- 「自己PRとガクチカの違いがわかりません」
- 「自己PRとガクチカで同じネタになってしまいます」
- 「自己PRとガクチカを別々に聞かれると困ってしまいます」
本記事では、このような疑問や悩みを解決していきます!
自己PRとガクチカの違いは未来か過去か
- 「自己PRとガクチカの違いがよくわかりません」
- 「自己PRとガクチカが同じネタになってしまいます」
あなたも、自己PRとガクチカの違いがわかりづらいと思ったことはないでしょうか?
ガクチカも自己PRじゃないの?
自己PRとガクチカ聞くのはどっちかにしてくれ…。
このように、自己PRとガクチカの回答の仕方が分からないと面接で心細いですよね。
自己PRは未来。ガクチカは過去をアピールする
・未来の可能性をアピールする
【ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)】
・過去の実績をアピールする
企業が欲しい人材は、一言でいえば「企業にとってメリットのある人材」です。
そのため自己PRは「私に内定をくれたら御社はこんな良いことがありますよ」と未来の可能性をアピールする必要があります。
一方、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、質問の通り「学生時代に力を入れたこと」をアピールする必要があります。
とくに、自己PRの根拠となるようなストーリーがおすすめです。
自己PRとガクチカで面接官に好印象を与えるためのポイントをさらに詳しく見ていきます。
自己PRとガクチカは違う!ポイントとつくり方
自己PRとガクチカの違いとそれぞれのポイントやつくり方を見ていきます。
① 自己PRのキホン
② 自己PRのポイント
③ 自己PRのつくり方
【ガクチカ】
④ ガクチカのキホン
⑤ ガクチカのポイント
⑥ ガクチカのつくり方
自己PRとガクチカを深く理解することで、面接官に効果的なアピールをすることができます。
効果的なアピールができれば、選考に通過する可能性もグッとあがります。
それでは、自己PRから見ていきましょう。
1. 自己PRのキホン
自己PRのキホンを見ていきます。
誰に:採用担当者(つまり、企業)に
何を:未来の可能性をアピール
「自己PRは”誰に”アピールするの?」
これは当然、採用担当者にですよね。
自己PRでは、”採用担当者にとって”効果的なアピールをすることがキホンになります。
「自己PRは”何を”アピールするの?」
採用担当者は、何をアピールされたらその学生に魅力を感じるのかを考えます。
これは、「企業にどんな貢献ができるか」ですよね。
要するに、「私に内定をくれたら御社にとってこんな良いことがありますよ」が自己PRのキホンです。
よくある間違いは、「過去の実績」をアピールしてしまうこと。
- 学生時代に半年の留学経験があります
- メンバー200名以上のサークルの幹事をしていました
「だからなに?ただの自慢?」と思われてしまいます。
「未来の可能性をアピールする」は、内定をもらうための5つの行動の1つです。
以下で詳しく解説しています。
2. 自己PRのポイント
自己PRのポイントは、「未来の可能性」をアピールすることです。
- 「私には、こんな実績があります!」
ではなく、
- 「私に内定をくれたら、御社にとってこんな良いことがあります」
をアピールするのがポイントです。
この2つの違いは「メリット・ベネフィット」の違いがわかればさらに理解が深まります。
セールスやコピーライティングでは、メリットとベネフィットという言葉がよく使われます。
例:ドリル
<メリット>
・新素材を配合!
・1時間の充電で5時間使える
<ベネフィット>
・椅子~棚までどんなものでも簡単に作れる
お客さんにアピールすべきは、メリットではなくベネフィット。
お客さんはベネフィットを求めてドリルを買うのであって、メリットはそのための手段に過ぎません。
例:留学経験のある学生
<メリット>(過去の実績)
・学生時代に半年間留学経験有り
<ベネフィット>(未来の可能性)
・海外部署との円滑なやり取りにより、業務を効率化できる
企業は、ベネフィットを求めて学生を採用します。
メリットとベネフィットの違いがなんとなく理解できれば、面接官に効果的なアピールができるようになります。
3. 自己PRのつくり方
自己PRは、以下の4構成で作成することで効果的なアピールができます。
① 自分の強み
② 強みを裏付ける経験(概要)
③ 強みを裏付ける経験(詳細)
④ 経験を仕事で活かす方法
「企業の求めている人材」を分析し、一致する強みや経験を話せすようにするのがおすすめです。
就活ノートであれば、1,000社を超える企業の通過ES事例を見ることができるので参考にしてみてください。
もちろん完全無料です。
4. ガクチカのキホン
ガクチカのキホンを見ていきます。
誰に:採用担当者(つまり、企業)に
何を:過去の実績
自己PRは、「入社したらこのように御社に貢献できます」と未来の可能性がメインです。
一方、ガクチカは「学生時代にこんな経験をして、こんなことを学びました」と過去の実績がメインです。
「ガクチカは”誰に”アピールするの?」
これは当然、採用担当者にですよね。
ガクチカでは、”採用担当者にとって”効果的なアピールをすることがキホンになります。
「ガクチカは”何を”アピールするの?」
自己PRでは、「企業にどんな貢献ができるか」をアピールしました。
ガクチカでは、企業に貢献できる「根拠」をアピールします。
- 「私はこんな実績があります」
- 「私はこの経験からこんなことを学びました」
- 「私はこういう人間で、こういう考えをもっています」
→(だから、内定をもらえたら御社はこんないいことがありますよ)
5. ガクチカのポイント
ガクチカのポイントは、自己PRの「根拠」となるエピソードを話すことです。
- 「私の強みは、1つの事に深く集中し、結果を出せることです」
- 「学生時代はバイトに力を入れました。10以上ものバイトで培った…」
「バイト10こもして、全然1つこのこと集中できていないじゃん…」と思いますよね。
このように、強みとエピソードがあっていないと、急に説得力がなくなってしまいますよね。
- 「私の強みは、正解のない問題に対し、高速でPDCAサイクルを回し、問題を解決できることです」
- 「学生時代は、研究に力を入れました。仮設と検証を繰り返し研究を行うことで、学会で賞をいただくことができました」
このように、強みとエピソードが一致していると、説得力が高くなります。
6. ガクチカのつくり方
自己PRの「根拠」となるエピソードにすることが大切です。
① 学生時代に力を入れたこと(概要)
② 学生時代に力を入れたこと(詳細)
③ 経験から学んだこと
④ 学びをどのように活かすか
①、②、③の学生時代に力を入れた「過去の実績」がメインです。
④は最後に一言付け加えると、あなたを採用するメリットがより伝わりやすくなります。
あなたの人柄、人間性、価値観、強みがわかるエピソードを選びましょう。
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コラム:自己PRとガクチカは同じネタでもいいの?
自己PRとガクチカは、違う内容にするのがおすすめです。
理由は、よりたくさんのエピソードをアピールできるからです。
自己PRは「未来の可能性」メイン、ガクチカは「過去の実績」メインという違いはあります。
ただ、同じエピソードだとどうしても似た話になってしまいます。
せっかくアピールするチャンスが2回もあるのですから、違うエピソードを準備しておきましょう。
アピールする回数が増えれば、選考に通過する可能性も高くなります。
自己PRとガクチカは違います!使い分けて選考に通過しましょう
いかがでしたでしょうか。
自己PRとガクチカの違いをおさらいします。
・未来の可能性をアピールする
【ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)】
・過去の実績をアピールする
自己PRとガクチカの違いは、かなり分かりづらいですよね。
- 自己PRは未来の可能性をメインにアピール
- ガクチカは過去の実績をメインにアピール
このことを知っておくだけで、自己PRとガクチカの回答は簡単に使い分けることができます。
とくに、自己PRで過去の実績だけをアピールして終わってしまう人は多いです。
自己PRとガクチカの回答をしっかりと使い分け、就活を成功させましょう!
記事内で紹介したリンクやおすすめリンクをまとめます。
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