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研究計画書の書き方|院試で見られる7項目と作成手順

院試の研究計画書の書き方を示すアイキャッチ画像研究計画書

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研究計画書は、院試でかなり差が出る書類です。

きれいな文章を書くことより、研究として筋が通っていることが大切です。

この記事では、研究計画書で見られる7項目、作成手順、NG例、面接へのつなげ方を整理します。

研究計画書で見られる項目を示す図解
  1. 研究計画書は何を見られる書類か
    1. 熱意だけでは弱い
    2. 面接で聞かれる前提で書く
  2. 研究計画書で見られる7項目
    1. 問いを一文で言えるか
    2. 方法が具体的か
    3. 研究室との接点があるか
  3. 研究計画書の作成手順
    1. 1. 研究室と先行研究を調べる
    2. 2. 研究の問いを決める
    3. 3. 方法を置く
    4. 4. 志望理由とつなげる
    5. 5. 面接を想定して推敲する
  4. 研究計画書のNG例
    1. テーマが広すぎる
    2. 先行研究がない
    3. 方法が書かれていない
    4. 志望研究室との接点が薄い
  5. 面接で聞かれやすい質問
  6. まとめ:研究計画書は面接まで見据えて作る
  7. 研究計画書を書く前に集める材料
    1. 志望研究室の情報
    2. 先行研究の情報
    3. 自分の経験
  8. 研究計画書の構成例
    1. 背景は短くする
    2. 目的は一文で置く
    3. 方法は面接で説明できる粒度にする
  9. 研究計画書を強くする推敲ポイント
    1. 問いと方法が対応しているか
    2. 先行研究との差が見えるか
    3. 志望研究室である理由があるか
  10. 提出前の最終チェック
    1. 研究の問いは何か
    2. なぜその研究室か
    3. 入学後に最初に何をするか
  11. 研究計画書の文章を読みやすくする
    1. 一文を短くする
    2. 抽象語を減らす
    3. 接続詞で流れを作る
  12. 添削を受けるときの準備
    1. 先生に見てもらう場合
    2. 友人に読んでもらう場合
  13. 研究計画書を面接メモに変換する
    1. 一問一答にする
    2. 弱い部分を補足する
    3. 書類と違うことを話しすぎない
  14. 参考にした一次情報

研究計画書は何を見られる書類か

研究計画書は、入学後に研究を進められるかを見るための材料です。

文部科学省は、大学院教育には研究者や高度専門職業人の養成などの役割があると説明しています。

そのため、院試の書類では、研究への関心だけでなく、問いの立て方や方法の見通しも見られます。

東京大学大学院工学系研究科や情報理工学系研究科の入試情報でも、研究科ごとに出願手続きや試験情報が分かれています。

熱意だけでは弱い

研究したい気持ちは大切です。

ただし、熱意だけでは研究計画書になりません。

何を明らかにしたいのか、なぜその問いが必要なのか、どの方法で進めるのかを示してください。

面接で聞かれる前提で書く

研究計画書に書いた内容は、面接で聞かれる可能性があります。

自分で説明できない言葉は使わないでください。

書類の内容と面接回答は、同じ軸で準備します。

面接全体は、志望理由書・面接対策まとめで確認できます。

研究計画書で見られる7項目

研究計画書では、主に7つの項目を見られます。

形式は大学院によって違いますが、考えるべき中身は共通しています。

項目書く内容確認ポイント
背景研究テーマの文脈なぜ今扱うのか
問い明らかにしたいこと一文で言えるか
先行研究既に分かっていること不足点を示せるか
方法調査や分析の進め方実行可能か
計画入学後の進め方順番があるか
意義研究の意味大きすぎないか
接点志望研究室との関係その研究室である理由があるか

問いを一文で言えるか

研究計画書の中心は、研究の問いです。

問いが広すぎると、方法も意義もぼやけます。

「何を明らかにするのか」を一文で言えるようにしてください。

方法が具体的か

方法がない計画は、研究の見通しが弱く見えます。

調査、実験、分析、比較、シミュレーションなど、どの方法で進めるのかを書きます。

まだ確定していない場合でも、現時点の候補を示してください。

研究室との接点があるか

研究計画書は、志望研究室との接点も見られます。

教員の研究テーマや研究室の強みと、自分の計画がどうつながるかを書きます。

研究室訪問をした場合は、その内容も整理しておくと面接で話しやすくなります。

研究計画書の作成手順

研究計画書は、いきなり本文を書き始めると詰まりやすいです。

先に材料を集め、問いを決め、方法を置いてから構成します。

研究計画書の作成手順を示す図解

1. 研究室と先行研究を調べる

最初に、志望研究室の研究テーマを確認します。

教員紹介、研究室ページ、論文、学生の研究テーマを見てください。

そのうえで、自分の関心と重なる部分を探します。

2. 研究の問いを決める

次に、研究の問いを一文にします。

問いは広すぎても狭すぎても書きにくくなります。

僕が添削するときも、最初に見るのは問いが一文で立っているかです。

3. 方法を置く

問いが決まったら、方法を置きます。

どのデータを使うのか、どの手法で分析するのか、どの順番で進めるのかを書きます。

方法が不明確な場合は、面接で深掘りされやすいです。

4. 志望理由とつなげる

研究計画書は、志望理由と切り離さないでください。

なぜその大学院か、なぜその研究室かを計画の中で示します。

志望理由との接続は、志望理由書・面接対策まとめも参考にしてください。

5. 面接を想定して推敲する

最後に、面接で質問される前提で推敲します。

「なぜその方法ですか」「先行研究との差は何ですか」と聞かれても答えられるようにします。

わからない部分は、未確定だと明示して構いません。

研究計画書のNG例

研究計画書では、よくあるNGを避けるだけでも読みやすくなります。

次の5つは特に注意してください。

研究計画書で避けたいNGを示す図解

テーマが広すぎる

「AIを研究したい」「教育を良くしたい」のように広い表現だけでは、計画になりません。

どの対象を、どの方法で、何を明らかにするのかを絞ります。

先行研究がない

先行研究に触れないと、既に何が分かっているのかが見えません。

大量に紹介する必要はありませんが、計画に関係する研究をいくつか整理してください。

方法が書かれていない

方法がない計画は、実行可能性が低く見えます。

調査、実験、分析など、実際に何をするかを示します。

志望研究室との接点が薄い

どの研究室でもできそうな計画だと、志望理由が弱くなります。

志望研究室の研究テーマや指導教員との接点を入れてください。

面接で聞かれやすい質問

研究計画書を書いたら、面接質問に変換します。

書類に書いたことを、自分の言葉で説明できるか確認してください。

質問見るポイント準備する回答
なぜこのテーマですか関心の背景卒業研究や経験とつなげる
先行研究との差は何ですか調査の深さ既存研究と不足点を分ける
方法は実行できますか現実性データや手順を示す
なぜこの研究室ですか接点教員の研究テーマとつなげる

まとめ:研究計画書は面接まで見据えて作る

研究計画書では、背景、問い、先行研究、方法、計画、意義、研究室との接点を整理します。

文章をきれいにするだけでなく、面接で説明できる内容にしてください。

問いを一文にし、方法を置き、志望研究室との接点を示すと、計画の軸が見えます。

提出後は、書類を一問一答に変換して面接準備へ進みましょう。

研究計画書を書く前に集める材料

研究計画書を書く前に、材料を集めてください。

材料が少ないまま書くと、抽象的な文章になりやすいです。

最低限、志望研究室、先行研究、自分の経験、入学後の計画を整理します。

志望研究室の情報

研究室ページ、教員紹介、論文、学生の研究テーマを確認します。

研究室のキーワードをそのまま並べるだけでは足りません。

自分の関心とどこが重なるのかを書き出してください。

研究室訪問をしている場合は、そこで聞いた内容もメモに残します。

先行研究の情報

研究計画書では、先行研究を大量に紹介する必要はありません。

ただし、既に何が分かっていて、どこに不足があるのかは示します。

最初は、志望研究室の教員の論文や、よく引用されている論文から読みます。

読んだ論文は、背景、方法、結果、残された課題に分けて整理してください。

自分の経験

卒業研究、授業、ゼミ、実験、独学で学んだことも材料になります。

成果が大きくなくても、研究への関心や方法を説明できます。

僕が研究計画書を見るときも、本人の経験と計画がつながっているかを重視します。

経験が計画に接続していると、面接で話しやすくなります。

研究計画書の構成例

構成が決まっていると、本文を書きやすくなります。

大学院ごとに指定書式がある場合は、それを優先してください。

指定がない場合は、次の流れで整理します。

見出し書く内容目安
研究背景分野の状況と課題長くしすぎない
研究目的明らかにしたい問い一文で示す
先行研究既存研究と不足点計画に関係するものだけ
研究方法調査や分析の手順実行可能性を示す
入学後の計画修士での進め方段階を分ける
志望理由研究室との接点教員研究とつなげる

背景は短くする

背景を長く書きすぎると、研究目的が見えなくなります。

社会的な話から始める場合でも、すぐに自分の研究テーマへ戻してください。

背景は、研究の問いを立てるために使います。

目的は一文で置く

研究目的は、一文で言えるようにします。

一文で言えない場合は、テーマが広すぎる可能性があります。

「本研究では、〇〇を明らかにする」と置くと、文章全体が締まります。

方法は面接で説明できる粒度にする

方法は、専門的に見せるための飾りではありません。

入学後に実際に進められるかを示す部分です。

データ、対象、手法、比較軸、期間をできる範囲で書きます。

研究計画書を強くする推敲ポイント

一度書いたら、必ず推敲してください。

推敲では、文章表現より先に研究の筋を見ます。

問いと方法が対応しているか

問いと方法がずれていると、計画が弱くなります。

何を明らかにしたいのかに対して、その方法で本当に答えられるかを確認します。

答えられない場合は、問いを狭めるか、方法を変えてください。

先行研究との差が見えるか

先行研究との差が見えないと、なぜその研究をするのかが弱くなります。

既存研究と同じことを繰り返すのではなく、対象、方法、視点の違いを示します。

差を大きく見せすぎる必要はありません。

志望研究室である理由があるか

どの研究室でもできそうな計画だと、志望理由が薄くなります。

志望研究室の研究テーマ、設備、指導領域、教員の専門性と接続してください。

研究室訪問で得た気づきがあれば、面接で補足できます。

提出前の最終チェック

提出前には、誤字脱字だけでなく、研究の軸を確認します。

次の質問に答えられるか見てください。

研究の問いは何か

研究の問いを一文で言えない場合は、本文を見直します。

問いが見えない計画書は、面接でも説明しにくいです。

なぜその研究室か

志望研究室である理由を言えるか確認します。

大学名だけではなく、研究室のテーマや教員研究とつなげてください。

入学後に最初に何をするか

入学後の最初の行動が見えていると、計画が現実的に見えます。

読む文献、確認する方法、相談するテーマを一つずつ決めてください。

研究計画書の文章を読みやすくする

研究の筋が通ったら、最後に文章を読みやすくします。

難しい言葉を増やすより、問いと方法がすぐ分かる文章にしてください。

一文を短くする

一文が長いと、主語と結論がずれます。

研究背景、目的、方法を一文に詰め込まないでください。

背景は背景、目的は目的、方法は方法で分けます。

面接で読まれても理解しやすい文章にします。

抽象語を減らす

「社会に貢献する」「新しい価値を生む」だけでは、研究内容が見えません。

抽象語を使う場合は、対象、方法、具体的な課題を添えてください。

読み手が、入学後に何をするのか想像できる状態を目指します。

接続詞で流れを作る

研究背景から目的へ進むときは、論理の流れを明確にします。

「一方で」「そこで」「本研究では」のように、段落の役割を分けます。

ただし、接続詞を増やしすぎる必要はありません。

段落ごとの目的が見えれば十分です。

添削を受けるときの準備

研究計画書は、自分だけで仕上げるより、誰かに読んでもらう方が強くなります。

ただし、ただ丸投げするのではなく、見てほしい点を決めてください。

先生に見てもらう場合

先生には、研究の問い、方法、先行研究との接点を中心に見てもらいます。

提出期限の直前ではなく、修正できる余裕を残して相談してください。

質問したい点を3つに絞ると、助言を受け取りやすくなります。

友人に読んでもらう場合

友人には、専門外でも意味が伝わるかを見てもらいます。

専門語が多すぎる部分や、話の順番が分かりにくい部分を指摘してもらいます。

内容の正確性は先生、読みやすさは友人のように分けると効率的です。

研究計画書を面接メモに変換する

提出した研究計画書は、面接前に短いメモへ変換します。

書類をそのまま暗記するのではなく、質問に答える形へ直してください。

一問一答にする

研究計画書の各段落に対して、質問を一つ作ります。

「なぜそのテーマか」「なぜその方法か」「先行研究との差は何か」などです。

答えは一分以内に収めます。

長くなった回答は、結論と根拠を分けて短くしてください。

弱い部分を補足する

提出後に弱い部分へ気づくこともあります。

その場合は、面接で補足できるように準備します。

方法が弱いなら、入学後に最初に確認する文献やデータを決めます。

先行研究が弱いなら、関連論文を追加で読み、差分を短く説明できるようにします。

書類と違うことを話しすぎない

面接で新しい話を増やしすぎると、書類との整合性が崩れます。

補足はしても、中心の問いは変えないでください。

書類と面接の軸がそろっていると、回答が安定します。

研究計画書は提出して終わりではありません。

面接で聞かれたときに、自分の言葉で説明できる状態まで仕上げてください。

参考にした一次情報

この記事では、大学院教育と大学院入試の公式情報を確認したうえで整理しています。

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