- 翌日に疲れを残したくない
- 毎日、絶好調になりたい
- ダイエットを成功させたい
- 常に成果を出せる働き方をしたい
「どんな本?」
この本は、仕事で成果を成果を生み出すために重要な身体のコンディションの整え方を教えてくれる本です。
本書は上野啓樹さんと俣野成敏さんの2名により執筆されています。
上野啓樹さんは、公務員時代に生活習慣の乱れから激太りしたそうです。
試行錯誤の末に独自のダイエット法を確立し、運動なし、カロリ計算ーなし、リバウンドなしのプログラム卒業生は1,500人を超えるそうです。
「ミス・ユニバースジャパン」の指導をした経歴もあり、2013年には「ダイエットアカデミー」を開校 しました。
俣野成敏さんは、1993年、シチズン時計株式会社入社しました。
社内起業での功績が認められ、33歳でグループ約130社の現役最年少の役員に抜擢され、さらには40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任しました。
この体験をもとにした『プロフェッショナルサラリーマン』(プレジデント社)を筆頭にし、これまでの著作の累計は20万部を超えるそうです。
それでは早速、「一流のコンディションの整え方」をみていきましょう。
3つの「そうなんだ!」ポイント
- コンディションが悪い=プロではない
- 今日明日ではなく、半年後を考えて食事をする
- スーツはオーダーメイドにする
1. コンディションが悪い=プロではない
一昔前は、「根性」という言葉をよく耳にしました。
「疲れて走れないなんて、根性が足りないからだ」
「風邪で会社を休むなんて、根性が足りないからだ」
「深夜まで残業できないなんて、根性が足りないからだ」
本当に体調が悪いから会社を休んだのに、根性が足りないと上司に叱られた経験がある人もいるのではないでしょうか。
少し話が変わりますが、プロとはなんでしょうか?
- 体調が悪くても、気合で乗り切る事のできる人。
- コンディションの良し悪しにかかわらず成果を出し続けることができる人。
このような人は、プロとは言いません。
プロとは、良いコンディションを維持し、常に高いパフォーマンスを出し続けることができる人です。
著書は、コンディションが悪い事自体が、プロ失格であると述べています。
「コンディションが悪くても、根性で乗り切る」という姿勢は、プロではないということです。
確かに、プロであればあるほど、体調管理は大切です。
アメリカでは、「太った人=自己管理のできない人」とみなされてしまいますし、日本でも「太った人=恰幅が良い」と持ち上げられていた時代は終わりを告げています。
本書では「コンディションは、運ではなく、日頃の習慣の賜物だ」と述べています。
これはまさにそのとおりで、「毎日深夜までお酒を飲んでいる人」や「毎日ジャンクフードばかり食べている人」が、ベストパフォーマンスで仕事をできないのは当然といえるでしょう。
「スキルをいかに上げるか」ということも当然重要ですが、それ以上に「コンディションをいかに整えるか」ということにフォーカスを当てることで、あなたもより成果の出せるビジネスマンになることができるかもしれません。
2. 今日明日ではなく、半年後を考えて食事をする
本書では、「食べた物が身体のコンディションとしてあらわれるのは半年後である」と述べています。
村山彩さんが書いた著書の中にも、「あなたは半年前に食べたものでできている」という本があります。
「ほんとうに半年も前に食べたもので身体ができているの?」と疑問に思う方もいると思いますが、
大切なのは、「1、2日ひどい食事をとったことで、すぐにカラダに悪影響がでなくても、確実に未来のあなたのカラダに悪影響を与えますよ」ということであると思っています。
「一日くらいポテトチップスを食べてもいいや」
「忙しいから今日も外食しよう」
このような積み重ねが、疲れやすい身体や、肌荒れ、肥満などの原因になるのです。
もしかしたら、「今」食べたスナック菓子のせいで、「半年後」の大事な商談がうまくいかないかもしれません。
もしかしたら、「今」食べたジャンクフードのせいで、「半年後」は体調を崩し入院しているかもしれません。
そう思うと、身体に悪いものを食べるのに少しは抵抗が生まれるのではないでしょうか?
仕事で高いパフォーマンスを出すためには、「今日、明日」ではなく、「半年後」を考えて食事をするようにしましょう。
3. スーツはオーダーメイドにする
スーツをオーダーメイドにするメリットは大きく分けて2つあります。
1つ目のメリットは、「見た目」の印象が良くなるということ。
ダボッとしたスーツを着るよりも、きちんと身体にあったスーツを着る方が、スマートに見えます。
「人は見た目が9割」と言うように、スーツの違いだけでも、周囲からのあなたの印象や評価は大きく変わる可能性があるでしょう。
2つ目のメリットは、「体調管理」に気をつかうようになるということ。
一着5万、10万もするスーツを買ったら、着られなくなるのがもったいなくて、いやでも自分の体型の変化を気にするようになるでしょう。
一流のビジネスマンは、仕事っぷりだけでなく、見た目も一流です。
「スーツをオーダーメイドにする」だけで、将来ポコンとお腹が出てくることを防ぐことができるのであれば安い投資といえるかもしれません。
また、自身の身につけている服やアクセサリーまで、自分の一部とみなす「拡張自我」という心理学用語がありますが、この拡張自我の観点からも「スーツをオーダーメイド」することは効果的と言えるでしょう。
お気に入りのスーツを身につけることで、自分に自信をもつことができます。
自信なさそうな人と、自信のある人どちらと仕事をしたいかと言えば、当然後者でしょう。
オーダーメイドスーツには、「見た目」をよくし、「体調管理」への意識を上げ、自信をつける効果まであるのです。
多少割高とはいえ、オーダーメイドスーツをつくる人がいることもうなずけますね。
- コンディションが悪い=プロではない
- 今日明日ではなく、半年後を考えて食事をする
- スーツはオーダーメイドにする
まとめ
本書は、プロとして常に最高のパフォーマンスを出すための方法を教えてくれる一冊です。
これはどんな本にも言えることですが、本に記載されていることを鵜呑みにするのは危険です。
例えば、本書では、身体をデトックスしダイエットを成功させるために、「朝から晩まで新鮮でおいしいフルーツをたくさん食べてください」と述べています。
一方で、医学博士である牧田善二さんの書いた著書「医者が教える食事術」の中には、「果物が太りやすいのは医学的に明白である」と述べています。
どちらの情報が正しいのかは、調べたり、試したりしてみればおそらく解決する問題ですが、大切なのは本の内容を鵜呑みにしないことです。
ハイパフォーマーになるためには、正しい情報の取捨選択も必要でしょう。
コンディションを整えて成果を出したいという人は、ぜひ一度、本書をチェックしてみてください。
「これは勉強に活かせる!」くろま式『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?』から学ぶ勉強法
最後に、数々の勉強法の本を出版している私が、「読んだ本すべてを勉強に活かす」をテーマに、
「これは勉強に活かせる!」と思った内容をご紹介します。
勉強に全く関係のない、小説やマンガからも「勉強に活かせる内容」をご紹介していこうと思っています。
『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?』から学ぶ勉強法は、以下です。
- 「ハイパフォーマンス」勉強法
本書では、ハイパフォーマンスモードに入るには、空腹を恐れるなと述べています。
ハイパフォーマンスモードになるため、一日でコンディションを完璧に整えることはできませんが、すぐに実行できて、効果を実感できる方法があるといいます。
それが、「空腹状態で仕事をする」ということです。
「どんな状態が、一番記憶力が良くなるのか」という実験結果を、本書より紹介します。
「いったいどんな状態が、一番記憶力が良くなるのか?」をテーマに、10人の学生がランチタイムに同じ食事を食べ、満腹の状態で単語を覚えてもらい、数分後に覚えているかどうかテストをしてもらうというものです。
そして、空腹でも満腹でもない3時間後にもう一度。
最後は、7時間後に腹ペコの状態で実験をしました。
(中略)
なんと、お腹いっぱいで満足しているときよりも、胃が消化している真っ最中の3時間後よりも、7時間後の腹ペコの状態が、一番記憶力が良かったのです。
簡潔にまとめると、①食直後 ②食後3時間 ③食後7時間 のうち、記憶力が良いのは③であるということです。
なぜこのような結果が出たのかというと、原因はサーチュイン遺伝子にあります。
空腹状態であると、若返り遺伝子とも言われるサーチュイン遺伝子が活性化します。
また、JPALD(日本生活習慣病予防協会)のホームページにはサーチュイン遺伝子について次のように記載されています。
サーチュイン遺伝子は記憶力強化や脳活動の活性化にも重要な役割を果たしている可能性が高い。サーチュイン遺伝子が作りだす酵素が、記憶力を強化し、脳内の神経細胞の発達を促進すると考えられている。
さらに、マウスによる実験でも、「サーチュイン遺伝子が作り出す酵素を増やす薬剤を投与したマウスは、通常のマウスより海馬への電気刺激に対する反応が良好である、古い物体と新しい物体を区分けする能力が向上する」とされています。
海馬は、長期記憶に重要な役割を果たしています。
「お腹が空いていなくても、12時になったらお昼に行く」
このように、お昼の時間を決めてしまっている人が多いと思いますが、お昼前は空腹で、記憶力が向上しているハイパフォーマンスの状態です。
「もう少し勉強してからお昼に行こう」
「腹8分目に抑えておこう」
という習慣が、質の高い勉強時間を増やすことにつながります。
特に、昼食後は満腹で眠くなってしまうという人は、ぜひ、実践してみてください。
仕事ができる人の最高の時間術「時間革命を起こせ!」
3秒で頭が冴える!「仕事中ボーッとしてしまうを解決」
医者が教える食事術 最強の教科書「健康格差社会を生き抜く、食の教養を身につけろ!」
[著書名] 一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか? ~仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣~
[著書] 上野啓樹
[著書] 俣野成敏
[出版社] クロスメディア・パブリッシング
[出版日] 2014/11/13
[項数] 206ページ
[目次]
はじめに
第0章 気合と根性だけでは、結果を出せない
第1章 コンディションと仕事の関係
第2章 新しいカラダに生まれ変わる
第3章 太りにくく、疲れにくい1日の習慣
第4章 世の中の常識を疑え
第5章 ハイパフォーマンスには、7つの特徴があった
おわりに



