院試でつかうTOEFL ITPってなに?
TOEFL ITPとは、Institutional Testing Programsの略で、日本語にすると団体向けのテストプログラムです。
団体向けですので、個人での受験はできません。
そこは、TOEICやTOEFL iBTとは異なるポイントですね。
本記事では、TOEFL ITPの試験形式や時間配分、攻略法を紹介していきます!
英語試験は院試の結果を左右すると言っても過言ではありません。
TOEFL ITPを受験する方は、しっかりと対策を行い、英語で周囲と差をつけましょう!
「TOEFL ITP必須の参考書」「TOEFL ITPとiBTの違い」などはこちらをご覧ください!


また、院試対策はこちらもご覧ください!


TOEFL ITPをきちんと知ることが攻略の第一歩
それでは早速、TOEFL ITP試験の試験形式、セクションごとの時間配分、攻略法をみていきましょう。
試験形式:Sectionは3つ!
① Section1:Listening Comprehension
② Section2:Structure and Written Expression
③ Section3:Reading Comprehension
TOEFL ITP試験は、全部で3つのセクションに分けて試験が行われます。
英語で上述しましたが、①はリスニング、②は文法問題、③は長文読解問題だと思って下さい。
TOEICやセンター試験と同じですね。
多くの日本人が得意な試験形式だと思います!
問題は全て選択式であるため、ライティングは不要。もちろんスピーキングも不要です!
時間配分:各セクションごとの問題数と時間は?
① Section1(リスニング):50問/約35分
② Section2(文法):40問/25分
③ Section3(長文読解):50問/55分
リスニングは、音声に沿って試験が進行していくので、時間配分を考える必要はありません。
問題は②文法と③長文読解ですね。TOEFL ITPはTOEIC以上にスピーディーに問題を解いていく必要があります。
②文法と③長文読解の1問あたりの回答時間は以下になります。
これはマークシートへの塗りつぶしも含めた時間になるので、実際はさらに短い時間で回答を導き出す必要があります。
文法は1問あたり30秒。長文読解は1問あたり60秒を目安にするようにしましょう。
後ほど紹介しますが、英語が苦手な人でも下記の問題集をそれぞれ5周行えば、正答率9割を狙えます。
TOEFL ITP文法対策に必須の参考書です。
出題分野:アカデミックな内容が問われます!
・英語でのビジネス力を測る試験
【TOEFL ITP】
・英語で大学院の講義についていけるかを測る試験
TOEFL ITP試験では、アカデミックな内容が問われます。
なぜなら、TOEFLの試験は、英語で大学院の講義についていけるかを測る試験だからです。
実際に、TOEFL試験は「大学の英語の講義のクラス分け」「大学での留学生希望者の選定」「大学院試験での受験者の選定」などで使われています。
アカデミックな内容とは、政治学、文学、生物学、植物学などの文系・理系問わず大学で扱われるテーマのことです。
それに伴い、TOEFL ITPのリスニングでは、学内の会話が取り上げられることが多いです。
(「中間テストもうすぐだね」など)
逆に、TOEICではオフィスや会議室などでの会話が取り上げられることが多いですね。
そのため、TOEICで高得点がとれても、TOEFLで出てくる単語が全くわからないといったことが起こりえます。
TOEFL ITP試験の対策は、「どれだけアカデミックな単語を覚えられるか」が重要です。
そのためには、TOEFL対策用の、正しい参考書を選ぶことがかなり重要になってきます。
TOEFL ITP攻略法:アカデミックな単語と文法対策でスタートダッシュを!
① アカデミックな単語を覚える
② 文法問題の正答率9割を目指す
アカデミックな単語を覚える
「船体がバルバス・バウの設計どおりの喫水であれば高い造波抵抗低減の効果が期待できる」
この文章がなにを言っているか、他人に詳しく説明することができるでしょうか?
”バルバス・バウ”や”喫水”、”造波抵抗低減”という言葉の意味がわからないと、文章自体の意味もよくわからないですよね。
このように、日本語でも「単語の意味がわからなければ、文章全体の意味がわからなくなってしまう」ということがありあます。
英語ならなおさらですね。
大学受験やTOEICで学んできた単語と、TOEFL ITPで出題される単語は全く別物です。
単語がわからなければ長文読解もスタートラインに立つことすらできない状態なので、まずはTOEFLに頻出するアカデミックな単語を覚えてしまいましょう。
TOEFLの単語帳は以下の2つのうちのどちらかを選べば間違いないです。
どんな単語帳か知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
文法問題の正答率9割を目指す
TOEFLのセクションは3つ。
リスニングと文法と長文読解です。
なかでも、最も短時間で成績を上げることができるのが『文法』です。
というのも、TOEFLの文法問題を「文構造・動詞形・名詞代名詞・一致・並列・欠落」などのパターン別に解説してくれている素晴らしい問題集があるのが理由の一つです。
本サークルの東大院合格者の9割以上が使用している問題集です。
得意だと言えるセクションが一つでもあると、自信が付きますし、勉強のモチベーションも上がります。
まずはセクション2の文法で、正答率9割を目指しましょう。
難しいと思うかもしれませんが、以下の2つの問題集を集中して解けば、面白いように正答率があがります。
自信をつけて、モチベーションを爆上げして、院試英語対策のスタートダッシュを切りましょう!
まとめ:TOEFL ITPで550点をとるのは難しくない!
いかがでしたでしょうか。
TOEFL ITPは3つのセクションに分けて出題されます。
① Section1:Listening Comprehension
② Section2:Structure and Written Expression
③ Section3:Reading Comprehension
また、アカデミックな単語がよく出てくるので、しっかりとTOEFL用の単語帳で対策をしましょう。
3つのセクションの中で最も短期間で成績が上がるのがセクション2の文法です。
TOEFL用の単語の勉強と並行して、文法問題の正答率を上げて、スタートダッシュを切りましょう!
英語のモチベーションを上げる方法や、TOEICのオススメ参考書はこちらをご覧ください。


下記にTOEFL ITPのオススメ参考書を一覧で記載します。
各本の詳細が知りたい人は以下の記事を合わせてお読み下さい。
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