- 「東大の院試を受ける予定でしたが、オンライン試験になりました」
- 「オンライン院試の注意点やポイントが知りたいです」
本記事では、このような悩みや疑問を解決していきます!
オンライン院試になった大学は?【東大、東工大も】
- 「コロナウィルスの影響で、今年受験予定の東大の院試がオンラインになりました…」
- 「来年以降もオンライン院試になる可能性があるので、オンライン院試について知っておきたい」
このような人も多いですよね。
オンライン院試の注意点やポイントを見る前に、まずは院試がオンラインになった大学や専攻の例を紹介していきます!
オンライン院試の例①:東大
東大は2020年6月にオンライン入試の導入を発表し、話題になりました。
ビジネスジャーナルの記事『東大大学院、オンライン入試導入の衝撃…総合的な力を試す、他大学でも広がる可能性』でも紹介されていますね。
・ 東大-工学系研究科
ーマテリアル工学専攻、化学システム工学専攻、システム創成学専攻、航空宇宙工学など
・ 東大-情報理工学研究科
ーシステム情報学専攻、電子情報専攻、創造情報学など
・ 東大-新領域創成科学研究科
ー海洋技術環境学専攻、情報システム学専攻、国際協力学専攻、先端エネルギー専攻など
例外がある可能性はありますが、2020年度実施の東大の院試は、ほぼ全ての研究科・専攻でオンラインで院試が実施されます。
- 「”オンライン院試”が広まれば、来年度や再来年度も院試がオンラインになる可能性は十分にありますね」
オンライン院試の例②:東工大
東工大は、2020年6月と8月にそれぞれA日程、B日程のオンライン試験の実施が発表されました。
研究科や学府別ではなく一括での発表なので、すべての学院や系でオンライン試験が実施されることになります。
※東工大HPより抜粋
東大・東工大の難関大学員でオンライン院試の実施が発表されています。
一方で、政府から緊急事態宣言が再度発令されない限り、例年通り学内で院試を実施すると発表している大学もあります。(筑波大学など)
学内で院試を実施する場合でも、感染拡大防止のための留意事項が記載されているはずなので、しっかりとHPをチェックしておきましょう。
- 「現時点でオフラインの予定でも、いつオンラインの院試になるかわかりません。定期的にHPをチェックするようにしてみてください!」
オンライン院試の注意点の例3選
オンライン院試の3つの注意点の例を紹介します。
オンライン院試に変わったことで、大学側からどのような注意点が発表されているのか見てみます。
① 東大-工学系研究科の例
② 東大-情報理工学研究科の例
③ 東大-理学研究科の例
1つずつ見ていきます。
注意点①:東大-工学系研究科の例
オンライン院試の注意点の1つめの例は、「東大-工学系研究科の例」です。
画像の文字が小さい人もいると思うので、簡単に注意点をまとめます。
・ 明るい静かな個室の準備
・ 動画を使ったオンライン試験が可能な環境の準備
・ カメラ付きのパソコンの準備
・ カメラ付きのスマートフォンを準備
※事前に試験環境あり
- 「言われてみれば当たり前ですが、受験生側にも準備することが多いですね。もっと理解するために、他の研究科の試験の注意点もみていきます!」
注意点②:東大-情報理工学研究科の例
オンライン院試の注意点の2つめの例は、「東大-情報理工学研究科の例」です。
画像の文字が小さい人もいると思うので、簡単に注意点をまとめます。
・ カメラ付きのパソコンの準備
※詳細は後日通知予定
- 「急遽オンライン院試に変更した大学も多いですよね。院試の直前にならないと詳細がわからないこともあるようです。受験生にとっては心の準備もあるので早く詳細を教えてほしいですね」
注意点③:東大-理学研究科の例
オンライン院試の注意点の3つめの例は、「東大-理学研究科の例」です。
画像の文字が小さい人もいると思うので、簡単に注意点をまとめます。
・ マイクとカメラを使ったオンライン試験が可能な環境の準備
・ 受験生だけがいる部屋の準備(試験中の確認もあり)
・ ZOOMのバーチャル背景はOFFにする
・ 受験者が書きながら説明できる環境の準備
・ ZOOMのホワイトボード機能使用不可(当初はOKだった)
だいたいオンライン院試のことがわかってきましたね。
受験生も準備するものや環境が多く、機器の使用法の確認にも時間がかかります。
- 「試験当日に不足の事態が起きないように、事前に準備するべき内容やそのポイントを9つ紹介していきます!」
オンライン院試の9つのポイント
オンライン院試の9つのポイントを紹介します。
① 募集要項の読み込み
② 必要な機器の準備
③ 機器の使用方法の確認
④ 参考書や辞書の持ち込み可否
⑤ 持ち込むものの選定
⑥ インターネットの利用可否
⑦ 使用するページのブックマーク
⑧ 院試当日の環境
⑨ 院試当日の服装
1つずつ見ていきます。
ポイント①:募集要項の読み込み
オンライン院試のポイントの1つめは、「募集要項の読み込み」です。
募集要項は、いわば院試のルールが丁寧に記載された説明書です。
受験生が知るべき内容は、ほとんどすべて募集要項につまっています。
注意点や留意点などを見落とさないように、ザーッと読むのではなく、細かい文字までしっかりと読み込みましょう。
- 「また、2020年度の試験はコロナウィルスの影響で『募集要項を改定した』大学も多いです。定期的に更新がないか大学HPをチェックするといいですね!」
ポイント②:必要な機器の準備
オンライン院試のポイントの2つめは、「必要な機器の準備」です。
・ カメラつきのパソコン
・ カメラつきのスマートフォン
・ ネットワーク環境(Wi-Fi、ルーターなど)
・ 手元や部屋全体を確認できるカメラ など
この他、ZOOMなどのアプリも早めにダウンロードしておいたほうがいいですね。
院試試験本番までに機器が揃わなければ不合格になる可能性も高いですし、直前に機器の準備で焦りたくないですよね。
新しく必要になる機器や環境は、余裕をもって、試験の2,3週間前には準備するのがおすすめです。
- 「セットアップの時間や使い方を確認する時間も必要ですね。準備は早め早めに行いましょう」
ポイント③:機器の使用方法の確認
オンライン院試のポイントの3つめは、「機器の使用方法の確認」です。
<パソコン>
・ パソコンの使用方法
・ ZOOMの使用方法
・ カメラがしっかりと顔や手元を移すか
・ マイクが正常に作動するか(話す、聞く)
<ネットワーク>
・ 指定の機器でネットワークに接続できるか
<カメラ(パソコン以外)>
・ 指定された空間を移すことができるか(手元、部屋全体など)
- 「オンライン院試だと準備や確認することも多いですが、試験本番で困ることがないようにしっかりと事前確認しておくのがおすすめです」
ポイント④:参考書や辞書の持ち込み可否
オンライン院試のポイントの4つめは、「参考書や辞書の持ち込み可否」です。
そもそも持ち込み可能なのか。
可能であればなにを持ち込むことができるのかを確認しておくといいですね。
「辞書だけ持ち込み可」「参考書1冊まで持ち込み可」「いくらでも持ち込み可」など、試験によって持ち込めるものや量が違います。
- 「持ち込み可能なものや数を確認したら、次は持ち込むものを決めましょう!」
ポイント⑤:持ち込むものの選定
オンライン院試のポイントの5つめは、「持ち込むものの選定」です。
- 専門用語用の英訳辞書
→英和訳がわからない専門用語が出たら使用する - その他英訳辞書
→専門用語以外でわからない用語が出たら使用する - 専門用語をまとめたノート
→専門用語の意味がわからないければ使用する - 一番よく使っていた参考書
→うろ覚えやど忘れした公式があれば使用する
このように使用用途をしっかりと想定して持ち込むものを決めましょう。
理由は『制限時間以内に解き終わらせる』ためです。
オンライン試験に変わったことで、『長文論述』や『知識ではなく思考力を問う問題』が増えています。
持ち込み可でも、1から10まで調べ物をしていたらあっという間に試験が終了してしまいます。
- 「使用用途を想定し、事前に使い方や記載内容を確認しておくことで、制限時間内に問題を時終わる可能性を高くできます!」
ポイント⑥:インターネットの利用可否
オンライン院試のポイントの6つめは、「インターネットの利用可否」です。
オンライン院試になったことで、正解のある一般的な試験ではなく、長文論述のような試験が増えてきています。
しかも、『ネットも本もなんでも参照あり』という形式の試験も珍しくありません。
オンライン入試は、会場で実施する試験と異なり不正行為の発見が難しいため、そもそもカンニング前提の試験にしようという意図ですね。
あなたの受験する専攻で、試験中のgoogle検索が認められているか予め確認しておきましょう。
- 「google検索が認められている場合の準備・ポイントも見ていきます!」
ポイント⑦:使用するページのブックマーク
オンライン院試のポイントの7つめは、「使用するページのブックマーク」です。
オンライン院試でインターネット検索が認められているのであれば、十中八九、時間との戦いになります。
そのため、予め試験中に使えそうなページの目星をつけ、ブックマークしておくのがおすすめです。
試験が終わった後に、「あと5分あったら…」と悔やんでも後の祭りです。
事前準備で試験本番の時間を節約できるのであれば、こんなに嬉しいことはないですよね。
- 「WEBページをPDF化して、フォルダやタイトルで内容をわかりやすく整理しておくのもいいですね。PDF化することで、読み込み時間を省略できます。時間に余裕があればやってみてください」
ポイント⑧:院試当日の環境
オンライン院試のポイントの8つめは、「院試当日の環境」です。
オフラインの試験の場合は、試験会場の環境は決まっているため、気にしすぎる必要はありません。
しかし、オンライン院試の場合は、自分で集中できる環境を意識する必要があります。
- 「家族の生活音が気になって集中できませんでした」
- 「部屋の温度が高くて汗がべっとりして、集中できませんでした」
このようなことがないように、院試当日の環境もしっかりと整えておくといいですね。
例えば、以下のような環境づくりが挙げられます。
- インターホンの音を切っておく
- 最適なエアコンの設定を調査しておく
- 寒くなった時のためにカーディガンを準備しておく
- 試験でつかうパソコンやカメラの位置を決めておく
- 試験中は、離れた部屋で過ごしてもらうように家族に伝える など
- 「かなり細かいですが、例えばインターホンがなって集中力が切れたりしたら点数が下がってしまうかもしれません。院試本番をイメージして、少しでも集中できる環境を整えておきましょう!」
ポイント⑨:院試当日の服装
オンライン院試のポイントの9つめは、「院試当日の服装」です。
筆記試験は私服でOKです。
リラックスできる服装を選びましょう。勝負服などがあれば、本番に着るのもいいですね。
面接や口頭試問は、スーツがおすすめです。
- 「院試がオンライン試験になったのですが、オンライン面接なら私服でも大丈夫ですか?」
不思議なことに、何人もの受験生からこのような質問をうけました。
オンラインでもオフラインでも、面接試験はスーツで臨むようにしましょう。
スーツであれば、服装で印象を悪くすることはありません。
- 「面接試験の服装や髪型、表情などのポイントを以下で紹介しています。合わせて参考にしてみてください!」
オンライン院試対策して東大、東工大に合格しよう
いかがでしたでしょうか。
オンライン院試の9つのポイントをおさらいします。
① 募集要項の読み込み
② 必要な機器の準備
③ 機器の使用方法の確認
④ 参考書や辞書の持ち込み可否
⑤ 持ち込むものの選定
⑥ インターネットの利用可否
⑦ 使用するページのブックマーク
⑧ 院試当日の環境
⑨ 院試当日の服装
2020年度の院試は、『TOEIC試験の中止』や『オンライン試験の実施』など振り回されてばかりですよね。
前例もなく不安になる人も多いと思います。
本記事のオンライン院試の注意点やポイントを参考に、ぜひ試験当日で100%の実力を発揮できるようにしてみてください!
あなたが第一志望に合格できるように、心から応援しています!!
記事内で紹介したリンクやおすすめリンクをまとめます。
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