
- 「内定保留期間ってどれくらいですか?」
「2ヶ月の内定保留って可能ですか?」
本記事では、このような疑問や悩みを解決していきます!
内定保留できる期間の目安

- 「そもそも内定を保留することってできるんですか?」
このように疑問に思っている就活生も多いですよね。
結論から言うと、内定を保留することはできます。
企業によって内定保留できる期間は違いますが、内定獲得時期の違いによるおおよその内定保留期間が変わってきます。
大きく3つに分けてみていきます。
①:大学3年生の~3月に内定をもらった場合
1つめは、大学3年生の~3月に内定をもらった場合の内定保留期間目安について見ていきます。
長ければ2,3ヶ月待ってくれる企業もあります。
6月に内定を出す企業が多いことは、採用担当者も理解してるためです。
ただし、企業によっては1週間ほどしか待ってもらえないケースもあるので注意してください。
②:大学4年生の4~6月に内定をもらった場合
1つめは、大学3年生の~3月に内定をもらった場合の内定保留期間目安について見ていきます。
6月初旬(大企業の内定が出始める時期)まで待ってくれる企業もあります。
囲い込みの強い企業の場合は、1週間も待ってくれないケースもあります。
③:大学4年生の6月~に内定をもらった場合
1つめは、大学3年生の~3月に内定をもらった場合の内定保留期間目安について見ていきます。
長くても1ヶ月程度です。
企業によって採用時期が決まっていることも多いので、それ以上延ばすのは難しいことが多いです。
内定時期が早ければ早いほど内定保留を認めてもらえる期間が長くなる傾向にあります。
伝え方次第では、2ヶ月の内定保留を認めてもらえるケースもありますね。
しかし、企業によって内定保留期間は全然違うということは知っておきましょう。

- 「内定保留って実際にどのような感じかイメージしづらい人も多いですよね。内定保留の実際の3つの事例を紹介していきます!」
このように疑問に思っている就活生も多いですよね。
【内定保留】企業側はどう考えてる?就活生が知るべき企業の5つの考えでまとめているので、相手の気持ちを理解するための参考にしてください!
内定保留の実際にあった3つの事例
実際に、私や友人が体験した内部保留の事例を紹介します。
あくまで母数の少ない事例ですが、内定保留に関する”実態”をイメージしやすくするため、内定保留の事例を3つみていきましょう。
① 第一志望の企業は選考中なのに、もう待てないと言われた
② 内定保留を認めてもらったものの、囲い込みをされた
③ 内定保留をかっこよく認めてくれた
1つずつ見ていきます。
内定保留の事例①:第一志望の企業は選考中なのに、もう待てないと言われた
内定保留の事例の1つめは、「第一志望の企業は選考中なのに、もう待てないと言われた」です。
「A社から内定をもらえたけど、第一志望はB社。B社の結果が出るまでまだ1ヶ月以上かかるのに、A社からは1ヶ月も待てないと言われた…」
でも、B社に落ちたときのためにA社の内定は持っておきたい…!」
このように悩んでいる就活生は多いですよね。
実際に、先輩や友人からこのような話を聞いたことのある就活生も多いのではないでしょうか。
ひどいケースだと、「もう待てない!B社を受けるなら内定を取り消させてもらう」と言われるケースもあるようですね。
ただ、上手に交渉することで内定保留期間を延ばしてもらえることもあります。
焦って内定を承諾しないように注意してくださいね。
第一志望の企業を諦めると、あとで後悔することになります!

- 「『もう待てない』と言われても、本当はまだ待てるケースもあります。内定承諾してもらうために企業も試行錯誤しているということを知っておきましょう!」
内定保留の事例②:内定保留を認めてもらったものの、囲い込みをされた
内定保留の事例の2つめは、「内定保留を認めてもらったものの、囲い込みをされた」です。
私のケースや、友人のケースを含めていくつか紹介しますね。
【前提】内定保留は認めてもらった
例1)
「他の企業の最終面接があると伝えた日に、役員との昼食会に連れて行かれた。面接は夕方なのでOKしたら、昼食後も色々なお店に半ば強引に連れて行かれた。(最終的にはすきを見て逃げ出した)」例2)
「週に1度は人事担当者や現場社員との昼食会を提案され、自社の魅力を語られた」例3)
「内定保留中にも関わらず、『内定者の代表として会社HPに写真とコメントを記載させてくれ』と提案された」
例4)
「とりあえず参加してほしいと言われた内定者懇親会で、役員などの役職の高い人たちに『有望株』としてめちゃくちゃ紹介された」
採用担当者も、他の企業も並行して受けていることは理解しています。
そのため、『内定保留は渋々承諾したものの、自社に来てもらうために囲いこむ』というケースも多いです。

- 「あまりに悪質な囲い込みをされると、その企業に入りたくなくなってしまいますよね…」
内定保留の事例③:内定保留をかっこよく認めてくれた
内定保留の事例の3つめは、「内定保留をかっこよく認めてくれた」です。
「視野を広げるためにも、色々な会社を見てきてください。正直いえば、その上でうちに来てくれると最高なんだけどね」
爽やかスマイルを浮かべながら、このようにかっこよく内定保留を認めてくれるケースもあります。
企業の囲い込みがひどいなか、このように言ってもらえるとそれだけで入社したくなりますね。
内定保留の事例はたくさんありますが、どのケースも『内定を承諾して欲しい』という気持ちは同じです。
企業ごとに、内定承諾してもらうための戦略は様々だということがわかりますね。

- 「内定保留の対応も企業によって様々ですね!そもそも、『就活生が内定保留したい理由』ってどんなのがありますか?」
就活生が内定保留する主な5つの理由
就活生が内定保留する主な5つの理由を紹介します。
自分の気持ちを理解することで、より納得できる内定先を見つける手助けになるはずです!
① 他の企業もみたい
② 漠然とした不安がある
③ 家族、恩師の意見を聞きたい
④ 第一志望の結果がまだ出ていない
⑤ 他社からも内定が出ていて悩んでいる
1つずつ見ていきます。
理由①:他の企業もみたい
就活生が内定保留する主な理由の1つめは、「他の企業もみたい」です。

- 「とりあえず1社から内定はもらったものの、見聞を広げるためにも他の企業もみたいです」
このような就活生は多いですよね。
内定時期が早ければなおさらです。
闇雲にエントリーして様々な企業を受けるのではなく、しっかりと自己分析して自分に合った企業を探すようにするのがおすすめです。

- 「内定をもらったからと焦って決めるのはおすすめできません。将来を左右するので、色々な業界、企業を見た上で決めるようにしたほうがいいですよ!」
理由②:漠然とした不安がある
就活生が内定保留する主な理由の2つめは、「漠然とした不安がある」です。

- 「本当にこの企業で良いのかな…?」
- 「自分にもっとあう企業が他にあるんじゃないか…?」
内定をもらってもこのように不安になる人は多いですよね。
いきなり就活が始まり、半年や1年の間に400万以上ある企業から1社を選べと言われても、迷うのは当然ですね。

- 「漠然とした不安があるのに焦って内定承諾をするのではなく、企業の情報や自分の気持をしっかりと確認した上で最終判断するようにしてください!」
理由③:家族、恩師の意見を聞きたい
就活生が内定保留する主な理由の3つめは、「家族、恩師の意見を聞きたい」です。

- 「将来を左右するのに、自分ひとりじゃ決められないよ」
- 「親に相談してから決めたい!」
周りに相談するために、即内定承諾はできないという人も多いのではないでしょうか?
自分一人で判断するのも立派ですが、周りの意見を参考にできるのもすごいことですよね。

- 「家族、恩師、友人など周りの人の意見に流されすぎるのではなく、最終的には自分の意志で企業を選ぶといいですね」
理由④:第一志望の結果がまだ出ていない
就活生が内定保留する主な理由の4つめは、「第一志望の結果がまだ出ていない」です。

- 「内定もらえたのは嬉しいけど、第一志望の結果がまだ出ていないんだよなぁ…」
このような理由で内定承諾できないという就活生は多いです。
初めにもらった内定が第一志望の企業ということはあまりないよね。
企業も当然、「自社が第一志望じゃない」という可能性は視野に入れています。
それでも内定を承諾してもらうために、「内定保留期間を短くする」「内定取り消しをちらつかせる」などの対応をする企業もあります。
第一志望の結果が出ていないにもかかわらず、いやいや内定承諾してしまうことだけは気をつけましょう。

- 「内定をもらえると嬉しくて舞い上がってしまいますよね。しかし、選ぶ立場なのはこちらも同じです。上手に伝えることで、内定保留期間を延期してもらうこともできますよ!」
理由⑤:他社からも内定が出ていて悩んでいる
就活生が内定保留する主な理由の5つめは、「他社からも内定が出ていて悩んでいる」です。

- 「複数社から内定をもらっているので、どの企業にするか迷っている」
- 「就職先は、時間をかけて後悔しないようにしっかりと決めたい」
嬉しい悩みですが、迷いますよね。
複数社から内定をもらうことができても、その中から1つを選ばなければいけません。
改めて以下のような項目で比較し、自分に合う企業を選ぶようにしましょう。
- 給料
- 仕事内容
- 福利厚生
- 勤務時間
- 勤務地
- 将来性
- 評価制度
- 昇給スピード など
「なんですぐに内定承諾できないのか?」がわかると、やるべき対応も見ていきますね。

- 「私は他の企業も見たいから内定保留しています!内定保留することによるリスクはどんなものがありますか?」
内定保留する3つのリスク
内定保留をするリスクは、大きく3つあります。
内定保留期間が長ければ長いほどリスクは大きくなっていきます。
① 入社する意思が弱いと思われる
② オワハラを受ける可能性がある
③ 内定取り消しにされる可能性がある
1つずつ見ていきます。
リスク①:入社する意思が弱いと思われる
内定保留するリスクの1つめは、「入社する意思が弱いと思われる」です。
採用担当者の立場にたって考えてみてください。
「内定保留したい」というのは、「御社が第一志望じゃありません」と言っているようなものですよね。
そうなれば当然、採用担当者のあなたに対する印象も悪くなってしまいます。
面接で「第一志望です」と取り繕っていれば、さらに気まずい思いをすることになります。
実は、内定保留の伝え方次第でこれらは簡単に回避できます。
「御社の内定を今すぐ承諾したいという気持ちは強いのですが、勤務地が遠方になる可能性もあるので、まず両親ときちんと対面で話し合いをしたいと考えています。
2週間後に実家に帰り相談しようと思っているので、内定通知の返事は3週間後にしていただけないでしょうか?」
「御社から内定をいただけて、大変うれしく存じます。今すぐ内定承諾のお返事をしたいのですが、現在他にも受けている企業があります。
また、一学生として、選考の途中で辞退するという不誠実な対応は絶対にしたくないと考えています。
そのため、内定通知の返事は1カ月待っていただけないでしょうか?」
「第一志望の企業の結果がまだなので、2週間待っていただけないでしょうか?」と伝えるのとは、相手に与える印象が180度違いますよね。
波風立てずに内定保留を認めてもらうために、『伝え方』を十分に意識しましょう。

- 「臨んだ結果を手に入れるためには、相手が考えていることを理解した上で『伝え方』を意識しましょう!」
【内定保留】企業側はどう考えてる?就活生が知るべき企業の5つの考えで企業がどう考えているのかをまとめています。
合わせてご覧ください!
リスク②:オワハラを受ける可能性がある
内定保留するリスクの2つめは、「オワハラを受ける可能性がある」です。
就活終われハラスメントの略称。企業が就活生に内定を承諾させるため、就活を終わらせようとすること
オワハラの例を紹介します。
オワハラの例1)
・他の企業の選考を辞退するように言われたオワハラの例2)
・今受けている選考を全て辞退するなら、内定をあげると言われたオワハラの例3)
・最終面接のあと、部屋を移動して内定承諾書にサインをするように強要された
企業は『優秀な人材を他社に取られたくない』という思いがあり、それがオワハラという形になって現れてしまうことがあります。
内定を保留する場合、このようなオワハラを上手にかわす必要があります。

- 「『オワハラなんて本当にあるんですか?』と質問されることも多いですが、あります。おそらく、就活生の半分くらいは経験するので事前に対応を決めておくといいですよ」
リスク③:内定取り消しにされる可能性がある
内定保留するリスクの3つめは、「内定取り消しにされる可能性がある」です。

- 「内定保留しただけで、さすがに内定取り消しなんてないでしょ」
このように考えている就活生も多いですよね。
ただ、内定取り消しされるケースはあります。
大学時代に私の友人が『内定取り消しにされた』ので、その事例を紹介します。
友人A「内定をいただき、ありがとうございます」
人事B「他に選考中の企業はありますか?」
友人A「選考中の企業は3社あります」
人事B「今すぐ内定承諾書にサインしていただき、他の選考は辞退してください。というのも、弊社は内定者研修を行っており、かなり忙しくなるので他の選考をしている時間が無いと思います」
友人A「他の企業も見てから最終判断をしたいので、最後まで選考は続けたいと思っています。内定通知の返事を1ヶ月待ってもらうことはできますか?」
人事B「今すぐ内定承諾書にサインを頂けないのであれば、内定取り消しになる可能性があります。弊社も採用人数が決まっているので、他の方が内定承諾して定員オーバーになるかもしれません」
友人A「………。であれば、御社の内定は辞退させていただきます」(その場から去る)
友人は複数内定をもっていたこともあり、その場で辞退したみたいです。
こんなオワハラをしてくる企業なら、入社してからも上手くいかなさそうですね。
今回のケースは友人が内定辞退したケースですが、その場で内定承諾書にサインしなければ内定を取り消されていた可能性もありますね。
2ヶ月などの長い期間内定保留しようとすると、実際に内定取り消しになるケースはあります。

- 「内定保留にもリスクがあるということをしっかりとリ知っておいてくださいね」
内定保留はできるけど、リスクもある!
いかがでしたでしょうか。
内定保留できる期間の目安や、事例、リスクなどをおさらいします。
<大学3年生、~3月に内定をもらった場合>
長ければ2,3ヶ月待ってくれる企業もあります。6月に内定を出す企業が多いことは、採用担当者も理解してるためです。ただし、企業によっては1週間ほどしか待ってもらえないケースもあります。
<大学4年生の4~6月に内定をもらった場合>
6月初旬(大企業の内定が出始める時期)まで待ってくれる企業もあります。囲い込みの強い企業の場合は、1週間も待ってくれないケースもあります。
<大学4年生の6月~に内定をもらった場合>
長くても1ヶ月程度です。企業によって採用時期が決まっていることも多いので、それ以上延ばすのは難しいです。
① 第一志望の企業は選考中なのに、もう待てないと言われた
② 内定保留を認めてもらったものの、囲い込みをされた
③ 内定保留をかっこよく認めてくれた
【就活生が内定保留する主な5つの理由】
① 他の企業もみたい
② 漠然とした不安がある
③ 家族、恩師の意見を聞きたい
④ 第一志望の結果がまだ出ていない
⑤ 他社からも内定が出ていて悩んでいる
【内定保留する3つのリスク】
① 入社する意思が弱いと思われる
② オワハラを受ける可能性がある
③ 内定取り消しにされる可能性がある
第一志望だけ受けているわけではないので、正直、「内定を保留させてくれ…」と思うケースもありますよね。
内定保留を認めてもらえることもあれば、囲い込みやオワハラをされるケースもあります。
事前に、内定保留の事例やリスクを知っておくことで、適切な対応ができるようにしておいてください!
内定保留について企業が考えていることは、【内定保留】企業側はどう考えてる?就活生が知るべき企業の5つの考えでまとめています。
合わせてご覧ください。
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