
- 「理系の文系就職って有利になりますか?」
- 「理系が文系就職するときの強みってなんですか?」
本記事では、このような疑問や悩みを解決していきます!
理系の文系就職は有利?

- 「理系ですが、文系就職することはできますか?」
- 「理系ですが、文系職に就きたいです」
あなたも、理系だけど文系就職したいと思ったことはないでしょうか?
やはり研究は自分にあっていないと感じたり。
将来研究職に就職することに不安を感じたり。
大学で理系に入ったからと言って、必ずしも研究職に就きたいわけではないですよね。
そもそも「文系就職」って?
そもそも、「文系就職」ってなんでしょうか?
① 専門性の高い仕事・・・技術、生産、研究、開発など
② 専門性の低い仕事・・・営業、経理、事務、コンサルなど
ここでは、②の仕事につくことを文系就職と定義します。
世間的には『一般就職』『自由応募』と呼ばれている就職方法です。
理系で文系就職する人はどれくらいいるの?
理系の学生は、研究内容を活かし、学校推薦やコネクションでの就職する人が多いです。
しかし、中には文系就職をする人もいます。

- 「私も理系(工学系)出身です」
- 「今はコンサルタントとして働いています」
大学や大学院の友人、運営している院試サークル(メンバー700名以上)の就職先を見る限りでは、理系のおよそ4人に1人は文系就職をしています。
理系は文系就職で有利になることもある!
また、外資コンサルや外資銀行では、過半数が理系出身というケースがあります。
数字による分析。論理的な説明。仮説検証のサイクルを回す。
このどれもが”理系”が得意とするところです。
こういった論理的思考力や数値処理能力などが期待され、理系を積極的にとる企業も少なくありません。
要するに、理系だからと文系就職で不利になることはありません。
むしろ、理系ならではの強みをアピールすることで、文系就職を有利に進めることもできます。
それでは早速、理系が文系就職するときの強みやポイント、弱みや解決策を見ていきましょう。
理系が文系就職するときの5つの強み
理系が文系就職するときの強みは、大きく5つに分けられます。
① 数字の強さ
② 論理的思考力
③ 仮設と検証を繰り返す力
④ 勤勉なイメージ
⑤ 希少価値の高さ
1つずつ見ていきます。
強み①:数字の強さ
理系が文系就職するときの強みの1つ目は、「数字の強さ」です。
仕事がデキる人は、数字に強い
仕事がデキない人は、数字に弱い
セミナーやビジネス書でもしばしばこのように言われています。
数字に弱い人、数字に強い人の違いをみてみます。

- 「今月の営業目標は達成できそう?」

- 「たぶん達成できると思います」

- 「根拠はなに…??」

- 「今月の営業目標は達成できそう?」

- 「達成できそうです。目標50万円の売上に対し、現在45万円なので、90%は目標達成しています」
- 「週に15万円のペースで売上ており、あと1周間あるので今のペースなら達成できそうです」

- 「このまま任せても大丈夫そうね…」
数字があるだけで、説得力が違いますよね。
これは一例ですが、『膨大な数字から情報を読み取る力』『目標に対する進捗を確認する力』など、ビジネスのほとんどで数字の強さを活かすことができます。
「数字で語れないものは去れ」
ソフトバンクの孫正義社長の常々社員に伝えている言葉です。
「数字に強い」は、理系が文系就職するときの強みになります。
強み②:論理的思考力
理系が文系就職するときの強みの2つ目は、「論理的思考力」です。
・物事を順序立てて考える力
・複雑なことでもわかりやすく構造化して説明する力
論理的思考力がないと、「結局、何をいいたいのかわからない…」となってしまうことが多いです。
GW、面接など、就活で論理的思考力を求められる場面も少なくありません。
論理的思考力は、数学や研究に不可欠な能力。
「論理的思考力が高い」は、理系が文系就職するときの強みになります。
強み③:仮設と検証を繰り返す力
理系が文系就職するときの強みの3つ目は、「仮設と検証を繰り返す力」です。
理系学生であれば、ほとんどの人が卒業研究を行います。
そして、卒業研究とはまさに「仮設と検証の繰り返し」です。
実は、仕事においても「仮設と検証を繰り返す力」は求められます。
- 「営業の成約率を上げる方法を考え、検証して改善する」
- 「業務を効率化する方法を考え、検証して改善する」
- 「ミスを無くす方法を考え、検証して改善する」
「仮設と検証を繰り返す力」は、理系が文系就職するときの強みになります。
強み④:勤勉なイメージ
理系が文系就職するときの強みの4つ目は、「勤勉なイメージ」です。
あなたも、理系のほうが文系よりも勉強している気がしないでしょうか?
実際に、全国大学生活協同組合連合会が実施した「第48回学生生活実態調査」によると以下のことが分かっています。
「理系大学生の勉強時間は、文系大学生の勉強時間の1.7倍」
もちろん大学や学部にもよりますが、私の周りには夏休みも毎日大学で研究している人がたくさんいました。
採用担当者も、理系のほうが勤勉なイメージを持っています。
そのため、社会に出ても真面目に働いてくれるだろうと評価してもらえます。
強み⑤:希少価値の高さ
理系が文系就職するときの強みの5つ目は、「希少価値の高さ」です。
理系なのに文系就職をしている学生は少ないです。
そのため、理系というだけで、面接官に興味をもってもらえます。
興味をもってもらえるということは印象に残りやすいということ。
「なぜ理系なのに文系就職しているのか?」と納得のできる理由を説明する必要はあります。
しかし、それさえできれば面接官に良い印象を与えやすいと言えます。
このように、理系ならではの強みをアピールすることで、他の就活生との差別化を図ることができます。
理系が文系就職するときの3つの弱みと解決策
理系が文系就職するときの5つの強みを紹介しました。
しかし、理系ならではの弱みも存在します。
理系が文系就職するときの弱みは、大きく3つに分けられます。
① 逼迫したスケジュール
② 就活情報不足
③ コミュニケーション能力不足
1つずつ見ていきます。
弱み①:逼迫したスケジュール
理系が文系就職するときの弱みの1つ目は、「逼迫したスケジュール」です。
文系の場合、「就活で忙しいから1週間大学行っていない」という話もよく聞きました、
しかし、理系の場合はそうはいきません。
理系で文系就職をする場合、「卒業研究」「講義」「輪講」にプラスして「就活」もこなす必要があります。
弱み②:就活情報不足
理系が文系就職するときの弱みの2つ目は、「就活情報不足」です。
理系の場合、周囲の学生は「進学」「専門職への就職」のケースが多いです。
そのため、就活の情報がなかなか入ってきません。
弱み③:コミュニケーション能力不足
理系が文系就職するときの弱みの3つ目は、「コミュニケーション能力不足」です。
理系の学生は、論理的思考力はあるけどコミュニケーション能力が不足しているというケースも多々あります。
(もちろん、コミュニケーション能力が高い理系学生もたくさんいます)
また、能力の高さからか、真正面から正論を述べてしまう人も多いのです。
実は、GD(グループディスカッション)やGW(グループワーク)では、相手の意見を否定するのはNG。
協調性や傾聴力がないと判断され、選考に落とされてしまうことがあります。
重要なのは、「慣れ」です。
理系の文系就職は有利な面も!理系の強みを活かす!
いかがでしたでしょうか。
理系が文系就職するときの強みと弱みをおさらいします。
① 数字の強さ
② 論理的思考力
③ 仮設と検証を繰り返す力
④ 勤勉なイメージ
⑤ 希少価値の高さ
【理系が文系就職するときの3つの弱み】
① 逼迫したスケジュール
② 就活情報不足
③ コミュニケーション能力不足
一生この分野の研究をすることに不安がある。
研究職につくと将来後悔するかもしれない。
このように、理系でも研究職や専門知識を活かした職につくのが不安になる人もいますよね。
理系でも、文系就職することは可能です。
むしろ、強みを活かすことで、理系の文系就職を有利に進めることができます。
理系ならではの強みを活かし、弱みは事前に対策することで、文系就職を成功させてください!
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