「院試を受けたい気持ちはあるけれど、大学3年生の1月から動き出すのって遅い?」「まず何をすればいいのか分からないまま冬休みが終わりそう…」
そんなモヤモヤを抱えて、「院試 大学3年生 1月の動き方」のようなキーワードで検索している方に向けて、この記事を書いています。
この記事では、
- 大学3年生の1月時点で、院試に向けて何を決めておくべきか
- 1月〜本番までのざっくりしたスケジュールと、理系・文系、学内進学・外部受験での違い
- 1月のうちに最低限やっておきたい「5つのアクション」
- 今日から動き出すための「7日間ミニプラン」
を、できるだけ具体的に整理していきます。
編集部として、これまで多くの受験生の相談や合格までの流れを見てきましたが、「3年生の1月」は、院試準備のターニングポイントになりやすい時期です。
焦りすぎる必要はありませんが、「何もしないまま春を迎える」と、後からじわじわ効いてきてしまうこともあります。
ここでは上から目線の「これをやらないと終わり」という話ではなく、
「今の自分の位置を把握して、1月にできる現実的な一歩を決める」
ための考え方と行動を、一緒に整理していきましょう。
なぜ「大学3年生の1月」が院試準備のターニングポイントになるのか
最初に、この記事独自の前提をはっきりさせておきます。
**3年生の1月は、「量よりも方向性を決める月」**です。
つまり、
- 1日10時間勉強するような「追い込み」をする時期ではなく
- 「どこを目指すか」「どんな試験があるか」「自分の現在地はどこか」を整理し
- そこから逆算した“マイルドなスタート”を切る時期
というイメージに近いです。
多くの大学院入試は、理系だと8〜9月、文系だと9〜10月に本番を迎えます。
3年の1月から本番まで、だいたい8〜10か月ある計算です。
この8〜10か月を、
- 「何となく勉強はしているけれど、方向性が曖昧なまま過ぎる」のか
- 「狙う専攻と試験科目が見えた上で、計画的に積み上げる」のか
で、同じ勉強時間でも伸び方が大きく変わってきます。
また、先輩たちのパターンを見ていると、
- 3年の1〜3月:
- 研究室訪問やオンライン説明会に参加し始める
- TOEIC/TOEFLなど英語試験の対策に手を付ける
- 過去問を眺めて難易度を知る
- 4〜6月:
- 専門科目の基礎固めを本格化
- 過去問演習を徐々にスタート
- 7〜8月:
- 過去問演習・解き直しのラストスパート
という流れで動いている人が多い印象です。
つまり**「1月に完璧な勉強をする」必要はないけれど、「何も決まっていない」のは後々しんどくなりやすい**、そんな分岐点がこの時期だと考えると、イメージしやすいかもしれません。
院試を目指す大学3年生の1年スケジュールざっくり版
次に、「全体像」を確認しておきましょう。
ここでは、**外部受験の理系院(8〜9月実施)**をモデルケースにしつつ、文系・学内進学にも応用できるように書きます。
1〜3月:方向性決め+基礎の棚卸し
- 進学するか、就職か、まだ迷っている人も多い時期
- やるべきことは「決めきる」ことではなく、「情報を集める」こと
- 志望専攻の候補を2〜3に絞り、試験科目や過去問をざっと確認
- 数学・専門科目・英語の「苦手リスト」を作る
- (理系)興味のある研究室・教員をリストアップ
- (文系)気になる研究テーマをいくつか書き出しておく
4〜6月:本格的なインプット&過去問の入り口
- 大学の授業や研究室と並行して、院試用の勉強時間を安定して確保
- 数学・専門科目の教科書や定番参考書を1周するイメージ
- 英語は単語・長文を「毎日少しずつ」
- 過去問を本格的に解き始める前に、「出題範囲をマッピング」しておく
- 研究室訪問やオープンラボに参加し、志望を固めていく
7〜8月:過去問演習と仕上げフェーズ
- 志望専攻の過去問を本格的に解き、解答を作り込む時期
- 分からなかった問題を「解説できるレベル」まで潰していく
- 模擬面接や口頭試問の練習も徐々に始める
- 研究計画書・志望理由書のブラッシュアップ
試験後〜:結果を踏まえて次の一歩を考える
- 合格した場合:進学手続き、研究室の準備、卒論との両立
- 不合格だった場合:
- 他専攻・他大学の後期試験や2期試験を検討
- もう1年準備する選択肢を検討(既卒としての再チャレンジ)
この全体像を頭に入れたうえで、**今は「1〜3月のゾーンにいる」**と意識できると、1月にやるべきことが見えやすくなります。
【1月にやるべき5つのこと】「情報集め」と「土台づくり」がメイン
ここからは、大学3年生が1月に具体的に何をすればいいのか、5つに絞って整理します。
① 進学動機と「なんとなくの方向性」を言葉にしてみる
いきなり志望校を1つに決める必要はありません。
ただ、**「なぜ大学院に行きたいのか」「どんな分野に興味があるのか」**は、一度自分の言葉で書き出してみるのがおすすめです。
例として、ノートにこんなことを書き出してみてください。
- 学部でおもしろいと感じた授業・分野
- 卒論でやってみたいテーマの方向性
- 将来やってみたい仕事(研究職・開発・コンサル・公務員など)
- どうして就職ではなく、まず院に進みたいと思ったのか
まだふわっとしていてOKです。
ここでの目的は「完璧な志望動機」ではなく、
「なんとなく、こういう方向性かもしれない」という仮置き
をつくること。
この仮置きがあると、次の「情報収集」の際に、
- 情報の「取捨選択」がしやすくなる
- 説明会や研究室訪問で質問しやすくなる
というメリットがあります。
② 志望専攻候補を2〜3つピックアップして、ざっくり比較する
次に、志望専攻の候補を2〜3つに絞って、ざっくり比較してみましょう。
まだ「この大学のこの専攻」と決め打ちしなくて大丈夫です。
チェックしておきたいポイントは、例えば以下のようなものです。
- どんな研究分野・研究室があるか
- 入試の時期(8月か9月か、冬か)
- 試験科目(数学・専門科目・英語の比重、口頭試問の有無)
- 必要な英語スコア(TOEIC/TOEFL/英検など)
- 学費・奨学金、立地、生活費のイメージ
このとき、「学内進学だけ」「外部受験だけ」と視野を狭めすぎず、両方を候補に入れて比較してみるのがおすすめです。
- 学内進学の方が、教員や先輩に相談しやすく、試験情報も得やすい
- 外部受験は、環境をガラッと変えられたり、より合う研究テーマに出会える可能性がある
といった違いが見えてきます。
③ 自分の学力をざっくり棚卸しする(模試ではなく「自己診断」)
「自分のレベルが分からないから、どこを目指せばいいか決められない」という相談は本当に多いです。
しかし、1月の時点では、精密な判定テストよりも、「自己診断」で十分です。
例えばこんな手順で、1〜2日あればできます。
- 志望候補の専攻の過去問を1〜2年分ざっと眺めてみる
- 「解けそう」「全く分からない」「見たことあるけど解けない」に分けて印を付ける
- いま学んでいる科目とのギャップをメモする
- 英語については、直近の模試やTOEICなどがあればスコアを確認する
ここで大事なのは、点数を出すことではなく、
- どの分野に穴が多いか
- 「見たことはあるが曖昧」な範囲はどこか
- 英語がネックになるのか、専門がネックになるのか
といった**「苦手の“質”」を把握すること**です。
④ ざっくりでいいので「1年の院試ロードマップ」を描く
情報と自己診断ができたら、1年分のざっくり計画を紙に書いてみましょう。
完璧である必要はなく、むしろ「あとで何度でも書き直せるメモ」くらいの気持ちでOKです。
例として、理系・外部受験の場合:
- 1〜3月:
- 志望専攻の候補を2つに絞る
- 数学・専門の基礎教科書1冊ずつをスタート
- 英単語帳を毎日30分
- 4〜6月:
- 数学・専門の教科書を1周
- 重要問題集レベルの問題演習
- 過去問の「問題だけ」眺めて出題範囲を整理
- 7〜8月:
- 過去問演習→解き直し
- 模擬面接・研究計画書の仕上げ
文系の場合は、例えばこんなイメージです。
- 1〜3月:
- 研究テーマ候補を3つ程度に絞る
- 関連する基本的な文献・概説書を3〜5冊読む
- 英語の長文読解を週数回
- 4〜6月:
- 研究計画書のたたき台を書く
- 短答・論述問題の過去問を確認
- 指導を希望する教員の著作や論文を読む
- 7〜9月:
- 過去問演習・論述の練習
- 研究計画書のブラッシュアップ
- 模擬面接・口頭試問対策
このような「1年のラフな見取り図」があることで、1月にやるべきことがはっきりしてきます。
⑤ 「毎日30分〜1時間」の習慣を1つだけ決める
1月の一番のテーマは、「院試モードに入る」=勉強習慣を作り始めることです。
いきなり毎日3時間は、部活やバイト、授業との両立を考えると現実的ではありません。
まずは「毎日30分〜1時間」でいいので、続ける習慣を1つ決めましょう。
例:
- 英単語帳を1日20〜30分だけやる
- 数学の教科書を、1日2ページ必ず読む
- 専門科目の基本問題を、1日3題だけ解く
ポイントは、「時間」ではなく「やる作業」を固定することです。
「空いた時間にやる」だと、どうしても優先順位が下がりがちなので、「夜寝る前の30分は必ず単語」「1限の前に教科書2ページ」など、生活のリズムに組み込む意識を持てると続きやすくなります。
タイプ別:あなたが1月に優先すべきことはどれ?(理系・文系/学内進学・外部受験)
同じ「院試」といっても、専攻や立場によって、1月に優先したいことは少しずつ違います。
ここでは4つのパターンに分けて整理してみます。
1. 理系×外部受験
理系で外部の大学院を受ける場合、「専門科目+数学+英語+研究室選び」の4本立てになります。
1月〜春にかけて特に意識したいのは、
- 志望専攻を2つに絞り、両方の過去問を眺める
- 数学(線形代数・微積・確率など)の基礎教科書をスタート
- 英語の勉強を「毎日少しずつ」始める
- 興味のある研究室をリストアップし、研究室訪問や説明会の情報を集める
研究室訪問は春〜初夏にかけて動きやすいですが、1月のうちに「どこにコンタクトを取りたいか」の候補を考え始めるだけでも、後々の動きがスムーズになります。
2. 理系×学内進学
学内進学を考えている理系の方は、
- 院試そのものの難易度は外部よりやや低いケースもある
- その代わり、成績(GPA)や研究室での評価が重視されることも多い
という特徴があります。
1月時点では、
- 卒論や配属予定の研究室で必要な知識を整理
- 同じ専攻で学内進学した先輩に、
- 「いつから何をやったか」
- 「どの科目でつまずきやすいか」
を聞いてみる
- 「学内だけでなく、外部も視野に入れるかどうか」を一度考えてみる
といった動き方が有効です。
3. 文系×外部受験
文系で外部受験の場合、多くの専攻で
- 英語
- 専門の論述・記述式試験
- 研究計画書・志望理由書
- 面接・口頭試問
といった組み合わせが多くなります。
1月に特に意識したいのは、
- 興味のある研究テーマを3つ程度に絞り、関連書籍を読み始める
- 「なぜその分野を研究したいのか」を簡単なメモでいいので書いてみる
- 志望専攻の先生がどんな研究をしているか、論文や著作を眺めてみる
- 英語の長文を、週に数回でも良いので読み始める
文系の場合、研究計画書のクオリティが合否に大きく影響することも多いので、1月の時点でテーマ選びを完全に決める必要はありませんが、「関心が持てそうな領域」に早めに触れておくと、後のブラッシュアップが楽になります。
4. 文系×学内進学
文系で学内進学を考えている場合は、
- ゼミの教員との相性や、卒論のテーマとの連続性
- 学部成績やゼミでの取り組み
が重視されるケースも多いです。
1月時点では、
- ゼミの先生に「院進学を考えている」ことを早めに伝えてみる
- ゼミのOB・OGで院進学した人の話を聞いてみる
- 学内の募集要項や過去問を確認し、必要な対策を把握する
といった動きが、「学内でも外部でも動ける状態」をつくるうえで役立ちます。
1〜3月でここまで進める:フェーズ別ロードマップ
「1月に全部やろう」とすると苦しくなるので、**1〜3月をひとまとまりの“準備フェーズ”**と考えるのがおすすめです。
1月:情報収集と自己診断の月
- 進学動機と関心分野をノートに書き出す
- 志望専攻候補を2〜3つピックアップ
- 各専攻の試験科目・過去問に目を通す
- 英語や数学など、基礎科目の「苦手リスト」を作る
- 毎日30分〜1時間の勉強習慣を1つ決める
2月:基礎のインプットを本格化させる月
- 数学・専門科目の教科書を読み進める
- 英単語や文法の復習を継続する
- 可能であれば、英語試験(TOEIC/TOEFL等)の日程をチェック、申し込み
- 研究室や教員の情報を整理し、訪問候補を絞る
3月:志望を固め、最初の「過去問チャレンジ」をする月
- 志望専攻を「第一志望+滑り止め」くらいまで決めてみる
- 過去問を実際に時間を計って解いてみる(完答できなくてもOK)
- 分からなかった問題の解法を調べ始める
- 文系の場合は研究計画書の「たたき台」を一度書いてみる
この3か月を通して、
「自分が何を目指していて、何が足りなくて、今年どこまでいけそうか」
がだんだん見えてくると、その後の半年〜1年の勉強がぐっとやりやすくなります。
試験形式別に見る「1月からできること」
ここからは、試験形式ごとに「1月から始められること」を簡潔に見ていきます。
自分の志望専攻の出題形式に合わせて、優先順位をつけてみてください。
1. 筆記試験(数学・専門科目)
1月は「過去問で戦う」より前に、
- 出題範囲を洗い出し
- 自分の履修状況・理解度と照らし合わせ
- 差分を埋めるための教科書・参考書を1〜2冊決める
ところから始めるのがおすすめです。
具体的には:
- 過去問の問題だけをざっと見て、「単元名」をメモする
- 自分のノート・教科書を見返し、どこまで授業でカバーしたか確認
- 足りない範囲を埋めるための本を1〜2冊決める
「まずは過去問を解くべき」という情報もよく見かけますが、1月時点では、いきなり点数を狙うよりも「戦場の地図を描く」イメージで取り組む方が、多くの受験生にとって現実的です。
2. 英語(TOEIC/TOEFL/大学独自試験など)
英語は、**早く始めるほど「少ない負担で伸びやすい科目」**です。
1月には、少なくとも次の3つを決めておきたいところです。
- どの試験(TOEIC/TOEFL/英検/独自試験)で戦うのか
- いつまでにどれくらいのスコアが必要なのか
- どの教材・アプリを使うのか
その上で、
- 毎日20〜30分の単語
- 週2〜3回の長文読解
程度からで良いので、「院試までの生活の一部」として英語を組み込んでいきましょう。
3. 研究計画書・志望理由書
研究計画書は、いきなり完成形を書く必要はありません。
1月〜春にかけては、
- 関心のあるテーマの関連書籍・論文を読み始める
- 「なぜそれを研究したいのか」という動機を、自分の言葉でメモする
- 似た分野の研究がどのように行われているか(手法・データなど)をざっくり把握する
くらいで十分です。
ただし、「読むだけ」で終わらせず、少しでも自分の言葉でメモを書く習慣をつけておくと、後々の研究計画書作成がかなり楽になります。
4. 面接・口頭試問
面接や口頭試問は、「本番が近づいてからでいい」と思われがちですが、1月からできることもあります。
- 自己紹介・学部で学んだこと・進学動機などを、ノートに1度書いてみる
- 学部の授業内容を友人に説明するつもりで、簡単にまとめてみる
- 気になる研究分野を、口頭で1〜2分説明してみる(スマホ録音も◎)
このような**「説明する練習」**は、いきなり本番前にやると緊張しがちなので、1月〜春のうちからゆるく始めておくと、後半がスムーズです。
独学・予備校・オンラインコミュニティ、それぞれの使い方(1月時点でどう決める?)
院試対策のスタイルとしては、大きく分けて
- 独学中心(参考書+過去問)
- 予備校・オンライン講座
- オンラインコミュニティ・勉強サークル(ESCAPEのような形)
といった選択肢があります。
独学中心のメリット・デメリット
メリット
- コストが抑えられる
- 自分のペースで進めやすい
- 自分に合う教材を自由に選べる
デメリット
- 何から手を付けるか迷いやすい
- 計画がずれたときに修正しづらい
- 質問できる相手がいないと、つまずきで止まりやすい
予備校・オンライン講座のメリット・デメリット
メリット
- カリキュラムが整っていて、スケジュールを立てやすい
- 解説やテキストが体系的にまとまっている
- 質問対応がある講座なら、疑問を解消しやすい
デメリット
- 費用がそれなりにかかる
- カリキュラムが自分の志望専攻と完全には一致しないこともある
- 受けっぱなしで復習が追いつかないと、効果が薄くなる
オンラインコミュニティ・勉強サークルの特色
最近増えてきているのが、院試向けのオンラインコミュニティや勉強サークルです。
ESCAPEのようなコミュニティもその一例です。
一般的には、
- Discordやチャットツールを使って、いつでも質問や相談がしやすい
- オンライン勉強会や自習会で、他の受験生と一緒に勉強できる
- 先輩の合格体験記やロードマップ、復習シートなどの「仕組み」が用意されている
といった特徴があります。
地方在住だったり、忙しい学生・社会人の方でも、オンライン完結で参加しやすいのが大きな利点です。
もちろん、「コミュニティに入れば自動的に受かる」というものではありませんが、
- 「一人で抱え込みがちな不安」を共有できる
- 同じ目標を持つ仲間の存在が、日々の勉強のモチベーションになる
という意味で、独学と予備校の間のような役割を果たしてくれます。
1月の段階では、
- とりあえず独学で始めてみる
- 情報収集の一環として、オンライン勉強会や説明会に参加してみる
- 合うと感じたら、春から本格的に活用する
といった使い方が現実的です。
一人で考えるのが不安になったら、大学院入試向けのオンラインコミュニティやサークルに軽く相談してみるのも、一つの方法です。
今日から7日間のミニプラン:「とりあえず動き出す」ためのメニュー
ここまで読んで、
「結局、何から始めればいいのか、まだ少しぼんやりしている…」
という方もいるかもしれません。
そこで最後に、**大学3年生の1月から実践できる「7日間のミニプラン」**を紹介します。
1週間だけ試してみて、「自分なりのやり方」に調整していくイメージで使ってください。
Day1:志望専攻候補を3つ書き出す
- 気になる大学院・専攻・研究室を、思いつくままに3つ書く
- それぞれについて、
- 何となく惹かれる理由
- 不安に感じる点
を箇条書きで書いてみる
Day2:3つの専攻の募集要項と試験科目をチェック
- 大学・専攻名+「募集要項」で検索し、最新の情報を確認
- 試験科目・実施時期・英語の扱い(外部試験かどうか)をメモ
- 「自分が弱そうな科目」にマーカーを引く
Day3:過去問を眺めて、苦手の質を把握する
- 第一志望候補の過去問を1〜2年分ダウンロード
- 時間を計って解かず、「問題文だけを読む」
- 「見たことはある」「さっぱり分からない」を区別しながら、単元名を書き出す
Day4:1年のラフなロードマップをA4一枚に書く
- 1〜3月、4〜6月、7〜8月、9月以降の4つに分けてマスを書き、
- やりたいこと
- やるべきこと
をざっくり記入
- 完璧を目指さず、「今の時点の仮の計画」と割り切る
Day5:基礎教科書・参考書を1冊ずつ決める
- 数学・専門科目それぞれで、「これを軸にしよう」という本を1冊ずつ選ぶ
- その本の目次を見て、
- 1〜3月にやる範囲
- 4〜6月にやる範囲
をざっくり線で区切る
Day6:英語の勉強法を決めて、20分だけやってみる
- 単語帳・オンライン教材・過去問など、英語の勉強方法を1つ選ぶ
- 20分だけで良いので、実際にやってみる
- 「続けられそうか」「やりにくいか」をメモしておく
Day7:1週間を振り返り、「続けるもの」「やめるもの」を決める
- この1週間でやったことを簡単に振り返る
- 「続けたいこと」「無理だったこと」を正直に書き出す
- 来週からの「最低ラインの習慣」(例:
- 単語20分
- 数学教科書2ページ
- 過去問を見る時間15分
)を決める
この7日間プランの目的は、「完璧なスタートダッシュ」ではなく、
「院試のことを考える時間を、日常の中に埋め込む」ことです。
1月にありがちなつまずきと、その対処法
最後に、3年生の1月によく聞く悩みと、その捉え方をいくつか共有します。
「まだ時間がある気がして、本気になれない」
8〜9月の本番まで時間があるように感じてしまい、動き出しが遅れるケースです。
対処法としては、
- 「1〜3月で済ませておきたいことリスト」を作る
- 1日単位ではなく、「週単位」での目標(例:数学5ページ、単語3日分)を決める
など、**「やるべきことを小さく分解する」**のが有効です。
「情報が多すぎて、志望校を決めきれない」
大学・専攻・研究室の情報を集めるほど、選択肢が増えて迷ってしまうパターンです。
この場合は、
- 第一志望:「ここに行けたら嬉しい」
- 第二志望:「現実的に狙えそう」
- 第三志望:「安全圏として受けておきたい」
といった**「役割」で志望校を分けて考える**と、少し整理されます。
また、大学の教員やキャリアセンター、信頼できる先輩に相談することで、
自分では気づかなかった選択肢が見えてくることもあります。
「周りは就活ムードで、院進学を言い出しにくい」
学部によっては、3年生の冬〜春から就職活動の準備が始まり、
「自分だけ進学を考えていて浮いている気がする」という声もよく聞きます。
このとき大事なのは、
- 就職か進学かは「どちらが正しい」という話ではなく
- 自分が将来どんな働き方・学び方をしたいかによって変わる
という視点です。
一人で抱え込まず、
- ゼミの先生・研究室の教員
- キャリアセンターの相談窓口
- 院試を経験した先輩
- オンラインの院試コミュニティ
などに一度話してみると、気持ちが整理されることも多いです。
「やることが多すぎて、結局何も進まない」
院試の情報を集めれば集めるほど、
- 英語
- 専門科目
- 研究計画書
- 面接対策
…と、やることが山のように見えてきます。
そんなときは、**「今週の重点を1つだけ決める」**のがおすすめです。
- 今週は英語を優先
- 来週は数学を優先
- 再来週は研究テーマを考える週
といったように、週ごとに焦点を変えることで、
「全部中途半端」から少しずつ抜け出していけます。
まとめ:1月は「方向性+仕組み」を決める月
ここまで、大学3年生の1月の動き方について、かなり具体的に見てきました。
もう一度、ポイントを整理すると、
- 3年生の1月は、「量より方向性」を決める時期
- 志望専攻候補を2〜3つに絞り、試験科目・過去問・英語要件をざっくり把握する
- 自分の学力を「自己診断」し、苦手の“質”を把握する
- 1年のラフなロードマップを作り、「毎日30分〜1時間」の習慣を1つだけ決める
- 理系・文系/学内・外部で、1月に優先すべきことは少しずつ違う
- 今日から7日間のミニプランで、「院試モードに入る」きっかけを作る
という流れでした。
大事なのは、
「1月の時点で、すべてを完璧に決める必要はない」
ということです。
むしろ、
- まだ迷っていてもいい
- 情報が足りないと感じていてもいい
その代わり、
- 何に迷っているのか
- 何の情報が足りていないのか
をはっきりさせていくことが、1月の一番の“勉強”かもしれません。
不安や迷いを一人で抱え込まず、
大学の先生や先輩、キャリアセンター、オンラインの院試コミュニティ(ESCAPEのようなサークルを含めて)など、信頼できる相手に少しずつ話してみることで、見えてくるものもたくさんあります。
この記事が、「3年生の1月、院試に向けて何をすればいいのか分からない」というモヤモヤを、少しでも言葉にするきっかけになれば嬉しいです。
まずは今日、ノートを1ページ開いて、
- 行きたい分野
- 気になる大学院・専攻
- 不安に感じていること
を3つずつ書き出すところから、ゆるく始めてみてください。
そこから先の一歩一歩を、一緒に考えていきましょう。





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