- 毎日目標もなく過ごしている
- 仕事でもっと成果を出したい
- 悪い習慣があれば変えたい
- サラリーマンからビジネスマンに変わりたい
「どんな本?」
この本は、成果を生み出すための一流の習慣を教えてくれる本です。
本書は小川晋平さんと俣野成敏さんの2名により執筆されています。
小川晋平さんは、IT系ベンチャー企業でSEとして勤めたあと、他企業のオフィスを間借りして初期投資ゼロのコールセンターを24歳で起業しました。
26歳で六本木ヒルズにオフィス移転し、28歳では社外取締役を含め9社に関与しています。
ライフワークとして起業家、起業志望者と、「成果が出る習慣」を学ぶ『チーム100』を主催しているそうです。
俣野成敏さんは、1993年、シチズン時計株式会社入社しました。
社内起業での功績が認められ、33歳でグループ約130社の現役最年少の役員に抜擢され、さらには40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任しました。
この体験をもとにした『プロフェッショナルサラリーマン』(プレジデント社)を筆頭にし、これまでの著作の累計は20万部を超えるそうです。
それでは早速、「成果を生み出すための一流の習慣」をみていきましょう。
3つの「そうなんだ!」ポイント
- やることがなければ早起きできないのは当たり前
- 自分とのアポを入れる
- 一日の設計は睡眠時間から立てる
1. やることがなければ早起きできないのは当たり前
「朝、早く起きたい」
「早寝早起きしたい」
このように考えている方はたくさんいると思います。
そして、早起きにチャレンジしたけど挫折してしまったという方もたくさんいるのではないでしょうか。
「早起きは三文の徳」ということわざがあるように、早起きが大切だということは昔から言われ続けています。
それでも早起きができない原因の一つを、本書では「やることがないから早起きできないのだ」と述べています。
言い換えると、「早起きすること自体が目的になってしまっている」ということです。
これがどういうことか見ていきましょう。
早起きを習慣にしている人は、「人と会うため」「早朝に大切な仕事を終わらせるため」など、成果を出すための手段として早起きを選択しています。
一方、早起きで挫折してしまう人は、「ただ早起きがしたい」「早起きすればなにか良いことがあるかも」と、早起きすること自体が目的になってしまっているのです。
早朝に目覚まし時計で叩き起こされたとしても、やることがなければ二度寝の誘惑に勝てるはずがありません。
「成果を出したい」→「朝の時間を有効に使いたい」→「早起きしたい」
このように、目的から逆算した結果の早起きでなければいけません。
「なぜ早起きしたいのか」
「早起きしてなにをするのか」
「早起きすることでどんなメリットがあるのか」
「早起きするとどんな感情になるのか」
早起きを習慣にしたければ、しっかりと早起きする理由、目的を掘り下げて考える必要があると思っています。
もしあなたが、「人との約束は絶対に守る」というポリシーの持ち主であれば、「早朝に無理やり人とアポイントを入れる」というのも有効な手段です。
私は、早起きするため、仕事の前に友人と皇居の周りをランニングするという約束を取り付けていました。
早起きするためには、意志の力のみで努力するのではなく、強制力のある外的な要因を自作自演することも大切なのです。
2. 自分とのアポを入れる
仕事が忙しくなってくると、毎日重要な会議やクライアントとの打ち合わせがあり、予定がびっしり詰まった状態になります。
そんなビジネスマンに求められるのが、スケジュールを組む調整力です。
周りから言われるままに、あれもこれもと予定を入れていくと、自身の作業時間が取れないだけでなく、自分のところで作業をストップさせてしまい周囲の人の時間をムダにすることにもつながります。
「スケジュールがどんどん埋まるばかりで自分の時間がとれない」
このような人のために本書でおすすめしている方法は、自分とのアポを入れる方法です。
周りの都合ばかりを優先して、自分にとって重要なことができないのであれば、「13時~14時 俺」とスケジューラーに書いてしまいましょう。
もし、重要なスケジュールが入ってきたのであれば、自分とのアポの時間をずらせばいいのです。
もし、重要ではないスケジュールが入ってきたのであれば、「すでに先約があるので」と断ってしまえばいいのです。
大切なのは、「どうでもいいアポを、他人だからという理由で優先順位を上げてしまわないこと」。
自己管理の本質は、限りある資源をいかに有効に使うかということなのですから、自分の時間は自分の意志でコントロールするすべを身に着けましょう。
3. 一日の設計は睡眠時間から立てる
多くの人はこのように勘違いしています。
「早起きは、長時間活動するための行為である」
早起きする人が、ショートスリーバーというわけではありません。
私は4時に起きるほど早起きではないですが、著書の方も、知り合いで4時に起きている人も、夜8時頃には寝ているそうです。
睡眠は、体力や集中力の源です。
情報の整理や脳の疲労回復の効果もあります。
寝る時間を変えずに、睡眠時間だけ削って早起きするというのは、体調不良の原因にもなりますし、頭もボーッとして仕事もはかどらないでしょう。
早起きすることは、活動時間が増えるわけではないのになぜ良いのでしょう。
私は、「生産性の低い時間を減らし、生産性の高い時間を増やせるからである」と考えています。
サラリーマンがいつもより2時間早く起きようと思ったら、家に帰ってダラダラ過ごす余裕はありません。
仕事や満員電車で疲れると、夕飯を食べながらテレビを見たり、ソファでごろごろしたり自分を甘やかしてしまいたくなります。
実際に、夜はソファーでごろごろしたり、スマホをいじったりする生産性の低い時間を過ごしている人が多いのではないでしょうか。
身体も脳も最も休ませることができるのは睡眠です。
仕事で疲れたからとソファでゴロゴロするなら、さっさと寝たほうがよほど疲れが取れるでしょう。
普段から寝不足を自覚している人ならなおさらです。
疲れをとるため、生産性の高い時間を過ごすためにも、睡眠時間は削らずに、早起きする習慣をつけましょう。
すると、あなたは仕事でもっと成果を出すことができますし、仕事に関係ない生産性の高い時間を過ごす時間も増えると思います。
- やることがなければ早起きできないのは当たり前
- 自分とのアポを入れる
- 一日の設計は睡眠時間から立てる
まとめ
本書は、仕事力を常に120%引き出し、成果を出すために身につけるべき習慣を教えてくれる一冊です。
デューク大学の研究によると、私達の日々の行動の40%が習慣によってできているそうです。
Aさんは、家に帰ってから、毎日仕事に関する本を1冊読む習慣があります。
Bさんは、家に帰ってから、テレビを見てゴロゴロする習慣があります。
5年後には、AさんとBさんの間には取り返しのつかないほどの差がついていることは想像に難しくないでしょう。
私達がなにげなく行っている日々の習慣には、これほど私達の人生に大きな影響を及ぼします。
本記事で紹介した習慣は、本書のごく一部です。
本書は、「一流と二流を分ける朝の習慣」「仕事が最速で動く昼の習慣」「人脈と可能性を拡げる夜の習慣」の他に、毎日の習慣から、一生の習慣までもの「一流の習慣」を紹介してくれています。
興味がある人は、ぜひ一度、本書をチェックしてみてください。
「これは勉強に活かせる!」くろま式『一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?』から学ぶ勉強法
最後に、数々の勉強法の本を出版している私が、「読んだ本すべてを勉強に活かす」をテーマに、
「これは勉強に活かせる!」と思った内容をご紹介します。
勉強に全く関係のない、小説やマンガからも「勉強に活かせる内容」をご紹介していこうと思っています。
『一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?』から学ぶ勉強法は、以下です。
- 「ワーキングメモリ節約」勉強法
本書では、ワーキングメモリを節約して、思考の容量を増やせと述べています。
ワーキングメモリとは、日本語訳すると作業記憶になります。
作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理する能力のことをいいます。
ワーキングメモリは、入ってきた情報を一時的に脳にメモし、不要になった情報を削除する役割を果たしています。
具体的には、次のようなものがあります。
- 人から頼まれたことを短時間覚えておく
- カギの一時的な置き場所を覚えておく
- 講師の話した内容メモするまで覚えておく
このように、「少しの間だけ覚えておく」というケースで、ワーキングメモリは活躍します。
そして、このワーキングメモリは、パソコンで重たいアプリを複数開くことにより動作が遅くなるように、複数処理すればするほどパフォーマンス落ちてしまいます。
「カギを机の上にある」だけなら暫く覚えることができますが、
「カギは机の上、スマホはテレビの横、財布は下駄箱の上・・・」といったように複数のことを同時に覚えようとすると、すぐに忘れてしまったり、覚えていられる時間が短くなるでしょう。
逆に言うと、ワーキングメモリを最大限に勉強に使うことによって、処理速度や精度を上げることができます。
この、ワーキングメモリを最大限に使う勉強法を「ワーキングメモリ節約」勉強法と呼んでいますが、具体的にどのようなことをすれば良いのかを見ていきましょう。
勉強している最中に、「お昼はなにを作ろうかな」「今日はどんな洋服を着ようかな」「このあとなにを勉強しようかな」などを考えると、集中力が落ちて勉強効率が下がることは誰もが経験したことがあると思います。
「勉強のあとカレーを作ろう」「今日はブルーのジャケットを着よう」「次は模擬試験を解こう」と覚えていると、その分ワーキングメモリを圧迫してしまいます。
このようないろいろなことを覚えていなければならない状態だと、問題が頭に入ってこなかったり、すぐに集中が途切れたりしてしまいます。
これを解消する最も簡単な方法が、メモを取ることです。
メモは、ワーキングメモリを節約するために使うものなのです。
忘れるためにメモを取るのです。
思いついたこと、忘れたくないこと、少しの間覚えておく必要があることは、小さなことでも全てメモをするようにしてください。
すると、ワーキングメモリを最大限勉強に使うことができるため、処理能力や集中力が高い状態で勉強をすることができます。
なにかに気を取られながら勉強したが、全然勉強に身が入らなかったという経験は誰にでもあるでしょう。
このような生産性の低い時間を減らすためにも、ぜひ勉強中は近くにメモを置いておき、少しの間覚える必要があるものはメモをする習慣をつけましょう。
そうすることにより、不思議なくらい長時間勉強に集中できるようになると思います。
ぜひ、実践してみてください。

一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出す自己管理~
[著書名] 一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出す自己管理~
[著書] 小川晋平
[著書] 俣野成敏
[出版社] クロスメディア・パブリッシング
[出版日] 2015/4/14
[項数] 221ページ
[目次]
はじめに
第1章 一流と二流を分ける「朝の習慣」
第2章 仕事が最速で動く「昼の習慣」
第3章 人脈と可能性を拡げる「夜の習慣」
第4章 脳と体のキレを上げる「毎日の習慣」
第5章 成長を加速させる「毎週・毎月の習慣」
第6章 視座を高める「毎年の習慣」
第7章 志を貫く「一生の習慣」
おわりに



