「TOEICとTOEFL ITP、iBTのスコア換算の目安を知りたいです。
院試を控えているのですが、TOEICかTOEFLどちらを選ぶか迷っています」
このような疑問を解決していきます!
本記事は、大学院受験予定者向けです。
しかし、TOEIC、TOEFL ITP、TOEFL iBTの公開されているスコア換算の情報に大きな差はないので、大学院受験予定者以外の方でも参考になります。
※難関大学院の100以上の募集要項をチェックした上で作成しています
TOEIC、TOEFL ITP、TOEFL iBT試験の特徴
院試の英語試験では、大きく3つの種類に分けられます。
- TOEIC L&R
- TOEFL ITP
- TOEFL iBT
独自の英語試験をする大学、専攻もありますが、ごく僅かです。
院試を攻略するためにも、まずはそれぞれのテストの特徴を理解しましょう。
TOEIC、TOEFL ITP、iBTの目的の違い
試験の種類 | 目的 |
TOEIC L&R | 非ネイティブスピーカーのビジネスの英語力を測る |
TOEFL ITP、iBT | 非ネイティブスピーカーのアカデミックの英語力を測る |
TOEIC L&Rは、非ネイティブスピーカーが「ビジネスでどれだけ英語を使えますか?」というのを測るのが主な目的です。
実際に、「就職活動」でスコアを提出したり、「海外部署への異動基準」に使われていることが多いです。
そのため、試験問題も以下のようなビジネスの話がたくさん出てきます。
- 昨日プレゼンだったよね?クライアントは満足してた?
- パソコンが壊れちゃったから、サポートデスクに連絡してくれる? など
それに対して、TOEFL ITP、iBTは、非ネイティブスピーカーが「大学院でどれだけ英語を使えますか?」というのを測るのが主な目的です。
実際に、「海外の大学への留学基準」や「大学の英語のクラス分け」に使われていることが多いです。
そのため、試験問題も以下のようなアカデミックな話がたくさん出てきます。
- 明日、政治学の中間テストだよね?
- 水銀が温度計に用いられる理由は… など
TOEFL ITPの公式HPにも以下のような記載があります。
問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており…
このように、TOEICとTOEFL ITP、iBTでは利用目的が大きく異なります。
TOEIC、TOEFL ITP、TOEFL iBTの試験種類の違い
Listening | Reading | Speaking | Writing | |
TOEIC L&R | ◯ | ◯ | × | × |
TOEFL ITP | ◯ | ◯ | × | × |
TOEFL iBT | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
TOEIC L&RとTOEFL ITPは、リスニング、リーディングの試験のみです。
それに対して、TOEFL iBTは、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの試験があります。
このように、試験内容が大きく異なります。
詳細は以下の記事をご覧ください。
それでは早速、TOEIC、TIEFL ITP、TOEFL iBTのスコア換算表を見ていきましょう。
TOEIC、TOEFL ITP、TOEFL iBTのスコア換算表
TOEIC、TOEFL ITP、TOEFL iBT、院試点数の目安として利用してください。
※ブックマークしておくといつでも確認できて便利です
【スコア換算表】
# | TOEIC L&R | TOEFL ITP | TOEFL iBT | 院試(100点満点) |
1 | 521 | 474 | 53 | 52 |
2 | 590 | 498 | 61 | 59 |
3 | 659 | 522 | 69 | 66 |
4 | 739 | 550 | 79 | 74 |
5 | 817 | 577 | 90 | 82 |
6 | 877 | 598 | 100 | 88 |
7 | 966 | 629 | 109 | 91 |
8 | 996 | 639 | 111 | 100 |
大学や専攻によって多少の違いは見られましたが、誤差でした。
東大や京大などの難関大学院をめざすのであれば、まずは赤字のラインを目標に勉強しましょう!
- TOEIC L&R:739点
- TOEFL ITP:550点
このラインを確保できれば、英語の試験が足を引っ張ることはほとんどないでしょう。
英語を武器として院試で戦いたいのであれば、青字のラインを目標に勉強しましょう。
- TOEIC L&R:877点
- TOEFL ITP:598点
このラインを確保できれば、確実に院試合格者の平均点を大きく上回ります。
TOEFL ITPかTOEFL iBTどちらにするか選ぶことができるのであれば、おすすめはTOEFL ITPです。
しかし、TOEFL iBTがオススメの人もいます。
詳細は、こちらでまとめているので、あわせてご覧ください。
👉【TOEFL ITPとiBTの違いは?】院試対策はITPがラク!
TOEIC740点、TOEFL ITP550点を目指そう!
いかがでしたでしょうか。
まずは、TOEIC740点、TOEFL ITPは550点を目指しましょう。
このラインを確保できれば、東大や京大などの難関大学院試験でも、英語が足を引っ張ることはなくなります。
TOEIC、TOEFL ITP、TOEFL iBTのどの試験を選択するかの目安として、ぜひ紹介したスコア換算表を利用してください!
TOEICやTOEFL ITPのおすすめの参考書をまとめたので、点数アップの参考にしてください!
最後にTOEIC、TOEFL ITP、TOEFL iBTのスコア換算表を再度載せておきます。
院試で英語は避けて通れないので、ぜひ大学2,3年生の早い時期から英語の勉強をコツコツ続けるようにしてください!
【スコア換算表】
# | TOEIC L&R | TOEFL ITP | TOEFL iBT | 院試(100点満点) |
1 | 521 | 474 | 53 | 52 |
2 | 590 | 498 | 61 | 59 |
3 | 659 | 522 | 69 | 66 |
4 | 739 | 550 | 79 | 74 |
5 | 817 | 577 | 90 | 82 |
6 | 877 | 598 | 100 | 88 |
7 | 966 | 629 | 109 | 91 |
8 | 996 | 639 | 111 | 100 |
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