「衰え知らず」「疲れ知らず」「不調なし」超多忙な毎日に負けないために。世界最新のスポーツ医学が導いたコンディショニングでカラダに自信がつけ、将来の健康リスクを回避せよ!
- いつもなんとなくカラダが重い
- 腰や膝がすぐ痛くなる
- 日常生活で疲れてしまう
- 姿勢が悪く、身体の不調が気になる
「どんな本?」
この本は、カラダの衰えの原因となるカラダのキャパシティ(機能運動性)を向上させる方法を教えてくれる本です。
機能運動性とは、柔軟性(関節の可動域)、安定性(筋肉の強さ)、バランス(動きの協調性)の総合得点で、カラダを動かしたいように動かせる能力のことを指します。
そして、体力の衰えを実感するとは、機能運動性が落ちているということであり、一生動ける疲れ知らずのカラダをつくるカギは機能運動性の向上にあると、著書は断言しています。
著書の仲野広倫さんは、米国政府公認カイロプラクティックドクター(DC)、カイロプラクティック認定スポーツ医(CCSP)です。
南カリフォルニア健康科学大学を卒業し、ニューヨーク マンハッタンの5番街でTAI カイロプラクティックを開業しました。
先進医学の診断とコンサーバティブな治療法を組み合わせた診療で、ハリウッドスター、アメリカ有数のセレブ、経営者から五輪メダリストなどを多数顧客に抱えるアメリカでもっとも成功している日本人カイロプラクターの1人だそうです。
本書では、普段運動をしていない人ほどチャンスであると述べています。
チャンスとは、簡単に今以上に元気なカラダになりやすいということです。
例えば35歳で普段運動をしていない人が、週1回のランニングを欠かさず続けるようになれば、必ず心肺機能が高まって疲れにくくなり、足も速くなります。
使われていなかったカラダの機能運動性が上がるため、35歳のときよりも40歳のほうが元気なカラダになっていると言えるそうです。
機能運動性が低下する一番の原因は、「ずっと寝転がっていること」です。
「立っているだけなのに辛い」「座っているだけなのに辛い」という人は、すでに機能運動性が低下しています。
それに加え、座っているのが辛いからと、寝転がってテレビを見たり本を読んだりすることが習慣になってしまうと、どんどん機能運動性が低下してしまうので注意が必要です。
私も、休日は一日中寝転がって本を呼んだり、テレビを見ることがあるのですが、一日だけでもかなり筋力が落ちるように感じます。
ちょっと疲れてきても、きちんと立つ、座るを意識したいです。
本記事では、私がびっくりした、日本人が勘違いしている健康常識を3つご紹介します。
それでは早速、みていきましょう。
3つの「そうなんだ!」ポイント
- 運動前のストレッチはパフォーマンスを下げる
- 痛めた箇所をストレッチするのは厳禁
- 腹筋、背筋は腰痛の原因
1. 運動前のストレッチはパフォーマンスを下げる
より高くジャンプできるのは次のうちどちらでしょうか?
① しっかり30分かけてストレッチをした人
② その場でいきなりジャンプした人
正解は②番であると本書で述べています。
日本人なら、誰でも①番だと思うのではないでしょうか。
私は、「ぜったい①番だ!」と思ったので、仲野さんの手のひらの上で踊らされていたことになります。
小さい頃から「運動前はストレッチをしなさい」と教わったと思います。
小学生の体育の授業でも、運動を始める前にみんなでストレッチをする時間があったのを覚えています。
- ストレッチをすれば怪我を予防できる
- ストレッチをすればパフォーマンスが上がる
これらはどちらも誤っていて、ストレッチでは運動中の怪我は予防できない上、むしろパフォーマンスが下がるそうです。
多数のデータを集めてまとめたリサーチによって、ストレッチ直後の筋力低下が報告されていると述べています。
では、運動前はストレッチではなく代わりに何をすればいいのでしょうか?
それは、以下のような動作の中から、競技に適した軽い運動が必要なウォームアップになります。
- 軽く歩く
- 走る
- 軽いウエイトを上げる
- 関節をブラブラ動かす
運動前は「とりあえずストレッチ」ではなく、軽い負荷をかけた運動を取り入れるようにしてみてください。
2. 痛めた箇所をストレッチするのは厳禁
本書では、「痛めた箇所をストレッチするのは厳禁」と述べています。
ダンスやヨガをしている人の怪我は、ほとんどの場合はオーバーストレッチだそうです。
もちろん症状にもよるのでしょうが、私は、太ももを痛めたときは太もものストレッチ、腰を痛めたときは腰のストレッチをよくおこなっていました。
これがむしろ怪我を悪化させていた可能性があるのです。
本書では、「ストレッチはすべて悪ではなく、症状によってはストレッチを伝えます」と述べていますが、ストレッチのやりすぎは危険です。
怪我をしたらすぐにストレッチではなく、ストレッチをして痛かったら控えたほうが良いでしょう。
3. 腹筋、背筋は腰痛の原因
腰を痛めてしまった人に適切なリハビリはどちらでしょうか?
① 日頃から腹式呼吸を心がける
② 毎朝、腹筋・背筋をする
正解は①番であると本書では述べています。
これも想定外でした。
しかも、「腰痛の原因でしかない腹筋・背筋は今すぐやめて欲しい」とまで述べているのです。
「腹筋や背筋は腰痛に効果がある」ことはもはや常識と思っていましたし、実際に私は腰が痛くなることがありますが、ジムで腹筋や背筋を鍛えていました。
「腹筋しているのに腰が痛い」
と訴える患者さんは、仲野さんから言わせると、
「腹筋をしているから腰が痛い」
のだそうす。
昔ながらの腹筋・背筋運動は腰痛に直結する危険な運動です。
「腹筋をしたり背筋をしているのに腰痛が悪化する一方だ」
このような方は、一度腹筋や背筋の運動を控えたほうがよいかもしれません。
- 運動前のストレッチはパフォーマンスを下げる
- 痛めた箇所をストレッチするのは厳禁
- 腹筋、背筋は腰痛の原因
まとめ
本書は、あらゆる不調が消え、弱った体がよみがえる方法を教えてくれる一冊です。
amazonのレビューの中には、「カイロプラクティックの説明が多い」という批判も多いですが、私は、カイロプラクティックのことを知らない人がほとんどだと思うので、必要不可欠なコンテンツだと思います。
しかも、「カイロプラクティック」の説明がなければなかったで、今度は「カイロプラクティックなんてはじめて聞いた」「根拠がない」と批判する人が出てくるのが予想できます。
カラダの疲労について、機能運動性の観点から学ぶことができるのは貴重であると思います。
「最近疲れてきた」
「日常生活の中で疲れる」
「立っている、座っているだけなのに辛い」
という方は是非チェックしてみてください。
「これは勉強に活かせる!」くろま式『究極の疲れないカラダ』から学ぶ勉強法
最後に、数々の勉強法の本を出版している私が、「読んだ本すべてを勉強に活かす」をテーマに、
「これは勉強に活かせる!」と思った内容をご紹介します。
勉強に全く関係のない、小説やマンガからも「勉強に活かせる内容」をご紹介していこうと思っています。
『究極の疲れないカラダ』から学ぶ勉強法は、以下です。
- 「プラシーボ」勉強法
さて、「プラシーボ効果」という言葉をご存知でしょうか。
プラシーボ効果は、別名偽薬効果とも呼ばれており、ひと言で表すなら、「思い込みによる暗示効果」です。
もともとは症状に対して効く成分のない薬(偽薬)を投与したにも関わらず、病気が快方に向かったり、症状が和らいだりすることを意味しています。
例えば、医者に「これは鎮痛剤です」といって渡された薬であれば、実はその薬に痛みを抑える効果の全くないただのビタミン剤だとしても、患者は鎮痛効果を得られるのだそうです。
「病は気から」という言葉がありますが、「思い込みによる暗示効果」の影響もあるのかもしれません。
また、ある研究によると、アルコールの入っていない飲料をお酒だと信じて飲んだ人たちには、アルコールを摂取したときと同じように脳機能の低下が見られたそうです。
このように、人の思い込みの効果は馬鹿にできません。
本書でも、プラシーボ効果について次のように述べています。
どのような治療も改善効果の2割はプラシーボ効果だと言われています。
病院に足を運んで「よい先生だな」と感じれば、どんな処置であれラクになったと効果を実感するものです。
ここからが本題なのですが、勉強法を変えることで成績が向上するケースも、このプラシーボ効果による影響があると考えています。
どういうことか説明していきます。
今日では、書店に行くと何十、何百種類もの勉強法の本が置かれています。
「Aさんは〇〇の勉強法によって成績が向上した。一方、Bさんには全く効果がなかった」
このようなケースで考えていきます。
たまたまBさんにはその勉強法が合わなかったということもあるでしょうが、おそらく他の勉強法を試しても、同じような結果になると思います。
つまり、
「Aさんは他の勉強法を試しても成績が向上した。一方、Bさんは他の勉強法を試しても全く効果がなかった」
という結果になる可能性が高いということです。
この原因が、プラシーボ効果です。
よく、上司に評価をされるのは「素直な人」であるといいますが、素直な人はなんでもかんでも言われたことをそのまま実行し、どんどん吸収していくからです。
「言われたとおりにやれば自分はできる」と信じているからこそ、できるようになるです。
勉強法を学んだとしても、その勉強法に「効果がある」と信じる人は、「効果がない」と疑っている人よりも速く結果を出すことができるでしょう。
それは、どのような治療も2割はプラシーボ効果と言われているように、どのような勉強法も2割はプラシーボ効果である可能性が高いからです。
人は、好きなことや興味があることは、すぐに記憶することができます。
一方、嫌いなことや興味のないことは、なかなか記憶することができません。
人は、できると思ったことはできます。
一方、できないと思ったことはできません。
どんな勉強法でも、まずは「効果がある」と信じて実行してみてください。
または、「効果がある」と思える勉強法を実行してみてください。
少なくとも私達が思っている以上に、脳の機能は複雑であり、思い込みの効果は大きいと言えるでしょう。
ぜひ、どんな勉強法もまずは「効果がある」と信じてみる、「プラシーボ」勉強法を実行してみてください。
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[著書名] 世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ
[著者名] 仲野広倫
[出版社] アチーブメント出版
[出版日] 2017/7/6
[項数] 280ページ
[目次]
はじめに
第1章 世界の最新医療が解き明かす疲労の正体
第2章 日常の動作だけでカラダは疲れてしまう
第3章 疲れないカラダを手に入れる
第4章 正しいカラダの使い方&機能運動性回復エクササイズ
第5章 ちょっとヘンな日本人の健康常識
おわりに




