
- 「就活で学歴フィルターって本当にあるの?」
「学歴フィルターにかかる大学一覧を知りたい!」
本記事では、このような疑問や悩みを解決していきます!
学歴フィルターとは?【3つの実例と口コミ】
・新卒就活において、企業側が学歴で対応に差をつけること
例)
・MARCH以上の学生しか採用しない
・東大生はリクルーターをつけて積極的に採用する など

- 「学歴フィルターって本当にあるの?」
- 「迷信じゃないの?」
このような人も多いと思うので、実例を3つ紹介します。
結論から言うと、学歴フィルターはあります。
ただし、学歴フィルターがあることを明言している企業はほとんどありません。
なぜ学歴フィルターが存在するといい切れるのか、学歴フィルターの実例を3つ紹介していきます。
実例①:ゆうちょ銀行、炎上事件
学歴フィルターの実例の1つめは、「ゆうちょ銀行、炎上事件」です。
概要はこちらです。
- 1.いつまでもセミナーの予約ができない
就活生の佐藤さん(仮名)が、いつまでもセミナーの予約ができないことに疑問を持つ。
- 2.東京大学のアカウントで登録する
メール到着直後に予約しようとしても、セミナーは全日程で『満席』。
疑問に思った佐藤さんは、東京大学のアカウントを新たに作り、セミナーの空き状況を確認する。
- 3.学歴フィルターを発見【東京大学のアカウント】
・全日程でセミナーの予約が可能
【日東駒専のアカウント】
・全日程でセミナーの予約が満席(メール到着直後でも) - 4.Twitterに投稿し、大炎上
東京大学のアカウント、日東駒専のアカウントそれぞれのセミナー予約画面を投稿し、トレンドランキング上位に食い込む大炎上。
※その後、アカウントやツイートは削除されている
佐藤さん(仮名)のツイートが事実であれば、確実に学歴フィルターは存在していると言えますね。

- 「特別な事例ではなく、私の周りでも学歴のせいで『説明会に参加できない』という噂は何度か耳にしています!」
実例②:参加者抽選セミナーで高学歴しかいない
学歴フィルターの実例の2つめは、「参加者抽選の説明会で高学歴しかいない」です。
参加者が抽選の説明会だったのに、いざ参加したら早慶以上の学生しかいなかった。(東大院生)
『抽選』『先着順』の説明会で、参加者のほとんどが高学歴の学生というのはよく聞く話ですね。

- 「抽選なのに早慶以上の学生しかいないのであれば、明らかに”抽選”という名の”選抜”ですね…。就活では当たり前のように起こるんですよね…」
実例③:難関企業の採用実績
学歴フィルターの実例の3つめは、「難関企業の採用実績」です。
実際に、最難関企業と言われる総合商社『三菱商事』の2020年度の採用実績を見てみます。
※大手有名大企業の採用実績大学ランキング!!商社と金融は早慶が大好き!?の採用人数を参考に、割合を独自に求めています
# | 大学名 | 採用人数[人] | 割合(累計) |
1位 | 慶応大学 | 39 | 29.5% |
2位 | 早稲田大学 | 27 | 50.0% |
3位 | 東京大学 | 24 | 68.2% |
4位 | 京都大学 | 13 | 78.0% |
5位 | 一橋大学 | 9 | 84.8% |
6位 | 上智大学 | 4 | 87.9% |
7位 | 大阪大学 | 4 | 90.9% |
8位 | 明治大学 | 3 | 93.2% |
9位 | 関西学院大学 | 3 | 95.5% |
10位 | 東北大学、九州大学、青山学院大学など | 2 | 97.0% |
✓ 人数が多いMARCHでも採用人数は数名のみ
✓ 東大、京大、一橋、早慶の大学で採用の84.8%を占める
(採用人数1,2名の一部の大学を無視しているので、実際はもう少し下がる)
明らかに学歴による採用人数の違いが見られますね。
また、私の友人にMARCHから総合商社(五大商社)に行った人がいますが、「同じ大学から入社した同期は1人もいない」と言ってました。

- 「次は、実際の就活生がどのように感じているのか、口コミも見ていきます」
就活生の口コミ
学歴フィルターに対する就活生の口コミをTwitterで調査してみました。
何がしんどいって
— むっくん (@1999nanba) June 20, 2020
マイページとか作って
自分は満席って表示されてて
学歴高い友達に聞いたら空席って
表示されてるってことよなwww
なのに学歴で見てません
学歴フィルターはないよ!
って言われて信じる方が無理やhttps://t.co/ptEoOhzC6N
マイページとか作って
自分は満席って表示されてて
学歴高い友達に聞いたら空席って
表示されてるってことよなwww
なのに学歴で見てません
学歴フィルターはないよ!
って言われて信じる方が無理や
7月にビッグサイトで開かれる説明会、既に満席なんだが
— 空気 (@0KbhqO3e3UemoNt) June 22, 2020
学歴フィルター乙
学歴フィルター乙
絶対に学歴フィルターかけてる。
— みぃ (@Minami_22_hoshi) June 15, 2020
メールが来てから3分後に見たのに pic.twitter.com/OsxeKSqegg
メールが来てから3分後に見たのに
これが学歴フィルターやで!!!
— ちゅん@21卒 NNT (@7t7EYDi7oAKJZWi) February 10, 2020
Fラン大のみんな就活頑張ろうぜ! pic.twitter.com/zZo9HJ0hQP
Fラン大のみんな就活頑張ろうぜ!
「周りの人から学歴フィルターの体験を聞いた」という人も多いと思いますが、実際に就活生の口コミでも学歴フィルターにあったという口コミが多かったです。
- 「1,2分しか経ってないのにセミナーが満席になった」
- 「他の友だち(高学歴)に確認してもらったら空席ばかりだった」
このような学歴フィルターは、もはや定番です。
最近では、「時間差でメールが送られてくる」「案内が送られてくる人と送られてこない人がいる」といったこともあるようです。
就活のフェーズで言うと、説明会やセミナーで学歴フィルターを感じている就活生が多いですね。

- 「学歴フィルターなんて納得できん!!!」
- 「学歴だけじゃその人のことはわからないはずだ!」
まさにそうですよね。
納得できない人も多いはずです。
次は、企業が『学歴フィルター』をかける理由を詳しく見ていきます。
企業が学歴フィルターをつかう3つの理由
企業が学歴フィルターをつかう3つの理由を紹介します。
① 一人ひとり見ている時間がない
② 上を説得しやすい(学閥や評価)
③ 少なくとも勉学で結果を出している
1つずつ見ていきます。
理由①:一人ひとり見ている時間がない
企業が学歴フィルターを使う理由の1つめは、「一人ひとり見ている時間がない」です。
・ 採用担当者の人件費
・ 求人広告費
・ 説明会、選考会会場費
・ パンフレットやノベルティ費 など

- 「1人あたり53.4万円ってかなり高いですよね…」
まず前提として、企業が採用にかけることのできる人員やコストには限りがあります。
つまり、限られた人員や時間、コストの中で効率的に採用者を決めなければいけません。
有名企業であれば、数万人という学生が応募してきますよね。
それこそ、「名前を聞いたことあるからとりあえず応募しよう」という層も山程います。
このように思っていても、実際にはそれほどの人数や時間を採用にかけられない企業がほとんどです。
効率的に採用活動をするために、就活生を『学歴』というふるいにかけざるを得ない企業もあります。
これが、学歴フィルターです。
理由②:上を説得しやすい(学閥や評価)
企業が学歴フィルターを使う理由の2つめは、「上を説得しやすい(学閥や評価)」です。
企業は数字の上で成り立っているので、「なんでその人を採用したの?」「本当にその人で大丈夫なの?」と聞かれたときでも、上をきちんと説得できる根拠が必要です。
上司「今年の採用どうだった?」
部下「今年の採用はいい感じでした!」
上司(いい感じって何…?)
上司「今年の採用どうだった?」
部下「今年の採用は目標を大幅に達成しました!東京大学、京都大学が10名ずつ、早慶の学生を5名ずつ、その他国立大3名、MARCHが2名です」
上司(今年の採用は上手くいったな)
このように、採用の成功、失敗にはわかりやすい指標が必要です。
そして、採用活動の指標として、『学歴』はかなりわかりやすいです。
実際に、HR総研の2018年の『新卒採用動向調査』によると、「ターゲット校採用をしている大手企業は56%」に及ぶそうです。

- 「また、設立の古い大手企業には『学閥』が存在することもあります。そのため、企業によって採用学生の学歴に特徴があったりしますよ!」
理由③:少なくとも勉学で結果を出している
企業が学歴フィルターを使う理由の3つめは、「少なくとも勉学で結果を出している」です。
忘れてはならないのが、東大、京大を始めとした高学歴の学生は、『死ぬほど努力して、勉学で結果を出した人たち』ということです。
また、最低限の「読解力」「文章構成力」「数字を読み解く能力」を保証された人たちでもあります。
企業は、『かかっているコスト以上に、結果(利益)を出せる人』を求めています。
そして、高学歴の人は最低1つは、『結果』を出した実績がある。
要するに、『学歴フィルター』はかなりキメが粗いものの、就活生をふるいにかける優秀な指標ということです。
- 無名のFラン大学だけど、超優秀な学生
- 有名な一流大学だけど、仕事ができない学生
このような人たちが存在するのは、企業側も当然わかっています。
その上で、限りある時間、コストを考慮すると、そこそこ優秀な『学歴』という指標でフィルターにかけざるを得ないのです。

- 「ただし、SPIで高得点をとるなど、学歴以外に『結果を出す』ことができれば、学歴を覆すことももちろん可能です!」
学歴フィルターに(ほぼ)かからない大学30校
それでは、学歴フィルターにかからない大学30校を紹介します。
<神>
・東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学
<旧帝大>
・北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学
<その他難関国立大>
・東京外国語大学、お茶の水大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、大阪府立大学、大阪市立大学 など
<最難関>
・早慶上智(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学)
<難関>
・MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)
・関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)
・その他、それに準ずる大学(東京理科大学、ICUなど)
これらの大学の学生は、学歴フィルターをほぼ心配する必要はありません。
ただし、『ハイパー難関企業(外資銀行、外資コンサル、総合商社など)』では例外もあるので、後ほど解説していきます。
一方で、その他地方国公立大学や、日東駒専などの大学からは、学歴フィルターにかかる可能性があります。
とはいえ、学歴フィルターをかける企業はそれほど多くないのと、大学入学後の努力で覆すことは可能なので、気にしすぎる必要はありません。

- 「『SPIやTOEICで高得点』『OB訪問をしている』『インターン経験あり』など、こいつは違うと思わせる方法はたくさんありますよ」
ハイパー学歴フィルター【3つの実例あり】
先程紹介した30校の大学では、学歴フィルターにかかることは”ほぼ”ありません。
”ほぼ”ということは、かかることもあるということです。
ここでは、ハイパー学歴フィルターの例を紹介していきます。
① 外資銀行や外資コンサル企業の選考
② 日系最難関企業の選考
③ 難関企業のリクルーター制度
1つずつ見ていきます。
ハイパー学歴フィルター①:外資銀行や外資コンサル企業の選考
ハイパー学歴フィルターの実例の1つめは、「外資銀行や外資コンサル企業の選考」です。
院試サークルメンバー(東大院生)が体験した実例です。
<大学院生>
・ 東京大学
・ 京都大学
・ 東工大院生
・ 慶應義塾大学
・ 早稲田大学
<大学生>
・ 東京大学
・ 慶應義塾大学
参加メンバーは10名程度だったそうですが、まずほとんどが大学院生。
大学生での参加者は、東京大学と慶應義塾大学の学生だけでした。
外資系企業はUP or OUT(上にいくか、解雇されるか)の世界です。
なにかに優れた、一握りの学生しか入れない狭き門です。
このような外資銀行や外資コンサル企業では、先程紹介した30校でも学歴フィルターにひっかかることがあります。
・東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学、早慶の上位学部(慶應:経済、法、理工 早稲田:政経、法、理工など)

- 「外資銀行や外資コンサルの場合は、上位30校の学生の中でも一部の学生しか学歴フィルターに通過できない、ハイパー学歴フィルターがかけられていることがあります」
ハイパー学歴フィルター②:日系最難関企業の選考
ハイパー学歴フィルターの実例の2つめは、「日系最難関企業の選考」です。
・総合商社、大手デベロッパーなど
三菱商事の2020年度の採用実績をおさらいします。
# | 大学名 | 採用人数[人] | 割合(累計) |
1位 | 慶応大学 | 39 | 29.5% |
2位 | 早稲田大学 | 27 | 50.0% |
3位 | 東京大学 | 24 | 68.2% |
4位 | 京都大学 | 13 | 78.0% |
5位 | 一橋大学 | 9 | 84.8% |
6位 | 上智大学 | 4 | 87.9% |
7位 | 大阪大学 | 4 | 90.9% |
8位 | 明治大学 | 3 | 93.2% |
9位 | 関西学院大学 | 3 | 95.5% |
10位 | 東北大学、九州大学、青山学院大学など | 2 | 97.0% |
MARCHの採用実績もあるので、上位30校であれば、学歴で無条件に落とされることはなさそうです。
しかし、採用実績人数をみる限り、東大、京大などの一握りの大学を除き、さらにプラスαで武器になるものが必要だと予想できます。
という感じですね。

- 「日系企業でも、最難関企業では学歴フィルターのレベルもワンランクあがるようですね」
ハイパー学歴フィルター③:難関企業のリクルーター制度
ハイパー学歴フィルターの実例の3つめは、「難関企業のリクルーター制度」です。
・優秀な学生を確保するために、就活生一人ひとりに担当の社員をつける制度
【リクルーター制度のある業界】
・ 金融業界(銀行、証券など)
・ 生保、損保業界
・ インフラ業界 など
こちらはリクルーター制度の学歴フィルターなので、書類選考でいきなり落とされるようなことはありません。
ただし、一握りの優秀な学生の場合は、特別扱いしてもらうことができます。
「採用人数が多い」企業の場合、リクルーター制度があることが多いですね。(メガバンクなど)
・上位国公立
・早慶上智
リクルーターがつくのは、上位国公立の学生、あるいは早慶上智の学生までです。
上位30校の中でも、MARCHにはリクルーターがつかないこともあります。
私立大は応募人数が多すぎるので、全員にリクルーターをつける人的余裕がないだと推測できますね。
ただし、優秀だと判断されればMARCHの学生にリクルーターがつくことはもちろんあります。
また、リクルーターがつかなくても「特別扱い」されないだけで選考に落とされるわけではありません。

- 「リクルーターはついたらラッキーくらいで、気にしすぎる必要はないですよ。東大院生の中には、色んな企業でリクルーターつけてきて面倒って言っている人もいたくらいです」
学歴フィルターを突破するならオファーサイトを活用
学歴フィルターを突破するなら逆求人型の『オファーサイト』を活用するのがおすすめです。
学生から企業にアプローチする
→応募人数が多いため、学歴フィルターがかかりやすい
【オファー型の就活】
企業から気になる学生にアプローチする
→オファー数に限りがあるので人物重視になりやすい
実際に、OfferBoxでは学歴によるオファーの偏りはありません。
また、OfferBoxでは『経済産業省』『マイクロソフト』『資生堂』『日産自動車』『JCB』など大手企業も利用しているのが特徴です。

- 「OfferBoxは有名ですね。友達もみんな使っています」

- 「OfferBoxは、大学生協がおすすめしており、就活生の3人に1人が利用しています。定番すぎるツールですが、企業からオファーがもらえるので利用しておくのがおすすめです」
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学歴フィルターは気にしすぎる必要なし!
いかがでしたでしょうか。
学歴フィルターの大学一覧や、企業が学歴フィルターをつかう理由をおさらいします。
① 一人ひとり見ている時間がない
② 上を説得しやすい(学閥や評価)
③ 少なくとも勉学で結果を出している
【ハイパー学歴フィルターの例】
① 外資銀行や外資コンサル企業の選考
② 日系最難関企業の選考
③ 難関企業のリクルーター制度
【学歴フィルターにほぼかからない大学一覧】
<神>
・東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学
<旧帝大>
・北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学
<その他難関国立大>
・東京外国語大学、お茶の水大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、大阪府立大学、大阪市立大学 など
<最難関>
・早慶上智(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学)
<難関>
・MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)
・関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)
・その他、それに準ずる大学(東京理科大学、ICUなど)
学歴フィルターを活用している企業はそれほど多くありません。
また、採用難易度は上がるものの、『筆記試験で高得点』『インターン経験あり』などの実績でカバーすることもできます。
学歴フィルターは気にしすぎず、しっかりと就活対策をして第一志望企業に積極的にチャレンジしていきましょう!
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