この記事でわかること
院試当日の持ち物は、一般的な受験グッズだけでは決まりません。
募集要項、受験票、専攻の案内で指定が変わります。
| 悩み | この記事で整理すること |
|---|---|
| 何を持って行くか | 必須品と予備品の分け方 |
| 忘れ物が怖い | 前日と当朝の確認手順 |
| 面接もある | 資料と想定問答の扱い方 |
| オンライン試験がある | 端末、通信、本人確認の準備 |
結論から言うと、院試当日の持ち物は3層で考えます。
1層目は、受験票などの必須品。
2層目は、筆記具や時計などの試験用具。
3層目は、面接資料や体調管理の予備品です。
持ち物を増やすほど安心するわけではありません。
試験室に出せる物と、かばんに入れる物を分けてください。
院試当日の持ち物は募集要項で決める

最初に見るのは、持ち物リストではありません。
大学院が出している公式案内です。
受験票と募集要項を最優先にする
文部科学省の大学院入学者選抜実施要項では、募集要項に試験期日、試験方法、試験場などを記載するとされています。
つまり、当日の動きは大学院ごとに決まります。
| 確認する資料 | 見る内容 |
|---|---|
| 募集要項 | 試験日、会場、試験方法 |
| 受験票 | 集合時刻、持参物、受験番号 |
| 専攻別案内 | 口述試験、発表資料、機材 |
| 最新のお知らせ | 会場変更、時刻変更、追記 |
東京大学大学院工学系研究科の入試ページでも、募集要項と専攻別の入試案内、入試情報を十分に確認するよう案内されています。
当日だけでなく、前日にも公式ページを見直してください。
筆記試験と面接で持ち物は変わる
同じ院試でも、筆記試験と面接では必要な物が違います。
筆記試験は文具と時計が中心です。
面接や口述試験では、受験票、発表資料、研究計画の控えが中心になります。
| 試験形式 | 優先する持ち物 |
|---|---|
| 筆記試験 | 受験票、指定筆記具、時計 |
| 面接 | 受験票、出願書類の控え |
| 口述試験 | 発表資料、研究メモ |
| オンライン | 端末、充電器、通信環境 |
東京大学大学院工学系研究科の専攻入試案内では、筆記試験の携行品として受験票、黒色鉛筆、消しゴム、時計などが示されています。
一方、口述試験では受験票や発表資料、PC関連機材が必要になる例があります。
迷ったら少なく持つのではなく分ける
持って行く物を減らしすぎると、忘れ物の不安が残ります。
ただし、机に出せる物は限られます。
| 分け方 | 例 |
|---|---|
| 試験中に出す物 | 受験票、筆記具、時計 |
| 休憩中に使う物 | 水分、軽食、メモ |
| かばんに入れる物 | 予備文具、羽織り、充電器 |
| 使わない物 | 厚い参考書、不要な資料 |
私が院試相談で見る限り、直前に荷物を増やす人ほど焦ります。
使う場面を決めてから、持ち物を選んでください。
院試当日の基本持ち物チェックリスト

ここでは、対面の院試で使いやすい基本セットを整理します。
大学院の指定があるときは、必ずそちらを優先します。
必ず確認する持ち物
まずは、ないと受験に響く物から確認します。
前日夜に一度、当朝にもう一度見ます。
| 持ち物 | 確認ポイント |
|---|---|
| 受験票 | 紙か画面提示かを確認 |
| 身分確認書類 | 学生証、本人確認書類 |
| 筆記具 | 指定の鉛筆、シャープペン |
| 消しゴム | 予備を1個入れる |
| 時計 | 計時機能だけのもの |
| 交通系IC、現金 | 遅延時の移動に備える |
受験票は、紙で出す大学院と画面で出す大学院があります。
印刷が必要なら、前日ではなく2日前までに済ませます。
あると安心な持ち物
次に、試験そのものを邪魔しない範囲の予備品です。
安心のために入れますが、机には出さない前提で考えます。
| 持ち物 | 使う場面 |
|---|---|
| 飲み物 | 休憩中の水分補給 |
| 軽食 | 長時間試験の合間 |
| 羽織り | 冷房が強い会場 |
| 予備マスク | 汗や雨で濡れた時 |
| ハンカチ | 手洗い後、汗対策 |
| 常備薬 | 体調が崩れやすい人 |
当日は、いつもと違う会場に行きます。
小さな違和感で集中力が落ちる人は、体調管理品を入れてください。
持ち込み禁止に注意する物
持って行ってよい物と、試験中に使える物は違います。
ここを混同しないでください。
| 注意する物 | 見るポイント |
|---|---|
| スマートウォッチ | 通信機能や通知がないか |
| 電卓 | 使用可否が明記されているか |
| ボールペン | 指定外になっていないか |
| 参考書 | 試験室で見られるか |
| スマホ | 電源管理と保管指示 |
東京大学の専攻案内のように、ボールペンの持ち込みを認めない例もあります。
自分の常識で判断せず、指定文言をそのまま見ます。
筆記試験の持ち物と使い方

筆記試験では、持ち物が点数に直結します。
使えない文具を持って行くと、試験開始前に焦ります。
筆記具は指定どおりにそろえる
筆記具は、多めに持つより指定に合わせます。
黒色鉛筆、シャープペン、消しゴムの可否を見ます。
| 指定 | 準備する物 |
|---|---|
| 黒色鉛筆 | HBからBを複数本 |
| シャープペン可 | 芯をケースで入れる |
| 消しゴム可 | 角が残る物を用意 |
| 鉛筆削り可 | 卓上式不可の有無を見る |
鉛筆削りや時計まで細かく指定されることがあります。
前日夜に買うと合わない物を選びやすいです。
3日前までにそろえてください。
時計は計時だけの物を選ぶ
時計は、計時機能だけの物を選びます。
スマートウォッチや通知機能付きの時計は避けます。
| 時計の種類 | 判断 |
|---|---|
| アナログ腕時計 | 最も無難 |
| デジタル時計 | 通信、辞書機能を確認 |
| スマートウォッチ | 原則避ける |
| 置き時計 | 会場規定を確認 |
試験室に時計があるとは限りません。
数学や専門科目では、残り時間の管理が答案の質を変えます。
休憩時間の回復も準備する
長い院試では、専門科目、英語、面接が同じ日に続くことがあります。
休憩中に回復できる物も準備します。
| 状況 | 用意する物 |
|---|---|
| 昼をまたぐ | 食べ慣れた軽食 |
| 口が乾く | 水、無糖のお茶 |
| 糖分が切れる | ラムネ、ゼリー |
| 冷房が強い | 薄い羽織り |
ESCAPEの合格者の声では、試験会場に1時間ほど早く入り、直前まで指定図書や過去問を見直した例がありました。
休憩中に軽く糖分を取り、落ち着いて解けたという声もあります。
面接・口述試験の持ち物
面接や口述試験では、荷物の量より整理が大切です。
面接官の前で探し物をしない状態を作ります。
出願書類の控えを読む
面接では、研究計画書や志望理由書から質問されます。
提出した内容の控えを持ち、前日までに読み返します。
| 控え | 使い方 |
|---|---|
| 研究計画書 | 目的、方法、今後を確認 |
| 志望理由書 | なぜその研究室かを確認 |
| 卒業研究メモ | 現時点の課題を確認 |
| 想定質問 | 最初の一文だけ見る |
直前に全文を覚え直す必要はありません。
現時点で言えることと、今後検証したいことを分けます。
発表資料は予備を持つ
研究発表型の口述試験では、資料の扱いが変わります。
事前提出か、当日持参か、画面共有かを分けてください。
| 形式 | 準備 |
|---|---|
| 紙資料 | 指定部数と予備 |
| PDF提出 | ファイル名と提出期限 |
| PC持参 | 充電、変換アダプタ |
| 会場PC | USB可否、形式確認 |
5分、7分、10分で説明できる版を作ると安心です。
説明時間が変わっても、結論から話せます。
面接直前に見るメモは1枚にする
面接直前に厚い資料を見ると、逆に不安が増えます。
見るメモは1枚に絞ります。
| メモ項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 志望理由 | 研究室との一致 |
| 卒業研究 | 背景、目的、方法 |
| 大学院でやること | 入学後の研究計画 |
| 弱点への返し方 | 研究経験が浅い時の説明 |
私自身、直前に見る情報は少ないほど話しやすいと感じます。
わからない質問への返し方だけは、声に出して確認してください。
オンライン院試の持ち物・機材
オンラインの院試では、持ち物が機材に変わります。
紙の準備だけでは足りません。
本人確認の準備をする
オンライン試験では、本人確認や不正防止の手順が入ります。
文部科学省の実施要項でも、オンライン試験では本人確認と不正防止の措置が必要とされています。
| 確認項目 | 準備 |
|---|---|
| 受験票提示 | 紙か画面かを確認 |
| 身分確認 | 学生証などを手元に置く |
| カメラ | 顔と手元の見え方 |
| マイク | 雑音、音量、ミュート |
ESCAPEの合格者の声では、オンライン面接で受験票を両手で持ち、画面に写したまま受け答えした例がありました。
受験票は、対面だけの持ち物ではありません。
端末と通信は前日に試す
端末は、当日に初めて立ち上げないでください。
前日までに同じ場所、同じ回線で試します。
| 機材 | 確認 |
|---|---|
| PC | 充電、更新停止、カメラ |
| 充電器 | コンセント位置 |
| イヤホン | 使用可否と音量 |
| Wi-Fi | 速度、切断時の対応 |
| 予備回線 | スマホのテザリング |
オンライン試験は、1人の通信トラブルで進行が止まることがあります。
入室時刻の10分前ではなく、30分前には準備を終えます。
画面共有資料は開いておく
発表があるなら、資料は事前に開きます。
ファイルを探す時間をなくしてください。
| ファイル | 準備 |
|---|---|
| 発表スライド | PDF版も用意 |
| 研究計画書 | 手元用を開く |
| 入試案内 | 指示確認用 |
| メモ | 画面に映らない位置 |
画面共有を使う時は、余計な通知を切ります。
ファイル名も、面接官に見られて困らない名前にします。
前日までのチェックリスト
持ち物確認は、当朝だけでは遅いです。
3日前、前夜、当朝に分けると抜けが減ります。
3日前にそろえる物
3日前は、買う必要がある物をそろえる日です。
ここで不足品を見つけます。
| 確認 | やること |
|---|---|
| 受験票 | 印刷、保存、番号確認 |
| 筆記具 | 指定に合う物を買う |
| 時計 | 電池、動作確認 |
| 交通 | 経路、到着時刻、遅延案 |
| 宿泊 | 会場までの時間を確認 |
前日に時計の電池切れに気づくと、余計な焦りが出ます。
買い物が必要な物は、3日前までに終えます。
前夜にかばんへ入れる物
前夜は、実際にかばんへ入れます。
机の上に置くだけでは、忘れ物が残ります。
| 入れる物 | 最終確認 |
|---|---|
| 受験票 | すぐ出せる位置 |
| 筆記具 | 予備を含める |
| 資料 | 必要分だけ |
| 飲み物 | こぼれない容器 |
| 充電器 | オンライン、宿泊時 |
厚い参考書を何冊も入れる必要はありません。
直前に見る1枚メモと、必要な公式書類に絞ります。
当朝に見る物
当朝は、勉強を増やす時間ではありません。
移動、体調、受験票だけを確認します。
| 当朝の確認 | 見る内容 |
|---|---|
| 公式ページ | 会場変更、時刻変更 |
| 交通 | 遅延、乗換 |
| 体調 | 薬、水分、朝食 |
| 受験票 | かばんの位置 |
当朝に新しい参考書を開くと、知らない範囲が目に入ります。
最後は、得点に直結する確認だけにしてください。
忘れ物・遅刻・体調不良の対応
当日は、完璧な準備より復旧力が大切です。
トラブル時の動きを先に決めます。
受験票を忘れた時
受験票を忘れた時は、自己判断で帰らないでください。
まず大学院の入試窓口、試験場の係員に相談します。
| 状況 | 最初の対応 |
|---|---|
| 家に忘れた | 試験場の係員へ相談 |
| 印刷を忘れた | 画面提示可否を確認 |
| 受験番号が不明 | メール、出願サイトを確認 |
| 破損した | 予備印刷か画像を見せる |
受験票の再発行や本人確認の扱いは大学院ごとに違います。
だからこそ、受験票のPDFや番号をスマホにも保存します。
遅刻しそうな時
遅刻しそうな時は、移動しながら連絡先を探します。
募集要項、受験票、大学院サイトに連絡先が書かれています。
| 原因 | 対応 |
|---|---|
| 電車遅延 | 遅延証明と連絡先を確認 |
| 道に迷う | 会場名ではなく建物名を見る |
| 天候悪化 | 早い便、別経路を使う |
| 宿泊先から遠い | 前日に会場まで歩く |
会場には、30分から1時間早く着く前提で動きます。
早く着きすぎた時に待てる場所も見ておくと安心です。
緊張で頭が真っ白になった時
当日に緊張するのは自然です。
ただし、緊張を消そうとすると余計に焦ります。
| 状況 | 戻し方 |
|---|---|
| 手が震える | ゆっくり名前を書く |
| 面接前に焦る | 最初の一文だけ言う |
| わからない質問が来る | 現時点の理解を話す |
| 研究内容が飛ぶ | 背景、目的、方法に戻る |
面接では、完璧な暗記より立て直し方が見られます。
「現時点ではここまで理解しています」と区切れば、話を続けられます。
合格者の声から見る当日の整え方
ここでは、ESCAPEの合格者の声から当日に使える示唆を整理します。
個別の大学名や所属ではなく、行動だけを抽出します。
早く会場に入り直前確認をした例
ある合格者は、電車遅延を恐れて1時間ほど早く会場に入りました。
試験直前まで、指定図書や過去問を見直しています。
| 行動 | 学べること |
|---|---|
| 早く会場入り | 遅延リスクを減らす |
| 指定図書を確認 | 新しい教材を増やさない |
| 過去問を見直す | 出題感覚を戻す |
| 軽く糖分を取る | 休憩で回復する |
当日は、勉強量を増やす日ではありません。
すでに解いた過去問と、間違えやすい公式だけ見ます。
オンラインで受験票を提示した例
別の合格者は、オンライン面接で受験票を画面に写す必要がありました。
志望動機、卒業研究、専門知識、併願状況を聞かれています。
| 準備 | 本番で役立つ理由 |
|---|---|
| 受験票を手元に置く | 本人確認で焦らない |
| 志望理由を短くする | 画面越しに伝えやすい |
| 専門知識を復習 | 追加質問に返せる |
| 併願回答を作る | 進学意思を示せる |
オンラインでも、試験は大学院の正式な選抜です。
服装、背景、資料、本人確認まで一つの準備として扱います。
緊張を前提に準備した例
面接で失敗した感覚があっても、結果は合格だったという声があります。
本番の手応えだけで、合否を決めつけないでください。
| 不安 | 準備でできること |
|---|---|
| 緊張する | 最初の一文を決める |
| 研究経験が浅い | 今後の検証計画を話す |
| 答えに詰まる | わかる範囲を区切る |
| 面接官が厳しい | 質問意図を確認する |
私が合格者の体験談を見る時も、当日の手応えはあまり当てになりません。
見るべきなのは、準備した型に戻れたかです。
よくある質問とまとめ
最後に、院試当日の持ち物で迷いやすい点を整理します。
迷ったら、募集要項と受験票の指示を優先してください。
院試当日の持ち物で絶対に外せない物は何ですか
最優先は、受験票、本人確認書類、指定筆記具です。
オンライン試験なら、端末、充電器、通信環境も必須です。
| 優先度 | 持ち物 |
|---|---|
| 最優先 | 受験票、本人確認書類 |
| 高 | 指定筆記具、時計 |
| 中 | 出願書類の控え、研究メモ |
| 予備 | 飲み物、軽食、羽織り |
受験票に書かれた物が、この記事のリストより優先です。
大学院ごとに指示が違うためです。
参考書は持って行くべきですか
参考書は1冊までにしてください。
直前に大量の情報を見ると、不安だけが増えます。
| 持つなら | 理由 |
|---|---|
| 間違いノート | 弱点だけ見られる |
| 公式一覧 | 記憶を戻しやすい |
| 過去問1年分 | 出題感覚を保てる |
| 1枚メモ | 面接前に見やすい |
厚い本を何冊も持つより、1枚メモの方が本番向きです。
当日は、確認する内容を絞ってください。
オンライン院試では紙の受験票も必要ですか
必要かどうかは、大学院の指示で決まります。
紙とPDFの両方を用意しておくと安心です。
オンラインでは、画面提示、カメラ提示、ファイル提出などがあります。
前日までに、受験票をすぐ出せる場所に置きます。
まとめ
院試当日の持ち物は、受験票から逆算してください。
一般的なチェックリストだけで決めると、専攻ごとの指示を落とします。
| 最後に見ること | 理由 |
|---|---|
| 受験票 | 当日の個別指示がある |
| 募集要項 | 試験方法と会場が分かる |
| 専攻別案内 | 口述、資料、機材が分かる |
| 最新情報 | 変更や追記を拾える |
3日前に買う物をそろえます。
前夜にかばんへ入れます。
当朝は、受験票、交通、体調だけ確認します。
持ち物の目的は、不安を増やすことではありません。
試験本番で、答案と面接回答に集中できる状態を作ることです。


