- 超具体的な勉強法が知りたい
- 勉強したいけど時間が足りない
- 資格試験や入学試験を控えている
- 勉強時間を捻出する方法を知りたい
「どんな本?」
この本は、勉強が続かない人を前提とした、具体例いっぱいの勉強法を教えてくれる本です。
2007年ビジネス書ランキング1位を獲得し、56万部を突破した大ベストセラーの勉強本です。
著書の古市幸雄さんは、ニューヨーク州立大学アルバニー校で経営修士号(MBA)を取得し、帰国後3年間で、翻訳、手帳・目標達成関連、英語学校の3つのビジネスを立ち上げました。
「中卒・高卒のハンディ、二流・三流大学卒のハンディは、継続的に勉強をすれば簡単に克服できる」と主張しており、古市さん自身も、学校卒業後、毎日少しずつ勉強を続けることによって、留学、起業、出版など次々に夢や目標を実現してきました。
それでは早速、「大ベストセラーの勉強法」をみていきましょう。
3つの「そうなんだ!」ポイント
- 人生は勉強したものが勝つ
- 身銭を切って、はじめて成長する
- 成果を出すには勉強時間が圧倒的に大切
1. 人生は勉強したものが勝つ
定時出社からフレックス出社へ。
年功序列や終身雇用から能力主義へ。
「何時から仕事をしてもいい。自宅やカフェで仕事をしてもいい」という、昔では考えられない時代になってきています。
AIにより、10年から20年でおよそ50%もの人が職を失う指摘する研究もあり、大企業に就職しても安心できない時代になりました。
この時代を乗り越えるためには、明日もし会社をクビになっても、次の勤め先をすぐに見つけられる、または独立できる有能なビジネスパーソンになる必要があります。
本書では、「三流大学しか出ていないから」「大学進学していないから」といったことは全く関係がなく、これからコツコツ勉強を続けていくことで、ぶっちぎりに成果を出せるようになるのだと述べています。
また、マクドナルドを正解的なフランチャイズ店に発展させたレイ・クロック氏が、同ビジネスを手がけたのは52歳のときです。
また、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の創業者であるカーネルサンダース氏は、同ビジネスを立ち上げたのは65歳のときです。
もしあなたが定年退職間近でも、勉強するのに年齢は関係ありません。
これからの時代を生き抜くためにも、毎日少しずつでいいので、コツコツ勉強をする習慣を身に着けていきましょう。
2. 投資は身銭を切って、はじめて成長する
あなたは投資と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
先物取引やインデックス投資などの金融商品を思い浮かべる人や、自身への投資を思い浮かべる人もいるでしょう。
もちろん、ここでお話する投資は、後者の自己投資の方です。
アメリカ合衆国建国の父の1人として讃えられ、現在の米100ドル紙幣の肖像に描かれている、ベンジャミン・フランクリン氏の有名な言葉に次のものがあります。
もし財布の中身を頭につぎこんだら、
誰も盗むことはできない。
知識への投資が
いつの世でも最高の利子を生む。
さらに本書では、知識を吸収したいのであれば、身銭を切る必要があると述べています。
なぜなら、身銭を切るかどうかで、知識の吸収率がかなり変わってくるためです。
身銭を切ることによって、「必ず投資額の元をとってやろう」と考え、多くの知識を吸収しようとします。
私も、本を読むときは図書館で借りるのではなく、書店で買うようにしています。
やはり、身銭を切ったか否かで、知識の吸収率は全然異なる気がします。
もちろん、何十万円もするセミナーに投資しろと言うことではなく、自分のレベルに合わせた金額の投資をするのが良いということです。
身銭を切らずに学ぼうとしても、知識の吸収率は10分の1になってしまうということは覚えておきましょう。
換言すると、今まで図書館で本を借りたり、会社の費用でセミナーに参加していた人は、身銭を切る習慣をつけることによって、今までより遥かに大量の知識を吸収できるようになるということです。
3. 成果を出すには勉強時間が圧倒的に大切
本書では、勉強で成果を生み出すための方程式を次のように定義しています。
(勉強の成果)=(教材・サービスの質)×(集中力)×(勉強時間の2乗)+(過去の勉強の蓄積)
勉強時間が2乗になっていますね。
著書の古市さんは勉強時間が圧倒的に大切であると主張しています。
また、古市さんの元へ、「英語が話せるようにならない」という相談が寄せられるそうなのですが、よく話を聞くと、本人の英語の勉強量が圧倒的に足りないケースが多いといいます。
週に1回40分の英会話スクールに通っているのですが、それ以外の時間は予習も復習も全くしていないといった相談があったそうです。
週に1回40分の英会話スクールでは、一年でおよそ34時間の勉強にしかなりません。
この時間では、1日5時間の勉強を1週間続けたら、英語が話せるようになる計算になってしまいます。
古市さんは、留学予定者には、平日は3時間、休日は10時間前後勉強をするように指導しているそうで、週1回40分の勉強時間と比較すると、30倍から50倍の勉強量になります。
四の五の言わず、たくさん勉強しろと言うことですね。
もちろん、はじめから1日3時間も4時間も勉強をするのは難しいと思います。
まずは1日30分から勉強をする習慣をつけていき、徐々に時間を増やしていくことで、無理なく目標を達成できるようになるでしょう。
- 人生は勉強したものが勝つ
- 身銭を切って、はじめて成長する
- 成果を出すには勉強時間が圧倒的に大切
まとめ
本書は、無理なく勉強を続けられる、具体例一杯の実証済み勉強法を学ぶことができる一冊です。
この本の中では、具体的な勉強法以外にも、勉強に対する考え方や心構えもたくさん伝授しています。
なぜなら、小手先の勉強法よりも、あなたの心構えのほうが100倍大切だからです。
心構えが変われば行動が変わります。
しかし、心構えの変化が伴わない小手先の行動の変化は、すぐに続かなくなります。
このように、具体的な勉強法だけでなく、勉強に対する考え方や心構えがたくさん記載されています。
「勉強したくなければ勉強しなくていい」
「年34時間で英会話を上達させようとするなんて、到底不可能だ」
など、少し厳しい言葉もありますが、読者の望んでいる成果を生み出すために、厳しいことを言っているのでしょう。
大ベストセラーの勉強法に興味があるという方は、ぜひ、本書をチェックし、あなたの望んでいる成果を生み出してください。
「これは勉強に活かせる!」くろま式『「1日30分」を続けなさい!』から学ぶ勉強法
最後に、数々の勉強法の本を出版している私が、「読んだ本すべてを勉強に活かす」をテーマに、
「これは勉強に活かせる!」と思った内容をご紹介します。
勉強に全く関係のない、小説やマンガからも「勉強に活かせる内容」をご紹介していこうと思っています。
『「1日30分」を続けなさい!』から学ぶ勉強法は、以下です。
- 「ハッピーセット」勉強法
本書では脳の行動パターンは次の2つであると述べています。
- 痛みを避ける
- 快楽を得ようとする
つまり、いやいや勉強することは、脳にとっては痛みになり、脳は勉強をしないように指示を出してしまいます。
結果、勉強が長続きしません。
本書の著書である古市さんは、帰宅後足がベトベトしていると勉強に集中できないため、とりあえず足を洗うことにしているそうです。
体が汗ばんでベトベトするといったような不快な状態では、集中して勉強することはできませんし、脳が「勉強=不快」であると認識してしまう恐れがあります。
勉強の前にお風呂に入るなどをして、生理的に気持ちのいい状態になってから勉強をすることで、「勉強=快感」と脳が認識するようになります。
私は、大学受験時代の夏休みは、開館から閉館まで図書館で勉強をしていました。
横浜の夏は蒸し暑く、家ではクーラーをつけない習慣だったのと、図書館はクーラーが効いていて涼しかったため、「勉強する=涼みに行く」といった認識がありました。
そのおかげか、いつも「早く勉強しに行きたい」と思っていました。
これが逆の環境だったらどうでしょう。
つまり、家は涼しく、図書館は蒸し暑い状態です。
毎日わざわざ汗をダラダラかきに図書館に通い、勉強し続けることはおそらくできなかったでしょう。
このように、勉強を続けることができるかどうかは、勉強とセットになっている環境が大きく影響します。
勉強は、ハッピーになる環境とセットにするべきです。
私はこの勉強法を、「ハッピーセット」勉強法と呼んでいます。
「お風呂に入り、体がキレイになった状態で勉強する」
「お気に入りのチョコレートを食べながら勉強する」
「大好きなコーヒーを飲みながら勉強する」
このような、ハッピーな環境とセットで勉強をするように工夫するだけで、徐々に「勉強したい」と思うようになってくるでしょう。
そうすれば、あなたが勉強で望んだ結果を出す日もすぐそこです。
「勉強が続かない」「勉強するのが辛い」という人は、ぜひ、「ハッピーセット」勉強法を実践してみてください。
[著書名] 「1日30分」を続けなさい!
[著書] 古市幸雄
[出版社] マガジンハウス
[出版日] 2007/6/21
[項数] 223ページ
[目次]
プロローグ
第1章 人生は勉強したものが勝つ!
第2章 勉強時間を捻出する方法
第3章 勉強に集中する方法
第4章 短期集中型・長期計画型の勉強法
第5章 本気の人のための英語勉強法
第6章 勉強を成功させるための目標設定方法
第7章 勉強効率アップのための食事・睡眠
第8章 勉強効率アップのためのツール
エピローグ




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