際は、説明を受けているつもりで「なぜ?」「どうして?」と疑問を持つように意識します。

例えば次のように説明します。

筋肉を使いすぎるのは当然良くないけど、使わなすぎるのも良くないんだよ」

「どうして?」

なぜかというと、筋肉を使わないと、どんどん筋肉量が落ちてしまうよね。
すると、さらに動くのが大変になってしまう。そして、さらに筋肉量が落ちて、さらに動くのが大変になる・・・このような筋力低下のスパイラルに陥ってしまうからだよ

「なるほど!」

このようにセルフプレゼンテーションをすることで、より深く広い知識を身につけることができます

自分自身を含め、誰かに説明をするかしないかで、理解度は大きく変わってくるでしょう。

より実践的で深い知識をみにつけるため、ぜひ、「セルフプレゼンテーション」勉強法を実践してみてください。

[著書名] 350万人が学んだ人気講師の 勉強の手帳 
[著書] 安河内哲也
[出版社] あさ出版
[出版日] 2011/7/11
[項数] 231ページ
[目次]
はじめに
Part1 目標を実現する!
Part2 勉強のセオリーを身につける!
Part3 勉強のツールをフル活用する!
Part4 使える英語を身につける!
Part5 効率よく勉強する!
Part6 不安を解消する!モチベーションを上げる!
Part7 試験直前・当日にはこれをやる!
Part8 いつまでも学び続ける

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