
- 「就活したくないけど働きたいなぁ・・・」
- 「就活なんてすっ飛ばして働ける方法はないのかな?」
本記事では、このような疑問や悩みを解決していきます!
就活サイトは色々な企業にエントリーシートを提出しなければならなかったり、企業独自の適正試験など受けなければならず、色々と大変ですよね。
就活せずに働く方法はあるのでしょうか。

この記事では、就活したくないけど働きたい人向けに、就活に必要な最低限の手間で働くことの出来るやり方を紹介します。
フリーターとして働くとどうなる?
就活せずに働く一番簡単な方法は、広く浅く募集をしているアルバイトでしょうか。
しかし、アルバイトはあまり良い職歴とは言えず、年齢を重ねるごとに通常の社会人としての道へ進むことは難しくなってきます。
30歳を過ぎてもまだフリーターでそこから就職活動しようとしていても、新卒はもちろんのこと、第二新卒も難しくなってきます。
大企業へ就職するには中途採用で採用されるしかありませんが、フリーターでバイトしかしていないと採用されることは難しいです。
それ以外の方法としては、人手不足であまり優秀な学生が就職したがらない中小企業に就職するか、バイト先の会社に就職するしかありません。
30代からキャリア形成を本格的にしようとすると、色々な困難があり、若くもないので20代の時ほど無茶なことは出来ません。
アルバイトという働き方であっても、1日8時間程度働いていれば、正社員と同じように法律上で保証されている様々な権利が付与されます。
例えば有給休暇、雇用保険、国民健康保険の加入、厚生年金の支払い、育児休暇等の各種休暇制度など長い時間働いているアルバイトでも適用されます。
雇用保険をしっかり払っていれば、失業した時に手当がもらえますし、育児休暇、産後休暇、介護休暇などで休んだ時は雇用保険から手当が支給されます。
法律上はアルバイトでも正社員であってももらえる権利は同じなのですが、会社によっては正社員にのみボーナスが出たり、退職金が出たりします。
ボーナスや退職金は法律上の義務はなく、誰にどのような形でいくら払うのかは会社が自由に決める事ができます。
つまり、アルバイトと正社員は働く時間は同じであっても待遇面で不利になる事もあるのです。
さらにアルバイトは良い職歴とは言えないため、今後のステップアップとして利用する事も出来ません。

そのようにならないためにも、大学を卒業したあとはなるべく正社員として働いておいた方が無難かもしれませんね。
正社員であっても色々な働き方がある
大学を卒業してからフリーターの道を選ぶ人の中には、音楽活動などの自分の好きなことに時間を使いたいため、時間の融通がきくアルバイトという働き方を選ぶ人もいる事でしょう。
しかし、最近では正社員であっても色々な働き方があり、時間に融通のきく働き方があるのです。
例えば、フレックスタイム制という働き方です。
この制度はコアタイムという必ず働かなければならない時間があって、それ以外の時間は出勤するもしないも自由という働き方です。
アルバイトの場合は時間が決まっていないとはいえ、シフトが決まっているので、指定された時間に出勤しなければなりません。
フレックスタイム制ではそのような事すら無く、当日の自分の状況次第で自由に出勤時間を選べるのです。
この制度はある意味アルバイトによるパートタイム勤務よりも時間を自由に使う事が出来ます。
同様の制度で、裁量労働制というものもあり、この制度は1日でやるべき事を終わったら1日働いたとみなされそれ相応の給料をもらえるという制度です。
裁量労働制は出勤時間が決まっている事もあったり、やるべき事が終わらなかったら帰れなかったりするのでフレックスタイム制ほどは自由ではありません。
他にも週休3日制を導入している企業もあり、1週間のうち4日は働いて、残りの3日は自分の夢のために時間を使うという事も出来ます。
これに加えて有給休暇なども普通に付与されるので、アルバイトで生計を立てながら夢を追いかけるという事よりもよっぽど有意義な働き方となるでしょう。
今やアルバイトをしながら夢を追いかけるという時代ではなく、正社員として働きながら夢を追いかけるという時代になってきたのです。

技術の発展に伴い、働き方は急速に多様化し、自分にあった働き方を気軽に選べるようになってきています!
大手企業でも週休3日、4日や、フレックスタイム、裁量労働制を導入している企業も増えてきていますね。
就職エージェントを利用
すでに学校を卒業している場合など、進路指導の先生などもいないので相談出来る人もいない事でしょう。
また、企業が用意したエントリーシートに記入をしたり、試験を受けたりするなど通常の就活はしたくないという人も多いのではないでしょうか。
そこで利用できるのが就職エージェントです。
就職エージェントに登録すると、様々な自分に合っている仕事を紹介してくれます。
最初にちょっとプロフィールなどを登録するだけであとはエージェントからの紹介を待つだけということになります。
就職エージェントから紹介される企業は、自分ひとりでは思いつかなかったような企業なども多く含まれます。
インターネットで色々と口コミなどを調べたり、企業の業績や業務内容を調べて、自分にあった企業を探すよりも確実です。
就職エージェントも様々なところがあり、複数登録しておいて、情報収集のために利用して、これは良さそうだと思った求人に対して転職エージェントに問い合わせて相談するというのが一般的な使い方です。
ありがたい事に面接の対策方法なども教えてもらえます。
よく聞かれる質問に対しての適切な答えや、敬語の使い方や、入室のマナーなど細かいところでどうすれば良いのか分からない時は相談してみると良いでしょう。
よくありがちなのが、同じ内容をコピーしてエントリーシートに記入してしまう事で、ある企業では有効的だった自己PRや志望動機でも、他の企業では効果無しという場合もあります。
このような事にならないように企業ごとに合わせた適切な答えを一緒に考えてくれるので、面接まで行けるような適切なエントリーシートを用意する事が出来ます。

就活生向けの就職エージェントや就活サイトは基本的に無料で利用できます!たまに有料のものもあるので、注意してくださいね!
逆就活サイトへ登録
逆就活サイトとはプロフィールや自己PRなどを書いておいて、あとは放置しておき、メールが来るのを待つというシステムのサイトです。
逆就活サイトとして有名なところはdodaキャンパス、キミスカ、オファーボックスの3つがあります。
これらの逆就活サイトに登録しておけば、あとは特に就活をしなくても待っておくだけでし企業からのスカウトがやってきます。
就活で手当たり次第色々企業にエントリーシートを送るくらいなら、dodaキャンパスなどの逆就活サイトに登録しておいた方が効率的でしょう。
dodaキャンパス、キミスカ、オファーボックスの3つ全部登録していてもシステム上は問題ありませんが、メールが大量に来て管理が大変になる可能性もあります。
逆就活サイトに加えて、就職エージェントも利用しておけば、事実上就活らしい就活はすることなく就職して働けるようになる事も可能です。
就職するには面接は必須
いくら逆就活サイトからスカウトが来たり、就職エージェントに仲介してもらったとしても、書類審査だけで内定がもらえるということはありえません。
やはり、どんな職場であっても面接することは避けられません。
就職エージェントに登録していれば、面接に関する指導などもしてもらえます。
最近ではリモートワークが進み、ビデオ面接なども行われるようになりましたが、やはりちゃんとした格好をして面接をしなければ就職することは出来ません。
就職は人生のゴールではない
多くの人が勘違いしていることで、就職は人生のゴールということではないということです。
日本では昔から終身雇用が一般的で、就職したあとは定年退職するまで何かに属するための選抜試験のようなものはありません。
確かに、企業としても社員にはなるべく長く勤めて欲しいですし、簡単に解雇には出来ないので、結果的に終身雇用となるケースも多いです。
しかし、近年では就職した後もキャリアアップのために転職をする事も当たり前となってきました。
新卒で入社した会社の経験を生かして、より一層待遇の良い違う会社に転職するのです。
このような転職をサポートする転職エージェントもあり、転職エージェントに頼めば自分の要望にあった転職先を紹介してくれます。
さらに就職して仕事をしていくうちに出会った人達と新しい会社を設立して、独立する事もあるでしょう。
このように学校を卒業して就職したあとでも、様々な人生の転機があるのです。
進学よりも就職した方が良いケース
良い就職先が見つからないからということで、大学を卒業した後に専門学校に行って資格を取ったり、大学院に行く人もいるかもしれません。
資格によっては進学して勉強に集中しないと取れない資格もあるでしょう。
しかし、それ以外の難しい資格を取るわけでもない場合は進学するのはあまり勧められません。
というのは簡単に言ってしまうと、費用対効果が良くないからです。
就職することはゴールではなく、何も一生その会社で働かなければならないという事もありません。
もちろん就職する際はそのような気持ちでいなければなりませんし、数年経ったら転職するというようなことは、絶対に面接では言ってはいけません。
しかし、実際には結婚して辞める事もあれば、良い待遇を約束してくれた企業からスカウトが来たりとか、独立の話が来たとか色々な事があります。
企業側もその事を見越して、新卒採用は多めに取っておいて、この中で半分くらいは定年まで勤めて将来的に幹部になってもらえれば良いというつもりで採用しています。
したがって、せっかく就職が決まった会社を辞めるというのは全然普通の事であり、よくある事なのです。
新卒採用の場合は、大体の会社では最初の1ヶ月ほど研修がおこなわれます。
この研修期間は社会人として必要なマナーや、会社員として、あるいは業務上で必要な知識を勉強するための時間です。
このように就職しても、仕事をせずに勉強するためだけの時間はどこの企業でも必ず設けられています。
専門学校の場合は、こちらからお金を払って教えてもらうわけですが、就職した後の研修だと、逆にお金をもらいながら勉強出来るわけです。
さらに、実際に業務についた場合でも、先輩から仕事内容を教えてもらいながら行います。
専門学校でも実技の実習はありますが、これも言うまでも無くこちらからお金を払って教えてもらいます。
就職して、先輩に教えてもらいながらする実務は無給では無く、給料をもらいながらやっています。
つまり、専門学校等でお金を払いながら教わるような事を、就職する事で給料を受け取りながら学ぶ事が出来るのです。
このように、良い就職先が無いからと言って、進学したり就職浪人するよりも第一希望ではなくても就職してしまった方が、遥かにコストパフォーマンスが良いのです。
さらに、希望していなかった会社であったとしても、新卒で入社して、順当に経験を重ねていけば、それなりの戦力にはなっていきます。
そうなったら転職エージェントを利用してさらに良い待遇の会社に転職する事も出来ますし、独立する事も出来ます。
また、当初は乗り気ではなかった会社でも、戦力として1人前になった時には見え方が違って働きやすい環境になっている事もあります。
数年経つと業績も変わるので、入社当時は中小企業であっても、成長して多くの就活生が殺到する人気企業となっているかもしれません。
つまり就職する事で、自分自身の成長にもなりますし、食べていけるだけの給料ももらえるので、良い会社に新卒で入社する事を目指して進学するよりもよっぽど効率が良いのです。

就職も進学も一長一短。人生に正解はありません。
どちらの選択をするにしても、しっかりと自分の頭で考えましょう!
フリーランスという道
就活せずに働く究極の方法としては独立して起業するという事もありますが、その1歩手前でフリーランスという道もあります。
最近ではデザイン関係の仕事や、プログラマーなどはフリーランスで働いている人も珍しくありません。
最近街中でよく見かけるようになった自転車の宅配業もフリーランスの働き方です。
しかし、学校を卒業したばかりで、職歴が無いのにフリーランスの道に進むのはあまりおすすめしません。(独立してやっていくのは難易度が高いです!)
その最大の理由はフリーランスという立場は労働基準法の対象外だからです。
フリーランスというものはある仕事内容に関しての対価があり、その仕事を終わらせるのに1時間かかっても10時間かかってももらえる金額は同じです。
最近は不景気だという事で、大手の広告代理店は正社員をフリーランス契約に置き換えるという事をやりはじめました。
これどういうことかというと、人件費削減の目的で正社員をフリーランスに変えているということです。
つまり、会社にとっては正社員よりもフリーランスの方が都合が良いということになります。
会社にとって都合が良いということは逆に会社員にとっては都合の悪いということになるでしょう。
フリーランスだとどんなに残業しても残業代が出ないのはもちろんのこと、通常の時給分の給与ももらえません。
つまり8時間働いても12時間働いても給料は同じで、ひどい扱いを受けても労働基準法違反にもなりません。
時給計算すると最低賃金以下という事もあるでしょう。
さらにフリーランスになると税金の処理が大変になります。
会社に勤めていると給与所得控除というものが所得税から引かれますが、フリーランスにはありません。
フリーランスは経費として控除される事が期待される領収書などを取っておいて確定申告をしなければなりません。
確定申告のために書類や領収書を用意しなけれなならないのは大変ですが、これをしないと数十万円違うという事もあります。
これに加え、年金や健康保険も自分で支払わなければなりません。
住民税や健康保険の保険料は前年の収入によって変わるため、無計画に入ってきたお金を全て使い切ってしまうと翌年が大変になります。
結果的に受け取った給料の大半は税金や保険の支払いなどのために全て使うことになるでしょう。
このようにフリーランスは自分で色々しなければならず大変なので、少々待遇に不満があっても会社に就職しておいた方が色々と楽なのは間違いありません。
会社に就職していると、このような税金関係の処理は会社に任せておけばよく、自分では何もする必要もなく、何も考える必要がありません。
フリーランスになるためにはある程度力をつけて、効率良く仕事が出来るようになってからで、節税関係の知識をしっかり身につけてからでないと最初に大きな苦労をすることもあります!

とはいえ、サラリーマンは勝手に源泉徴収してくれて税金処理が簡単というメリットがある一方、税金をコントロールできないというデメリットもあります。
サラリーマンからフリーランスは簡単ですが、フリーランスからサラリーマンは場合によっては難しいこともあるので、
フリーランスだとサラリーマンとなにが異なり、どんなメリット・デメリットがあるのかをしっかり把握してからフリーランスの道を考えてみてください!
就活したくないけど働くことは一応できる!
就活らしい就活をせずに働ける方法を紹介しました。
就活はしないとはいえ、最低限でも面接だけはしなければならず、それは避けられません。
また、就活したくないからと言って、パートタイム勤務でアルバイトをするという事はあまり良いやり方ではありません。
かつては確かに日本人の勤勉さにつけ込んだブラック企業も多くありましたが、今は少しずつ減り始めています。
ブラック企業であるという事が広まってしまうと、企業のイメージが悪くなりますし、優秀な人材もやってこなくなり、企業にとっては大打撃だからです。
就職エージェントや逆就活サイトを利用すると、手間をかけることなく、正社員になれる事も出来ます。
就活したくないけど働きたい!という方は、逆求人就活などにより、楽して就活する方法も試してみてください!
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