
- 「東大の院試でTOEFL ITPをつかうよ」
- 「院試のTOEFL ITPいつから勉強すればいいの?」
本記事では、このような悩みや疑問を解決していきます!
東大の院試ではTOEFL ITP試験が多い!

- 「そもそもTOEFL ITPって初めて聞いたよ!」
- 「どんなときにTOEFL ITPが必要なの?」
このような人も多いですよね。
院試において英語試験は大きく4つに分けることができます。
① TOEIC
② TOEFL iBT
③ TOEFL ITP
④ 独自の英語試験
この4つの試験のうちの1つがTOEFL ITP試験です。
旧帝大でもTOEICスコア提出でOKの大学院は多いですが、東大の院試ではTOEFL ITPのスコアを求められることが多いです。
TOEFL ITPとは?
TOEFL ITPとは、Institutional Testing Programsの略です。
日本語にすると団体向けのテストプログラムですね。
TOEFL iBTテストが個人向けのテストであれば、TOEFL ITPは”団体向け”のテストだと思ってもらえればOKです!
大学で英語のクラス分けをするときなどにも利用されています。
TOEFL ITPは3つのセクションで構成される!
① Section1:Listening Comprehension
② Section2:Structure and Written Expression
③ Section3:Reading Comprehension
①、②、③の順に、リスニング、文法、長文読解です。
TOEFLだけど、スピーキングやライティングがない試験です!
対策しやすい試験と言えますね。

- 「正直、スピーキング、ライティングがあると対策時間が数倍になります。TOEFL iBTかTOEFL ITPか選択式であれば、TOEFL ITPを選択するのがおすすめです!」
TOEFL ITPには欠点もあり
TOEFL iBTよりもTOEFL ITPのほうが対策が容易なため、選択式の場合はITPを選ぶ人が多いです。
しかし一方で、ITPには欠点もあります。
それは、TOEFL ITPはスコアの事前提出ができず、院試当日に会場で試験を受けるということです。
2020年度の院試では、コロナウィルスの影響で院試がオンラインになる専攻もありました。
そのため、TOEFL ITPを受ける予定が、直前になってTOEFL iBTのスコアを提出することになったESCAPEメンバーも多かったです。
TOEFL ITPからTOEFL iBTになるということは、『スピーキングとライティング』の試験が増えるということです。
予想外にスピーキングやライティングの試験が増えたら、確実に焦りますし時間も足りないですよね。
突然院試がオンライン開催になる可能性は低いですが、このようなリスクが潜んでいることは知っておいてください!

- 「2020年度のオンライン試験で問題なければ、2021年度以降もオンライン開催をする専攻がでてくるかもしれないですね」
次に、TOEFL ITPをいつから始めれば良いのかを見ていきます。
TOEFL ITPの勉強は『3年生の冬休み』からでいい3つの理由
結論から言うと、TOEFL ITPの勉強は、『3年生の冬休み』からでOKです!
ただし、それまで英語の勉強をしなくてもいいかというとそうではありません。
3年生の冬休みまでは、TOEICで英語力を磨いておくのがおすすめです!
TOEFL ITPの勉強は『3年生の冬休み』からでいい理由を3つ紹介します。
① 個人でTOEFL ITP試験を受けることができない
② 周りにTOEFL ITPの勉強をしている人がほぼいない
→よって、モチベーションを維持しにくい
③ 併願するならTOEICスコアを使用する可能性も高い
1つずつ見ていきます。
理由①:個人でTOEFL ITP試験を受けることができない
TOEFL ITPの勉強は『3年の冬休み』からでいい1つめの理由は、「個人でTOEFL ITP試験を受けることができない」です。
TOEFL ITP試験は団体向けのTOEFL試験です。
そのため、個人でTOEFL ITP試験を受けることができません。
公式の模擬試験で実力を測ることができないので、TOEICと比べてモチベーションを維持しにくいんですよね。
モチベーションを維持できるのであれば大学1,2年生からTOEFL ITPの勉強を始めても問題ないですが、そうでないならばモチベーションを維持しやすいTOEICの勉強でOKです!
TOEICは毎年10回試験が開催されているため、試験に向けて勉強を頑張りやすいのでおすすめです。

- 「TOEICでもTOEFLでも基礎の英語力は同じです。TOEICスコアが上がれば、TOEFLスコアも上がっていきます!」
理由②:周りにTOEFL ITPの勉強をしている人はほぼいない
TOEFL ITPの勉強は『3年の冬休み』からでいい2つめの理由は、「周りにTOEFL ITPの勉強をしている人がほぼいない」です。
人は、周りの環境に左右されやすい生き物です。
- 子供のころ、兄弟やの親友がサッカーをしていたから自分も始めた
- 周りがみんな遊んでいるから、勉強しないで自分も遊んでしまった
- 周りで流行っているから、自分も始めてみた
このような経験、誰にでもありますよね。
要するに、周りが勉強していれば勉強するけど、周りが遊んでいればつい遊びたくなってしまうということです。
周りに一人もTOEFL ITPの勉強をしている人がいないのに、自分だけTOEFL ITPの勉強を何年も何ヶ月も続けるのは、正直難しいです。
一方で、TOEICであれば周りに勉強している人もいるはずですし、友人と競うことでモチベーションを上げ、勉強時間を増やすこともできます。
そのため、個人的には『まずはTOEICで英語力をつける!』がおすすめです!

- 「一人で周りに一切流されずコツコツ勉強できるタイプの人は、初めからTOEFL ITPの勉強でも問題ないと思います!ただし、次の理由に当てはまるかどうかは注意してみてください!」
理由③:併願するならTOEICスコアを使用する可能性も高い
TOEFL ITPの勉強は『3年の冬休み』からでいい3つめの理由は、「併願するならTOEICスコアを使用する可能性も高い」です。
例えば…
- 第一志望の東大は…、TOEFL ITPが必要
- 滑り止めの自大は…、TOEICが必要
このようなケースになる人はかなり多いです。
大学受験でもそうだったと思いますが、滑り止めを受けずに第一志望一本にするのはよほどの自信がないとできませんよね。
外部の大学院の院試を考えている学生の8割以上は、別の大学や専攻と併願することになると思います。
また、旧帝大でも英語試験はTOEICスコアでOKという大学院は多いので、結局TOEICスコアが必要になる可能性も高いということですね。
併願先でTOEICスコアが必要であれば、なおさらモチベーションを維持しやすいTOEICで英語力を鍛えるほうがいいですよね。
併願先の候補の大学院試験で必要なのがTOEICなのかTOEFLなのか、一度募集要項をちぇっくしてみてください!

- 「TOEICとTOEFLの勉強を両立する方法も別記事で紹介しています。ぜひご活用ください!」
まずはやる気が出やすいTOEICで英語力をつけよう!
いかがでしたでしょうか。
TOEFL ITPの勉強は『3年生の冬休み』からでいい理由をおさらいします。
① 個人でTOEFL ITP試験を受けることができない
② 周りにTOEFL ITPの勉強をしている人がほぼいない
→よって、モチベーションを維持しにくい
③ 併願するならTOEICスコアを使用する可能性も高い
🔺TOEFL ITPの勉強が3年生の冬休みからでいい理由に戻る🔺
TOEICは、毎年10回も開催されており、モチベーションの維持も勉強成果の測定もしやすいです。
そのため、『3年生の冬休み』まではTOEICで英語力をつけることを個人的にはおすすめしています。
一方で、『模擬試験なしで周りが勉強してなくても、一人でTOEFL ITPの勉強ができる!』という方は、TOEICでもTOEFL ITPでも好きな勉強からスタートしてOKのです!
どちらにせよ、4年生では専門科目に集中できるように、少しでも早く英語対策を始め、”英語貯金”を貯めておくようにしてみてください!
あなたが第一志望に合格できるように、心から応援しています!!
記事内で紹介したリンクやおすすめリンクをまとめます。
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