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【公表効果】目標を口に出すことのメリットとデメリットを検証

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目標は口に出すことはメリットとデメリットがある!

【有言実行】
口にしたことは、何が何でも成し遂げるということ (出典:goo辞書

目標を公言するかしないか』というのは、しばしばビジネス書籍や雑誌でも取り上げられる重要なテーマですよね。

  • 「目標は公言するほうが、周囲の協力を得られるからいい!」
  • 「不言実行の方が、周囲へのインパクトが大きくてかっこいい!」

など、賛否両論あると思いますが、一般的には目標は公言するほうが良いと言われていることが多いと思います。

本記事では、目標を公言することのメリットとデメリットについて考えていきます。

 

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目標を口に出す4つのメリット

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【目標を口に出す4つのメリット】
① 公表効果で自分の意識が変わる
② 後に引けない状況をつくれる
③ 応援者がいるとやる気が出る
④ 周囲の人から情報が集まる

 

メリット①:公表効果で自分の意識が変わる

公表効果
・口にする言葉がそのまま内在化され、意識を変えていくこと
目標を口に出す1つ目のメリットは、『公表効果で自分の意識が変わる』ことです。

「緊張しておりますが・・・」と余計なことを口にすると、本当に緊張してしまうことがあります。
これは、公表効果と呼ばれるものです。
ケース・ウェスタン・リザーブ大学のダイアン・タイス博士が行った実験によると、「私は感情的で激しやすい人間です」と口にした被験者は、本当に感情の起伏が激しくなってしまうそうです。

イチロー選手は中学時代、「20歳になったらみんなで集まろう」と同級生に言われた際に、「僕はダメだ。そのころはプロで活躍しているから」と真顔で答えたそうです。

このように、夢や目標を声に出して公表すると、あなたの意識は大きく変わります

成功者は、できるかわからなくても「できる」と言う大ボラ吹きが多い気がしますね。

 

メリット②:後に引けない状況をつくれる

目標を口に出す2つ目のメリットは、『後に引けない状況をつくれる』ことです。

目標を設定して、いざ挑戦しようと思っても、次のように諦めてしまう人が多いですよね。

  • 「難しそうだから、やっぱやめよう」
  • 「できなさそうだから、もっと簡単な目標にしよう」

受験を例に考えるとわかりやすいと思います。

心の中では「東大に行きたい」と思っていても、誰にもそのことを話していなければ、「なかなか思うように成績が上がらないから、やっぱり志望校変えちゃおう」と簡単に目標を下げてしまうことができます。

周囲に宣言することで、自分の発言に責任が生まれるため、状況に縛られず本気で目標を達成する必要がでてきます。

 

メリット③:応援者がいるとやる気が出る

目標を口に出す3つ目のメリットは、『応援者からやる気をもらえる』ことです。

一人だと挫けそうなときでも、家族や友人、恋人に応援されると頑張りたくなりますよね

  • 「頑張って!」
  • 「期待してるよ!」

と言ってもらえるだけで、1人のときより大きな力を発揮できるようになります。

 

メリット④:周囲の人から情報が集まる

目標を口に出す4つ目のメリットは、『周囲の人からも情報が得られる』ことです。

私は、「東大の大学院を目指している」とある友人に話したら、「東大院生の友達に聞いて情報集めてみるよ」と過去問の解答や志望校選びのポイントなどの情報を大量にもらい、さらに東大院生の人を何人か紹介してもらった経験があります。
ここで得た人脈は、合格という結果に大きく貢献してくれただけでなく、その後も有益な付き合いに発展するものとなりました

1人だと、必死に情報をかき集めなければいけませんが、『自分の目標』が周囲に認知されることにより、周囲の人から貴重な情報が入ってくることもあります

 

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目標を口に出す3つのデメリット

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目標を口に出す3つのデメリット
① ドリームキラーの存在
② 達成できなかったときに周囲の目が痛い
③ 口にするだけで一種の達成感が味わえてしまう

1つずつ見ていきます。

 

デメリット①:ドリームキラーの存在

目標を口に出す1つ目のデメリットは、『ドリームキラーの存在』です。

「半年以内にTOEIC800点取れるようになりたい」
「将来独立して起業したい」

このように目標を口にすると、応援してくれる人もいる一方、「そんな野無理だよ」「何言ってるの」と否定してくる人が必ず表れます

私も、「東大の大学院行く」と言ったときは、「今からじゃ無理だよ」「就職しなよ」と何人かに言われました。

やはり、悲しいことに、他人の足を引っ張ることに長けている人は一定層存在し、他者の変化を畏れ、自分と同じ土俵に引きずり込もうとしてきます

「無理だよ」
「諦めなよ」

と言われると、やる気が起きなくなるだけでなく、本当に「無理なのかも…」と諦めてしまう原因にもなります

このようなドリームキラーの人には「目標を口にしない」というのが一番有効な手段です。

 

デメリット②:達成できなかったときに周囲の目が痛い

目標を口に出す2つ目のデメリットは、『達成できなかったときに周囲の目が痛い』ことです。

「来年までに5キロ痩せる!」

と宣言したけど、1年後経っても体重が減っていない場合、「あれ?あの人5キロ痩せるって言ってなかった?」という目で見られてしまいます。(または見られている気がします)

あるいは、「言ったことを守れない」と思われてしまうかもしれません。

一方、周囲に目標を宣言しなければ、達成できなかったことがばれないのでデメリットを回避することができます。

 

デメリット③:口にするだけで一種の達成感が味わえてしまう

目標を口に出す3つ目のメリットは、『道半ばで達成感が得られてしまう』ことです。

人に目標を宣言することは、ある種の達成感を生み出します。

「毎年来年までに痩せる」と宣言している人や、「居酒屋で夢ばかり語る」人がいますが、目標を公言することで半分達成したかのような気持ちになってしまう効果があるのです

実際このような人で、目標を達成している人は見たことがありません。

本来は、目標を達成して初めて達成感を得ることができるのですが、目標を公言して一種の達成感を得ることで満足してしまい、行動できなくなってしまうことが原因と考えられています。

 

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まとめ:有言実行と不言実行のいいとこ取りが最強

いかがでしたでしょうか。

 

目標を口に出すメリットとデメリットをおさらいしましょう。

目標を口に出す4つのメリット
① 公表効果で自分の意識が変わる
② 後に引けない状況をつくれる
③ 応援者がいるとやる気が出る
④ 周囲の人から情報が集まる
目標を口に出す3つのデメリット
① ドリームキラーの存在
② 達成できなかったときに周囲の目が痛い
③ 口にするだけで一種の達成感が味わえてしまう

 

目標は公言すると良いと言われてきましたが、メリットもあれば、実はデメリットも存在します。

私は、東大の大学院を目指すと決めたとき、「絶対東大に行く」と周囲に口にしていましたが、口にする人は選んでいた無意識に限定していた気がします。

それこそ、口にするだけで終わらないように、むやみやたらと人に話しすぎることはしませんでしたし、「無理だよ」と言われた人の前では話題を避けるようにしていました。

結論をいうと、私は、目標を口に出すのと、心にしまうことのメリットを総取りするのが最も目標達成に良いと思っています

 

目標を”口にしない”メリット、デメリットも紹介しています。

合わせてご覧ください。

 

参考文献

TED talk「目標は人に言わずにおこう」(デレク・シヴァーズ)
https://www.ted.com/talks/derek_sivers_keep_your_goals_to_yourself?language=ja

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