- 「就活のエントリー数が少ないってどうなの?」
- 「たくさんエントリーしておいた方がいいの?」
本記事では、このような疑問や悩みを解決していきます!
就活でどのくらいの数エントリーするのが普通なのか疑問に思っている人も多いのでしょうか。
果たして就活ではどのくらいの数エントリーすれば良いのでしょうか。
また、エントリー数が少ないとどうなってしまうのでしょうか。
この記事ではエントリー数を少なくしたり多くしたりする事によるメリットとデメリットを紹介します。
また、エントリー数を少なめにしつつ、安心して就活が出来るやり方も紹介します!
就活のエントリー数の平均的は30社前後
就活においてエントリーしている数は、大体30社前後の人が多いようです。
キャリタス就活というところの調査によると、エントリーしている数の平均は、2017年は37社、2018年は31社、2019年は26社というように年々下がっています。
これは景気が好調だったおかげで、有効求人倍率が上昇して、就職がしやすい環境であったからです。
しかし、2020年はご存知のとおりコロナウイルスにより、経済も大打撃を受けるようになりました。
さらに、その影響でリモートワークや機械化、AI化が加速し、急激に人材の需要が無くなってしまいました。
外国人労働者も少なくなったことから、今まで外国人が働いていたような職場は人手不足にはなってきてはいますが、就職するには厳しい状況が続く事が予想されます。
リモート面接も導入された事もあり、地方在住の人でも東京都内の会社の面接を受けれるようになりましたし、逆に都内在住の人が地方の企業の面接に行く事も簡単になりました。
そのため、就活のあり方が大きく変わり、過去の傾向などはあまり参考にならず、全く予想出来ない状況になってしまいました。
今までは30社もエントリーして全て面接まで行けてしまうと、面接会場への移動時間もあり、物理的に不可能という事もありました。
ところがリモート面接の導入により移動時間を考慮する必要がなく、ある企業の面接が終わった5分後に違う企業の面接も受けることは可能となりました。
コロナの影響で、ここからの数年で企業の経済状況や就活の仕方は大きく変わり、就職しやすい会社や就職しにくい会社の種類も一新される可能性があります。
最新の動向をよく見ながらエントリーをする会社を選ぶ必要がありますね!
就活のエントリー数が少ないことによるメリット
内定がもらえるかどうかの不安感からエントリー数を多くしてしまいがちですが、エントリー数が多いことによるメリットもあれば、少ないことによるメリットもあります。
エントリー数が多いことによるメリットは安心感があるという点ですが、エントリー数が少ないとどのようなメリットがあるのでしょうか。
就活のエントリー数が少ないメリット①:管理が楽
就活のエントリー数が少ないメリットは管理が楽ということです。
エントリー数が多いと、色々な企業とメールや電話でやり取りをしなければなりません。
メールの送り間違いで、違う企業向けのメールを送ってしまったりすることはあってはなりません。
そのようなミスは無くても、メールの管理をするだけで頭が疲れてしまうことでしょう。
それに、メールだとまだじっくり考える時間があるのですが、電話連絡が突然来た場合、話が合わないという事もあるでしょう。
エントリー数を少なくしておくと、このような管理はやりやすくなります。
また、面接が最終面接も含めて5回あるところも珍しくありませんが、30社くらいエントリーしていて、どこで何を話したか完全に把握出来るでしょうか。
場合によっては同じ面接官に対して、全く同じ話をしてしまうという事もあるでしょう。
全く同じ話をする前は、「以前もお話したのですが」という一言をその前に言うとそれだけで記憶力の良さをアピールする事が出来ます。
面接官も多くの人に同じような事を聞いているので、全て把握している可能性は低いですが、最終的にこのような細かい気配りが合否を左右する事もあるでしょう。
エントリー数を少なくしておくと、把握して多くべきポイントも少ないので、心に余裕が出来ます。
何度か会う面接官の顔と名前を覚えておけば、面接官からの印象も良くなります。
久しぶりにあった知り合いに名前を覚えてもらっていれば誰でも嬉しく思うという事と同様で、面接官も人間ですので、自分の名前と顔を覚えてくれていたら印象が良くなります。
就活のエントリー数が少ないことによるデメリット
逆にエントリー数が少ないことによるデメリットはどのような事があるのでしょうか。
エントリー数が少ないと、1社にかける思いが強くなり、その事が面接官に伝わると、好印象となりますが、断られた時のダメージは大きいです。
エントリー数を少なくすることは楽である反面、ハイリスクなことでもあります。
就活のエントリー数が少ないデメリット①:不安感がある
就活のエントリー数が少ないデメリットは、不安感があることです。
就活の面接は、大企業の就活生に人気の企業だと最終面接も含めて5回あるところも珍しくありません。
2次面接まで通ったものの3次面接で落ちた、などという事が1社づつ増えていくと、不安な気持ちになってしまいます。
最初の段階で落ちればまだ良いのですが、最終面接まで行って落ちてしまうと大変です。
時期によっては、最終面接に落ちた時にはもう他の企業の選考も終わっているという事もあるでしょう。
実際にそうはならなくても、この企業に落ちたらもう後が無い、という緊張感を常に持ちながら就活をすることになります。
また、就活はその時点での実力ではなく、今後の期待値や人間性によって評価される事が多いです。
つまり、面接官との相性も重要で、運による要素も多少はあります。
人気企業だから自分の大学や資格では難しいだろう、と最初から諦めてしまう人もいるでしょう。
人気企業であっても面接官との相性によっては、地方の短大出身であっても良い結果になるとというケースも充分ありえます。
したがって、エントリー数を絞ることで、せっかく相性の良い面接官と出会えるチャンスを逃してしまう可能性もあります。
幅広く色々な企業にエントリーするとその分、可能性は高くなりますが、管理が大変になるというデメリットも出てきます。
つまり、自分にとってのちょうど良い数を探す事が重要です!
逆就活サイトとの併用
求人広告などを見て、少しでも良さそうな企業を手当たり次第エントリーするという事をする人も多いのではないでしょうか。
そのように色々な企業にエントリーすると、企業によって微妙にエントリーシートの文言を変える必要も出てきますし、試験も受けなければなりません。
エントリーシートをコピペしてすぐにエントリー出来ればまだ楽なのですが、そのような会社はあまり数多くありません。
そこで活用してもらいたいのが逆求人サイトです。
逆就活サイトとはガクチカや自己PRなどを書いておいて、あとは放置しておき、メールが来るのを待つというシステムのサイトです。
逆就活サイトとして有名なところはdodaキャンパス、キミスカ、オファーボックスの3つがあります。
これらの逆就活サイトに登録しておけば、あとは特に就活をしなくても待っておくだけでし企業からのスカウトがやってきます。
就活で手当たり次第色々企業にエントリーシートを送るくらいなら、オファーボックスなどの逆就活サイトに登録しておいた方が効率的でしょう。
このような逆就活サイトの問題点としては、基本的に就活生に人気の企業などからはメールは来ません。
なぜなら、企業からすればわざわざメールを送らなくても、ちょっと自社のWebサイトに新卒募集と書くだけで毎年多くの就活生が集まってくるからです。
このような就活生に人気の企業へは、通常のエントリーでこちらからエントリーするしかありません。
逆就活サイトは保険のような形として登録しておいて、人気企業がダメだった時のために備えておくというのもひとつの戦略です。
ただ、ここで誤解して欲しくないのは、逆就活サイトには何も就活生から不人気の企業からばかりメールが来るというわけではありません。
世の中には有名企業などの業務を支えて、サポートする事を主な業務としているような一般には知られていない優良企業も多くあります。
例えば、何かをゲームなどを開発するための大元の開発ソフトなどを作っている会社だったり、企業の業務をサポートする企業向けの商品を販売している会社もあります。
あるいはパソコンやスマートフォンなどの重要な部品を作っている会社もあります。
このような会社は優良企業で、従業員の待遇も良いにも関わらず、一般に知られていないので、あまり求人に応募する人はいません。
このような隠れた優良企業が、逆就活サイトには存在しています。
逆就活サイトは利用してみる事で今まで知らなかった優良企業を知る事が出来ます。
また、自分が思いもしなかった業種の企業からスカウトメールが来ることで、自分の適正を知るきっかけとなります。
自分の得意な事というのは自然に当たり前のようにやっているので、意外と自分では気が付かないもので、こんな簡単な事ですごいと言われるのかと驚く事もあるものです。
自分からエントリーしようと思いもしなかった企業からメールが来る事で、その業界について知るきっかけにもなるでしょう。
自分は何が向いているのかが分かったら、その事を通常の就活に活かす事も出来ますし、自己PRの項目に反映させる事も出来るでしょう。
このようなメリットもあるので、逆就活サイトはなるべく早い段階で登録しておく方が良いでしょう。
通常の就職活動と逆就活サイトの利用を併用すると、エントリー数少なめにする事が出来て、効率の良い就活の時間の使い方をする事が出来ます。
就職エージェントとの併用
逆就活サイトの他に就活をサポートしてくれるものとして就職エージェントがあります。
逆就活サイトも広い意味では就職エージェントです。
就職エージェントでは、プロフィールなどを記入すると、自分の選考や特技にあった企業を紹介してくれます。
就職エージェントから紹介される企業は、自分ひとりでは思いつかなかったような企業なども多く含まれます。
インターネットでキーワードを入力して自分にあった企業を探すよりも確実です。
就職エージェントも様々なところがあり、こちらにも複数登録しておいて、情報収集のために利用するというのも良いでしょう。
面接の対策方法なども教えてもらえます。
よく聞かれる質問に対しての適切な答えや、敬語の使い方や、入室のマナーなど細かいところでどうすれば良いのか分からない時は相談してみると良いでしょう。
企業ごとに合わせた適切な答えを一緒に考えてくれるので、ある企業では有効的だった自己PRや志望動機でも、他の企業では効果無しという場合でも適切に指摘してもらえます。
就職エージェントを通じてエントリーすると、最初の面接までは行けるので、無駄に多くの試験を受けたりする必要がありません。
また、就職エージェントには料金がかからないというのも魅力です。
就職エージェントに登録して、情報収集をしつつ、逆就活サイトでスカウトメールを待っていれば、就活にかける時間を大幅に短縮出来ます。
このように就活を支援するサービスは色々とあるので、積極的に活用して就職活動をやりやすくしていきましょう。
今後、就活のエントリー数は増えていく?
新型コロナウイルスの影響で、今後10年かけて進んでいくはずだったリモートワークの導入が加速していきました。
特に就活においては、スカイプなどによるリモート面接の導入は、革命的な大きな影響を与えています。
今までだと、地方在住の学生は、就活の期間は企業の面接のために東京に移動し、ホテル等に滞在しなければなりませんでした。
移動による時間もありますし、交通費や滞在費もかなりかかってしまい、ただでさえ就活で忙しくてバイトも出来ないのにお金がかかってしまうのです。
先生や先輩からの助言もあり、この時の費用のためにお金を貯めている学生も多いことでしょう。
しかし、リモート面接が導入された事で、移動する必要が全く無くなってしまいました。
1日のうちに東京、大阪、名古屋の企業の面接を受けるという事も可能となったのです。
かつては多くエントリーしていて、エントリーした企業のほとんどで面接まで行くことになった場合、日程が被ったりすると物理的に不可能という事もありました。
ところがリモート面接だとこのような心配をする事もありません。
このリモート面接は学生からしたら非常にありがたいことであることは言うまでもありませんが、企業にとっても少ないスペースで面接が実施出来るので双方にとってありがたいことなのです。
例えば今までは1次面接で多くの人と面接をする時、学生の待機場所を確保しなければならなかったり、学生の案内をするための社員を確保しなければなりませんでした。
しかし、リモート面接であれば、面接官1人が狭い会議室にいるだけで良いのです。
2020年に企業がリモートワークの利便性と、わざわざ会社に来てもらう必要性の無さに気が付いたので、おそらくコロナが落ち着いても今後リモート面接は増えていくでしょう。
大多数の人に向けて講義をする大学の授業もリモートで出来るので、同じような構造である会社の説明会などもリモートでする事が出来ます。
会社の説明会は大きな会場を確保しなければならず、椅子の用意をしたりなどの会場設営の手間がかかり企業にとっても負担のある事でした。
リモートであれば会場設営の必要はありませんし、試験もオンラインで受けてもらえば管理が楽ですし、自動採点なども出来ます。
2020年は企業が就活のあり方を考え直す大きなきっかけとなり、これからの就活は大きく変化していく事でしょう。
今後の就活は最終面接くらいは実際に企業に行く事もあるかもしれませんが、基本的には自宅にいながら、会社の説明会に行き、面接や会社の適正試験を受けるという時代になっていくでしょう。
そうするとどうなるかと言うと、自分でメールの管理等が出来るのであればエントリー数を30社以上に増やして、多くの企業で面接をして先に進んで行く事も可能となってくるのです。
優秀な学生は今まで以上に多く内定をもらう人が増えてくるでしょう。
それに伴いエントリーする数も増やす必要が出てくるので、今後エントリー数は増えていく事が予想されます。
就活のエントリー数が少ない場合は、無料就活サイトなどを活用しよう!
就活のエントリー数が少ないとどうなるかを紹介しました。
就活のエントリー数が少ないと、下手したら最終面接に落ちた時にどこも受ける企業が無くなってしまうという状況になってしまいます。
かといってエントリー数を増やすと、試験を受けたり、エントリーシートを書いたり色々と大変です。
そんな悩みを解決してくれるのが、逆就活サイトや就職エージェントの利用です。
逆就活サイトや就職エージェントは今まで知らなかった企業の情報収集にもなりますし、自分の適正を知るきっかけにもなります。
逆就活サイトや就職エージェントのような無料で使える便利な就活支援のサービスを利用すると、忙しい就活のための時間を大幅に短縮する事が出来ます。
ぜひ、このような就活サポートのシステムを積極的に利用して、就活のための時間を有効に使い、少しでも良い企業から内定をもらえるように頑張りましょう!
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